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【スピネギ!】スピニングによる「根ギング」の優位性とロッドに必要な要素

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HORIZONのフラッグシップ

テンリュウのロッドの中で、ライト系ジギングを担うのが「ホライゾン」シリーズ。その中で、最先端を追求するフラッグシップといえる存在が「ホライゾン・プログレッシブ」だ。

スーパーライトからディープスロー系まで、幅広いジギングに対応する全7モデル(ベイト4機種・スピニング3機種)が揃う。

その中でも特に、ピンポイントに特化したモデルが「HPG632S-ML」。何に特化しているのかというとネギング。その中でもスピニングタックルで狙う、いわゆる〝スピネギ〟にスペシャリティを持つモデルだ。今回はHPG632S-MLについてご紹介したい。

ネギングカスタム!
ホライゾンプログレッシブ632S-ML

ネギングカスタムモデルであるHPG632S-ML、まずは簡単にスペックを。

モデル レングス
( m [ft])
継数 アクション 仕舞寸法(cm) ルアーウエイト(g) ベスト(g) PE
(号)
ドラグMAX(kg) リアグリップ長(mm) 先径(mm) 自重(g) グラス/カーボン(%) 価格(税別)
HPG632S-ML 1.90[6’3″] 2 (O.S.H) RS 141 MAX150 120 MAX2.0 3.0 500 1.8 112 92/8 ¥58,000

天龍公式ホライゾンプログレッシブ詳細ページはこちら 

出典:Youtube「TENRYU CO.,LTD」 

主に山陰地方を中心に人気の高いネギング。ネギングとは、根ギングからきた言葉だという。つまりは、根魚を軸にしたジギングだから、その名が付けられたそうだ。

ただし、ただの根魚ジギングではなく、大型のハタ類からヒラマサといったスプリンターが不意にヒットしてくることもあり、そのスリルがたまらない。

だから単純なライトジギングロッドでは太刀打ちできず、かといってガチガチのジギングタックルでは、操作性の面でも面白味という部分でもマッチしない。ゆえにネギングカスタムのHPG632S-MLが生まれた。

スピネギが有利になる

632S-MLの「S」は当然スピニングを指す。ではなぜスピニングなのかという部分。理由はシンプルで、その方が魚との出会いが多くなるから。

アンダーハンドでキャストし、ハーフピッチジャークをベースにして誘い上げる。キャスト地点からのハーフピッチなので、縦方向ではなく斜め横方向にリズムよくジグがヒラを打つような演出になる。ターゲットが身を隠す根から、大きく離れることのない〝上げ〟の誘いがスイッチを入れる。

フォールではなく、あくまで上げ。そしてハーフピッチの細かなヒラ打ちが、半ば強制的に魚に反応をさせるわけだ。

だから、全体的に張りがあるレギュラースローテーパー。連続したショートピッチで誘い上げられる仕様にしている。テンリュウおなじみのマグナフレックス製法を非採用としているのも、適度な張りでメタルジグの操作性を重視したゆえ。

不意に襲う大型に対応するために

そして、先にも述べた通り、不意に襲うヒラマサやハタなどのビッグサイズ。これに対応するため、まずはC・N・T(カーボンナノチューブ)素材をバット部にコンポジット。驚異の粘りを発揮する。

ストレートポンピングに対応

それだけではなく、グリップ長にも工夫が見られる。そうした大物も想定して、やや太めのPEで行うことが多いネギングだが、太いといってもPE2号程度。そもそもがライトジギングといえる範疇。

それでヒラマサやハタなどと対峙する。だからリールシートからグリップエンドまでの長さを、他の機種に比べ長くし、ストレートポンピングでのファイトを行いやすい設定としている。

ライトジギングロッドで、ライトラインで、限界ギリギリのファイトを制するために計算し尽くされたネギングカスタム・ホライゾンプログレッシブ632S-ML。

テクニカルに攻めて掛ける楽しさ、何がくるか分からないドキドキ。刺激的な楽しさがある釣りなのでぜひぜひチェックを!

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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