エギシャープ。
エギング黎明期から第一線でエギング界を牽引するイカ釣り用品専門メーカー「KEYSTONE(キーストン)」の代表作であるエギ。
KEYSTONE(キーストン)公式「エギシャープ」詳細ページはこちら
“トータルハイスペックなエギ”と呼ばれ、エギングに求められる“感度”、“ダート性能”、“沈下姿勢”、“操作性”、“飛距離”を追求し、当時から完成されたエギであったため、発売から10数年経つ今もなお、目玉やカラーが少し変更された程度で、姿は当時のまま。ただ、そんな万能さを秘める中で、よりエギングを突き詰めると見える世界。
「既存サイズでは獲ることのできない個体が存在する」。
それを解決すべく、水面下で開発が進められた新たなエギシャープ。
エギシャープα 4.3号【KEYSTONE(キーストン)】
+αの1杯を、+αの楽しさを。
をコンセプトに開発。開発期間約9年を経ていよいよ登場「エギシャープα」。
オリジナルモデルである3.5号、3.8号では獲ることのできないイカを攻略するための新たな武器。「エギのサイズが変わることで、反応するイカの個体も変わる」。そんな長年の経験による事実を製品開発へ落とし込み、より攻略幅を拡大。
サイズ | タイプ | 重量 |
4.3号 | V0+ | 23g |
V1 | 24g |
KEYSTONE(キーストン)公式「エギシャープα」詳細ページはこちら
ご覧の通りサイズはシリーズ最大の4.3号。
より大型攻略が可能になったと共に、サイズアップによる水中の安定性やアピール力の違いで反応する個体もシッカリ釣ることができるように。先行してスローフォールモデル4.3号V0+を、4月にスタンダードモデルの4.3号V1が発売予定。
2015年から約9年間「開発にあたり掲げていた目標」とは?
特長解説の前に「エギシャープα」が約9年間の開発期間で、掲げていた目標をまずお伝えします。
大型サイズに対応する傘針と、強靭なカーボンシャフトを採用すること 。
アピール力はそのままに、水中姿勢の良さとシャクリの軽さを実現すること。
重量を25g以下にすること。
では、これらを踏まえた上で特長解説へ移らせていただきます。
大型傘針&強化カーボンシャフト
2kgや3kg…いや、それよりも大型を獲るために。
オリジナルとの変更点をまずお伝えさせていただくと、3.5号、3.8号に採用されている傘針は“KS06号”だったのに対し、今作に関しては、大型の傘針“KS10号”の採用と共に、その傘針を固定するシャフトには強靭な“カーボン製シャフト2.5mm”が標準装備。
オリジナルモデルの傘針は一般的なサイズ感ではありますが、イカのサイズが2kg3kgを超えてくると、状況によって少し不利になるケースも。そんな大型とのやり取りを快適に行うことができるように、より強靭な傘針とシャフトを採用。
ただ、安易に大型の傘針を採用すると傘針の重量が重くなり、エギ後方に重心がズレてしまってバランスが悪くなってしまう。オリジナルモデルの傘針1つの重量は0.82gに対し、今回新たに採用された傘針1個の自重は1.45g。約2倍の重量差…。
そんな自重の差をカバーできるのも「KEYSTONE(キーストン)」独自の技術と、とある素材があるからこそ。
水中の安定性とシャクリの軽さを追求
相手が大型にもなれば磯場の釣行が多くなることも。
潮の流れやウネリ、風、磯の地形などなど…。複雑な流れでエギを安定させるのも至難の業。ただ、「エギシャープα」は水中の安定性がピカイチ。
4.3号というボディサイズの大きさと、0.1mm単位で調整された緻密なレングス設定。それとオリジナルから受け継がれている「KEYSTONE(キーストン)」ならではの素材“硬質発泡ウレタン”の採用によって、水中の安定性はモチロン、このサイズ感では考えられない自重の軽さも相まって、シャクリの軽さと軽快なダートアクションを演出可能。MLクラスのエギングロッドでも快適に扱うことができます。
重量25g以下のメリット
「エギシャープα」の自重は25g以下。
開発当初の自重は28g程度。「エギ大分プラプラ4.5号」の自重が31gなので、その重量に関して問題無いようにも思えますが、開発当初から目標は25g以下。
その理由というのが…。
1タックルしか持って行けない磯場や、リーフエッジでエギローテーションの1つにしてもらいたい
長時間シャクリ続けても、疲れにくいシャクリの軽さを実現したい
これらが理由。
開発期間が長引いてしまった理由も、25g以下の重量クリアが非常に難しかったから。 何度も金型を作り直しては微調整。結果4.3号V0+(23g)、4.3号V1(24g)を実現。
全10色展開
カラーラインナップは、オリジナルモデルで特に実績のあるカラーが厳選された全10色展開。ぜひ各カラーを使い分けていただきながら春イカ攻略を。
今後、4.3号V0、V2、2.5号、3.0号、4.8号などなど。
追加モデルを企画考案中だそう。これからの動向も目が離せませんね。