老舗イカ釣り用品専門メーカーでお馴染み「KEYSTONE(キーストン)」。
さて、ご存知の方も多いのではないでしょうか? 発売から10数年経つ超ロングセラーアイテムとして、多くのエギンガーから絶大な支持を得ている“エギシャープ”。
エギングの基本性能である“感度”、“ダート性能”、“沈下姿勢”、“操作性”、“飛距離”が追求され“トータルハイスペックなエギ”とも呼ばれる超スタンダードなモデル。
発売当初から目玉やカラーが少し変更はされましたが、ほとんど姿を変えることなく、当時から完成されたエギとして今もなお多くの愛用者が存在する中、より攻略幅を拡大すべく3月末にリリースとなったNEWモデル「エギシャープα 4.3号」。
先行してスローフォールモデル「V0+」が登場しましたが、4月はスタンダードモデル「V1」も登場! という訳で今回は改めて魅力をおさらいしていきたいと思います!
エギシャープα 4.3号【KEYSTONE(キーストン)】
開発期間約9年。
“+αの1杯を、+αの楽しさを”がコンセプト。遂に両モデルが揃うことになりました「エギシャープα」。オリジナルモデル3.5号、3.8号では獲れないイカ、もしくは反応しないイカを攻略するための新たな一手。「エギのサイズが変わることで、反応するイカの個体も変わる」。そんな長年の経験と事実を製品開発へフィードバック。
2024年エギシャープの攻略幅が拡大する年に。
サイズ | タイプ | 重量 |
4.3号 | V0+ | 23g |
V1 | 24g |
KEYSTONE(キーストン)公式「エギシャープα」詳細ページはこちら
ご覧の通りシリーズ最大サイズの4.3号。
そしてご覧の通り釣れるイカも当然デカイ。より大型攻略が可能になると共に、サイズアップによる水中の安定性やアピール力の違いで反応する個体もシッカリ釣れる仕様。
2015年から約9年間「エギシャープα」に求めた要素とは?
約9年間の開発期間。
そんな長期間の開発期間の中で「エギシャープα」に求められた要素が以下。
大型サイズに対応する傘針と、強靭なカーボンシャフトを採用すること 。
アピール力はそのままに、水中姿勢の良さとシャクリの軽さを実現すること。
重量を25g以下にすること。
では、これらの要素にそって製品解説へと移りますね。
大型傘針&強化カーボンシャフト
2kgや3kg…また、より大型を獲るため。
オリジナルとの変更点をまずお伝えさせていただくと、3.5号、3.8号に標準装備の傘針は“KS06号”でしたが、今作に関して大型の傘針“KS10号”の採用と共に、その傘針を固定するシャフトには強靭な“カーボン製シャフト2.5mm”が標準装備となっています。
オリジナルモデルの傘針は一般的なサイズ感で実釣においても問題はありませんが、イカのサイズが2kg3kgを超えてくる場合、状況によって少し不利な場面も…。そんな大型とのやり取りを安心して行えるように、より強靭な傘針とシャフトを採用。
ただ、単純に大型の傘針を採用してしまうと傘針の重量が重くなることで、エギ後方に重心がズレてしまい、バランスが悪くなってしまう。オリジナルモデルの傘針1つの重量は0.82gに対し、今回新たに採用された傘針1個の自重は1.45g。約2倍の重量差…。
そんな自重の差をカバーできるのも「KEYSTONE(キーストン)」独自技術と、ある素材があってこそ。では引き続き魅力を。
水中姿勢とシャクリ時の軽さを求めて
相手が大型にもなれば、磯場の釣行が多くなることも。
潮の流れやウネリ、風、磯の地形といった、複雑な流れでエギを安定させるのも至難の業。ただ、「エギシャープα」は安定した水中姿勢を誇ります。
4.3号というボディサイズの大きさと、0.1mm単位で調整された緻密なレングス設定。それとオリジナルから受け継がれている「KEYSTONE(キーストン)」ならではの素材“硬質発泡ウレタン”の採用で、水中の安定性はモチロン自重の軽さも相まって、このサイズ感にも関わらずシャクリ時の軽さと軽快なダートアクションを演出可能。
MLクラスのエギングロッドでも快適に扱うことを可能に。
重量25g以下のメリット
「エギシャープα」の自重は25g以下。
開発当初の自重は28g程度。「エギ大分プラプラ4.5号」の自重は31gの為、重量に関して問題無いようにも思えますが、開発当初からの目標は25g以下。
その理由…。
1タックルしか持って行けない磯場や、リーフエッジでエギローテーションの1つにしてもらいたい
長時間シャクリ続けても、疲れにくいシャクリの軽さを実現したい
開発期間が長引いた理由も“25g以下の重量クリアが非常に難しかった”から。 何度も金型を作り直しては微調整。結果4.3号V0+(23g)、4.3号V1(24g)に。
全10色展開
カラーラインナップは、オリジナルモデルから高実績なモノが選び抜かれた10色展開。ぜひ各カラーを使い分けて春のドデカイ個体を。
4月でひとまず両モデルが揃いますが、他にも現在4.3号V0、V2、2.5号、3.0号、4.8号などなど…追加モデルも企画考案中なんだとか。今後の動向からも目が離せません。