ルアーニュースRをご覧の皆さん、こんにちは。スミスの礒野です。
いきなりではありますが、今回からエリアトラウト用アイテムに関するネタをルアーニュースRから小出しで発信していこうと思っています。かなりマイペース更新ですが…汗。
ということでまずは、礒野流のルアー開発のプロセス(こだわり)を紹介させてください。
妥協なしの開発環境で生まれてくるルアーたち
毎日のようにCADをいじって、実釣やスイムテストをした翌日には次のサンプルを実際にカタチにして確認できる。何なら釣り場へPCを持ち込み、実釣をしながらその場でイメージをカタチにしてしまう。
そんな脳内のイメージをいち早く具現化できる環境作りを、ここ数年でより強化してきました。
ルアーに求める要素への表現力をより豊かに、一見遠回りとも思える細かな検証まで徹底的に繰り返していくことで「やっぱりこれがベスト」と自信を持てるものへと仕上がっていきます。
パペット・サーフェスの兄貴分
「パペット・モア」がまもなく発売予定!
釣りフェスティバルにも展示し、情報は少しだけ出していましたがようやく発売の予定が立ちました。全国各地のエリアトーナメントでウイニングルアーとなっているパペット・サーフェスの兄貴分の「パペット・モア」が新たに登場。
5月に発売予定です。もっと遠くの魚も狙うため、また、魚のやる気を強く引っ張り出せるアピールを持たせるために重心移動システムを採用しています。
※パペット・モアの詳細は近日中に公開
そして新たなサーフェス戦略を開拓中
そしてパペット・サーフェスよりも大幅に小さく、アクション&誘いコンセプトの全く異なるNewルアーも別途開発中。
「カディス(仮名)」
キモとなる部分は発売時期が近づいてきた頃に改めて発信していきますが、ジャンル的にはパペット的でもあり、スティル的でもあり、でもどれでもないというか(すごく曖昧な表現…)。狙う魚はちょっと違うんです。
狙っている魚にベストな設定となるよう何十種ものサンプルを作り、ベースとなるものはすでにカタチになっています。ただもっと細かく検証をしておきたく「やっぱりこれが良い!」となるのか「もっと良くできるはず」となるのか?様々な環境でテストを繰り返していきます。
史上最弱設定?なマイクロクランク
仮名「ダンゴウオ」
見たことある方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、各メディアで使ってきたマイクロクランクです。
このダンゴウオには、かなり明確な設定があります。それは今のマイクロクランク激戦区でも確実にないと言い切れるもの。
強いルアーパワーを持っていますが、最後まで細かな検証をやり切ってから発売したいので、もう少しお待ちください。
Newジャンル?フォールベイトは一筋縄ではいかず奮闘中
構想は約10年ですが、新しい誘いのジャンルを開拓しています。反応させるまではなかなか良い具合になってきました。動きもユニーク。でも、反応させられてもフッキングの確率はまだまだ良くない(やり始めた時点でそうであるのは分かっていましたが)。
私的には、エリア用のルアーはいくら反応させられてもフッキングに苦労するもの、水中でのルアーの様子が分かりづらいものはNG。イメージ通りに誘えて、イメージ通りにフッキングできる〝再現性〟が重要なんです。
これがしっかりクリアできない限りは製品化する予定はありません(断言)。
なので製品化できた時には自信を持って使ってもらえるところまできた、と思ってください。
このフォールベイトについては、フック位置や水の抵抗、浮力などでフッキングさせやすくする方向に持っていくのは当然必要で、色々と試してきました。
ただ、正直そこにはある程度限界点がある事も分かりました。そこで“ある要素”が今後の展開を左右していくと再認識。それはかなり地道ですが、画像のものからさらに改良して検証を繰り返しているところです。
もう一つの新ネタも…
さらにもう一つの新ネタも少しずつ近づいてきた。
これはまだ画像もお見せできませんが、これもロッドアクションをさせるタイプの新しいタイプであるとだけお伝えしておきます。
動きは最高、トラウトが好きなタイプの動きかは要検証。うまくいけばエリアトラウトの域も越えて展開できるかもしれません。
まだまだ他にも伝え切れない開発アイテムがたくさんありすぎて…(汗)。
実はまだまだ数え切れない程のエリアトラウトの開発品が。いずれも「やっぱりこれがベスト」と思えるものでないと出す意味がない、そんなモチベーションでどんどんトライ&エラーを続けています。
YouTubeチャンネル「トラウトゼミナール」も必見
私(礒野)のYouTubeチャンネル「エリアトラウトゼミナール」でも情報公開予定!
開発者ならではのマニアックな話はエリアトラウトファン必見。今後の新製品についてはここでも紹介していきます!
https://m.youtube.com/@areatroutseminar
本気で取り組むモノづくり、スミスの今後の展開にもぜひ注目していただきたいと思います。
次回の更新はいつになるかは…分かりません(笑)お楽しみに!