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面白スギっ!春のデカアジ捕獲大作戦【富山のご当地・ホタルイカパターンを実釣レポート】

寄稿:豊西和典
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豊西和典(Toyonishi Kazunori ) プロフィール

1963年生まれ 大阪府在住。長い磯釣りの経験に自らの感性を融合させた独自のスタイルで、ライトゲームの世界をマルチに探究し続ける超ライトゲームオタク。激戦区・大阪湾泉南エリアをメインにしつつも、研究のため全国各地への遠征釣行も頻繁に行っている。とにかく現場主義で、年間釣行回数は100回をゆうに超える。エバーグリーン・ソルトウォータプロスタッフ。JLA(ジャパンルアーアングラーズ)所属

こんにちは。エバーグリーン・ライトゲームプロスタッフの豊西和典です。
今回は先日、富山に釣行した際の北陸ライトゲームレポートをお届けします!

富山ライトゲームに出撃!

今回はご縁があり、ロケを兼ねて人生2回目の富山釣行へ。春の富山のご当地パターン「ホタルイカパターン」で、良型アジ&メバルが釣りたくて……。
遅めの昼食として、道の駅で富山の幸を堪能(海鮮丼&白エビ天)。

からのまだ明るい内に現場に到着。出迎えてくれたのは3名のスーパーロコアングラー、ヒロノさん、ハラさん、サワダさん。彼らとは釣りのイベントをきっかけに知り合って、なんと今回は現場でガイドをしてくれることに。
いつも思うんですが、年齢も出身も関係なくこうして繋がって一緒に遊べる釣りって、最高ですよね。

 

富山ご当地「ホタルイカパターン」とは?

ホタルイカが最も湧きやすいのが新月大潮ですが、爆沸きし過ぎてもルアーへの反応が悪くなり釣りにくくなるので、1番期待できるのは新月大潮前の中潮

そして迎えた夕マズメ。僕とヒロノさんチーム、ハラさんとサワダさんチームに分かれて別々のポイントにイン。それぞれ重量級フロートリグでデカアジの回遊を探ることに。

ちなみに、改めて「ホタルイカパターン」とは……
「2月~5月にかけて接岸するホタルイカをエサとして意識した魚を、ルアーで狙う釣り全般をホタルイカパターンと呼ぶということで良いと思います。

ホタルイカが最も湧きやすいのが新月大潮ですが、爆沸きし過ぎてもルアーへの反応が悪くなり釣りにくくなるので、1番期待できるのは新月大潮前の中潮です。

湧き始めのタイミングやちょい湧きの日が最高で、良い日に当たると尺アジ、尺メバルがボコボコになっちゃいます。」とはヒロノさん談。
今回は、まさにその新月大潮前の中潮のタイミングに合わせての釣行なので、期待で胸がパンパンなのです(笑)

 

尺オーバーアジがヒット

すると速攻で、別ポイントに入ったハラさんとサワダさんチームから尺オーバーアジをゲットしたとの着信が。流石っす! それでは、と、僕とヒロノさんチームも潔くそちらに移動。

「ホタパタ(ホタルイカパターン)絡みの釣りは、アタリがなければ粘らない方が良いことが多いですから! 良い場所とイマイチな場所がハッキリ分かれるので、その日、その時、いい場所に入るのが釣果のキモです!」とヒロノさん。

合流して、すでに釣っているハラさんとサワダさんからありがたくアドバイスをいただきつつ、重めのシンカーをフロートにセット。ワームは定番のギムレット2.5インチ、ロッドはフロートの釣りにピッタリのネオ82H-Tで。

少し沖に見えている離岸テトラの間めがけてロングキャストしたら、ゆっくり沈めつつ漂わせる感じで探っていきます。フロートからはドッシリ重たい流れの感触。地元じゃないのでそれが釣れる時の感触なのかは「?」でしたが、富山の潮流のパワフルさを体感していると沖のボトム付近でヌッと小さなアタリがありヒット!

健康的な体系の20cm台後半良型アジ

キャッチしたのは健康的な体系の20cm台後半良型アジ♪ 贅沢ながら思っていたサイズよりも少し小ぶりでしたが、昨年の人生初・富山釣行はスットコだったので初富山アジ。素直に嬉しい。

今度は余裕の尺オーバー。太い

続けてやっていくと、少し時間を空けて同じ感じの釣りで再びヒット。ザラっとした違和感をバシッとフッキングしての超気持ち良いヒットでした。で、今度は余裕の尺オーバー。太い!ボテボテな感じではなく、ヘルシーマッチョな感じですね。

良型のメバルもキャッチ

また、テトラの近くにリグを流すと、メバルもヒット。尺オーバーとはいきませんが十分良型。

その後も、回遊のタイミングで断続的にアタリが。やはり、流れがドシっと効いているタイミングでアタる傾向があり、逆に流れがスカスカのタイミングはアタリがない感じでしたね。いやー、面白い!

