=残りウイードで釣るしかない=
琵琶湖は台風21号でウイードが吹き飛び、南湖内のウイードは西岸を中心にカナダモが壊滅。特に西岸はヒドく、堅田から浜大津までウイードを見ることができない。過去25年で、もっともウイードが少ない状況となっており、正直この先のパターンが読めない。
では、ウイードがなくて釣れていないのかといえば、そうではない。東岸のシャローにわずかに残ったカナダモ、エビモ、フサモでみんなが釣りをしている。そして、ちゃんと釣果をあげている。
残りウイードを探して釣っていく方法は、主に東風の爆風の影響を受けなかった東側に限られ、木ノ浜、赤野井、下物、北山田、人工島水路となってくる。浚渫、シャローというエリアになってくるので、必然的に狙うべき場所、ルアーは限られてくる。
浚渫エリアの場合はフサモ、エビモとなってくるので、ガード付きラバージグ、パンチショット、フリーリグ、TX、ヘビーDS、DS、ネコリグとなってくる。
ただ、これらのエリアは東岸にあるのだから、北西からの風を受けた時に釣果が一気に下がる。これからの時期に多い北西風が吹くと北湖にも逃げられないので、北西風が吹く=琵琶湖全域で釣果が下がることになる。
ウイードが東岸にだけ残っている状況から、南湖の釣果は北西風に弱くなり、この先の秋から冬にかけての季節風が吹いた時でも東岸中心に釣りをするよりほかないだろう。西岸でウイードのほとんどないディープにベイトが入ってきてアラバマ系などの釣果があがればよいのだが、そうでない場合は東岸の残りウイードでのバイブレーション、クランク、浚渫でのラバジ、メタルバイブ、ヘビーDSというのが今後のパターンとなってくるだろう。