バス釣りで、濁りはプラス要因⁉ それともマイナス⁉ ニンジャ流・濁り攻略法
【本文・解説】センドウタカシ(ニンジャ)
暑さも一段落して過しやすい日が増えてきましたね。いよいよ、釣りにも好適なシーズンの到来です。
ということで、今回のお題は濁りの攻略。濁りとひと口にいってもいろんなタイプの濁りがありますが、みなさんは濁りに対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
私の場合は自然由来の濁りなら、基本的にポジティブな方向に作用することの方が多いと感じています。特にクリアウォーター~ステインウォーターで、人間からバスを視認できるような場所では、濁りは圧倒的にプラス要因となることが多いと考えています。これは単純にバスからルアーや人の存在を確認しづらくなるのでバスをダマしやすくなるからですね。
とはいえ、通常時よりも濁っているわけですから、バスの視界も狭まっており、より的確にルアーを見せることができなければ、バイトがまったく取れないということも十分に起こりえます。
よく、濁った時に「タフった」、「濁りで口を使わなくなった」ということがありますが、それ以前にルアーをバスの目の前に通せていないからバイトがで出ない、というケースは非常に多いのです。
そういう時に有効なのが、クランクベイトやスピナーベイトなどの、いわゆるアピール力の強い巻きモノ。
といっても巻きモノだから釣れる訳じゃありません。ワームを投げて普通に釣れちゃうことも多いものです。
アピールできる“強い”巻きモノで手数を増やしていくことによって、バスとルアーの遭遇率をあげていく
ただ、濁りによって視界の狭まったバスに、ワームをプレゼンテーションしていくのは効率が悪くなりがち。したがって、濁りの中でもしっかりアピールできる“強い”巻きモノで手数を増やしていくことによって、バスとルアーの遭遇率をあげていこうという発想の転換的なところが大きいのです。
実際のところ、流れ込みや冠水植物など自信を持って撃ち込める場所には、ワームやジグなどを撃つことの方が多いですし、濁りが澄み始めるぐらいのタイミングでトップウォーターが炸裂なんてことも多々あるので。
という感じですが、濁りの中にはネガティブな要素を含んだ濁りもあるので、その点は要注意。特に農薬などの薬品が混ざった水や、明らかに不自然な色の濁り、これからの時期起こりやすいフォールターンオーバーによる水質の悪化は、バスにとってもよくないことが多いです。
これは、臭いや油膜、自然由来ではない浮遊物などが漂ってたりすることもあるので、比較的判断しやすいと思います。
また、水面をかき混ぜた時に泡が消えないというのも、よくないケースが多いのと、新しめの魚の死骸が浮いている場合などは完全にアウト! と判断して場所移動しましょう。
言い訳にせず的確な状況判断で強気な釣りをする! これが濁り攻略の必勝法
と、こんな感じで濁りを言い訳にせず的確な状況判断で強気な釣りをする!
これこそが、濁り攻略の必勝法。
濁った場所ではスピナベ、クランク。
流れ込みやカバーにはワーム、ジグ。
澄み始めの兆候が見えたらトップウォーター。
これが我輩の基本パターン。覚えておいてソンはないと思いますよ~!
大型台風に豪雨、巨大地震と自然災害続きの今日この頃。みなさま、健康と安全には十分気を付けて、秋の釣りを楽しんでくださいませ!
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出典:DUEL MOVIE DUEL Co,.inc Official Youtube