 

富山のポテンシャル、恐るべし

尺オーバー富山アジ複数ゲットで僕としては十分過ぎる釣果

結局、この日は夜が深まってもこのポイントで泳ぐホタルイカを見ることはなかったので、ど真ん中のホタルイカパターンではなかったかもしれませんが、尺オーバー富山アジ複数ゲットで僕としては十分過ぎる釣果でした。ガイドしてくれた皆さんには大感謝です。

「実際、全ての条件が揃ってボコボコに釣れるタイミングに巡り合う回数は、僕ら地元アングラーでもそう多くないです!

ただそれ以外のタイミングでも、今日みたいにホタルイカを意識して接岸している魚の回遊が必ずあるので、実績ポイントをラン&ガンしてアタる場所を探せば全然可能性はありますよ。

これから春が進んでいくと、5月頃にかけてホタルイカ以外のベイトもどんどん豊富になって、そうなってくるとデカいマダイのヒットも増えてきます。」とヒロノさん。富山のポテンシャル、恐るべし。

(画像は昨年の釣果)

 

 

一通り釣りをし終えたところで、ホタルイカ掬いに出撃(笑)
眠れない街富山……無事、イッパイ掬えましたよ⁉

そして深夜過ぎ、一通り釣りをし終えたところで、締めに大きくポイントを移動して、ホタルイカ掬いに出撃(笑) 眠れない街富山……無事、イッパイ掬えましたよ!?

 

富山ライトゲーム タックル解説
用意したタックルは、フロートリグ用とプラグ用の2種類

今回僕が主に用意したタックルは、フロートリグ用とプラグ用の2種類。この日は風が強かったことや、釣り場での立ち位置の都合上、ほぼギムレット2.5インチをセットしたフロートリグの釣りで通しましたが、天気が穏やかな日や立ち位置によってはプラグを漂わせるようにして使う釣りが超有効になるとのこと。

フロートリグ用タックル

ロッド:ソルティセンセーションネオ NEOS-82H-T

フロート用のロッドはパワフルながら小さい感触もしっかり伝えてくれるネオ82H-T。今回も大活躍してくれました!

リール:2500番クラス
ライン:PE0.5号+マジックハードR8lb
リグ:19gクラス重量級フロート(シンキング)+ジグヘッド0.4~1g+ギムレット2.5インチ(ナマシラス、レモンチャートグロー、グローチャート、UVクリア など)

プラグ用タックル

ロッド:ソルティセンセーションネオ NEOS-76M-T

プラグ用のロッドは適度なしなやかさで小型プラグが扱いやすいネオ76M-Tをチョイスしてます。

リール:2000番クラス
ライン:PE0.4号+マジックハードR8lb
ルアー:コルセア50コルセア65(スケルトンチャート、ブルームーンダズラー、銀粉稚鮎 など)

 

 

ワーム、プラグ系ともクリア系カラーの実績高し!
荒れ模様の時はチャート系の準備も!

また、ロコアングラーの皆さんいわく、富山湾は透明度が高く、ベイトもホタルイカはじめ。シラスやアミなど透けているものが多いことからワーム・プラグ共にクリア系カラーの実績が高いということ。ただ今回は前週の荒れ模様の影響か少し濁った潮が入っており、そのためかチャート系がよく当たった気がしましたね。

「これから富山に行ってみたい!」という方は、良かったらご考まで。

 

最後に告知!
5月11&12日は富山メバルマッシブが開催!

来月5月11&12日は、富山・魚津で、「富山メバルマッシブ」というライトゲームイベントが開催されますので気になる方はぜひチェックお願いします。

イベントの詳細はこちら
https://www.instagram.com/toyama_mebaru_massive/

メバル釣り大会と、メーカーによる製品展示会が合体した日本最大級のメバルイベントで、選手として釣り大会に参加してもいいですし、もちろん展示イベントだけ見て回るのもOKです。

当日はエバーグリーンブースに僕もいる予定で、ブースでは今回のレポートでも登場しているネオシリーズをはじめ、ロッドを多数展示。ぜひ曲げ比べていってください。皆さんのご来場をお待ちしてます!

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