前田純(ガイド前田)(Maeda Jun) プロフィール
マザーレイクでドデスカンサイズを追い求める、ガイド前田の愛称で親しまれる超ベテランガイド。スポンサーはデプス、ダイワ、次元、ハヤブサ、レインズ、ホンデックスなど。愛知出身・滋賀在住。
ナナマルを獲る方法
みなさんどーも、ガイド前田です。ビシバシ釣っちゃってますか?
X(旧Twitter)でのインプレッションが23万超えとプチバズっているので既にご存知の方も多いと思いますが、先日、琵琶湖南湖にてゲストさんが70cmオーバーの6,610g(ボート上での計測)を釣り上げました。
タックル等はこのルアーニュースRでも速報で取り上げてもらっているので割愛させていただきます。
【出たぞモンスターバス!】琵琶湖南湖にて正真正銘「ナナマル」捕獲!
実はそのナナマルを釣り上げたゲストさんの翌日にも、一回り小さいのですが、65cmオーバー(70近い)の6キロはあるだろうな~ってバスをネットイン寸前のボート際の突っ込みでラインを出しすぎてバラすという、やってはならないことをしでかしたゲストさんがいたことはナイショにしておこうと思っていましたが書きました(笑)。
魚は何度もハッキリと見えているだけに、ゲストさんも私もとても悔しい思いをしました。
バラす原因とクラッチワーク
バラしてしまった原因はクラッチワーク。具体的には、ボート際の突っ込みで魚に引かれてラインがパンパンに張ってクラッチが切れない状態。テンパって力任せにクラッチを切ってしまい、完全にテンションが抜けてフックオフ…。
魚に引かれてラインがピンピンに張った状態では、クラッチは切れません。ピンピンになる前に切っておいて親指で対応するのが理想ですが、慣れていないとなかなかできないですよね?そのような場合に遭遇してラインがピンピンに張ってしまってクラッチが切れない状況の時には、親指でスプールをラインを巻き取る方向に押さえながらクラッチを切ると切れるので覚えておくと良いです。
この他にも、姿は見えませんでしたが明らかにロクではないでしょ!って魚をバラシちゃったゲストさんも…。なかなか間違いを犯さない(ルアーに食いつかない)特大のヤツら。色々なタイミングが重なることでやっと訪れるワンチャンスをしっかりとモノにしないと獲れません。
連日ロク超え
さて、最近の琵琶湖ガイドですが、ナナマルを釣ってもらった日から今日までほぼ毎日ロク超えは釣ってもらっております(もちろんアタリすらない日もありました)。
ただ、ここ数日で気温が上昇。水温も上昇してイチャイチャ(ペアリング)してる魚たちも増えてきていて、使うルアーも釣り方も変わってきています。琵琶湖周辺の桜もやっと咲きだし、今後は一気にスポーニングが加速しそうな雰囲気。
みなさんの思い思いのルアーやリグでロクマル、ナナマルを狙っちゃってください!
琵琶湖は夢のあるフィールドだ!
決して簡単には釣れないし、たくさん釣れることも少なくなった琵琶湖ですが、これだけデカくて太く、重たい魚が釣れるのは琵琶湖ならでは。まさに夢のある湖です!ましてや「特別なルアーを使った」とか「特殊な釣り方をした」とか「プロじゃなきゃできないような凄いワザを使った」とかでもなく、今ではみなさんが普通にやっているヘビスコ(スイムジグ)でナナマルが釣れた、ということが私的にはとても驚いています。
ってことは、言い換えれば誰にでもチャンスがあるということ。夢がありますよね!そんなチャンスを逃さないためにも、「ラインは良いモノを使う」、「1匹釣ったら結び直す」、「フックポイントは常にトキントキン」、といった私が昔からずっと言い続けていることを実践していただけたらと思います。
それから、この時期に限ったことではありませんが、お魚たちにとって特に大切な時期です。お魚たちを大切に扱ってあげてください。
ではまた…。