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全国の港を楽しみ尽くす!?超々バーサタイルなライトSWゲームロッド「Beams inte7.7UL」のインプレッション【Fishman/2024年新製品】

寄稿:柿本岳志
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皆さんこんにちは。愛知のフィッシュマンテスター柿本岳志です。

先日、ついに全国一斉予約日が公式にアナウンスされた、2024年新作ロッド2本のうちの1本Beams inte7.7UL

フィッシュマン公式「Beams inte7.7UL」詳細ページはこちら

ロッドの構想自体はかつてBeams inte7.9ULを使う中で6.4ULの開発に携わった頃からあって、Fishmanのボスであるケンさん(赤塚ケンイチ氏)を説得し、開発が始まったのがもはや懐かしい…。

そんな新作のinte7.7ULですが、既存の7.9ULや6.4ULと何が違うのか?という問い合わせをよくいただきます。そこで、今回は既存のinteシリーズとの違いを解説していきたいと思います。

柿本 岳志(KAKIMOTO TAKESHI) プロフィール

ライトソルトからクロダイ、シーバス、淡水魚まで…四季折々、ルアーで狙える魚をオールシーズン追いかけ続ける愛知在住のマルチアングラー。

7.9ULと6.4ULそれぞれの特長

そもそも7.9ULと6.4ULとは

Beams inte7.9ULはブランクの柔軟さでアングラーをサポートし、キャストからファイトまでオートマチックにこなす“ただ巻き”を得意とする乗せ調子に振ったロッド。一方で感度の面に関してはバツグンに良いかと言われればそうでもなく、また操作系ルアーを扱うには少しコツがいるのも事実。

対して、張りのあるロッドといえばBeams inte6.4UL。6.4ULは“掛け”に重点を置いているので、ティップの先まで芯の通ったロッド。ボトム感知能力にも長け、ジグヘッドのような太軸の針の扱いにも長けています。感度で言えば7.9ULよりも良く、短かく張りのある分だけ操作性が良いのが特長です。ただ、どちらかといえばプラッギングではバイトをはじきやすく、またショートロッドゆえ飛距離の割にラインメンディングがしにくいという事実も。

Beams inte7.7ULのコンセプト

相反する特長のある7.9ULと6.4ULを使い分ければ、それで良いといえば良いのですが、アングラーとは欲張りなもの。プラッギングなどの巻き、ドリフトの釣りでもバイトを弾かず、ワインド、マイクロメタルなどのアクションをつけるリグも快適に扱えるロッド…欲しくないですか?

そこで7.7ULなんです。そのコンセプトはライトゲームのスーパーバーサタイルロッド。つまり、巻き~ワインドまで広くカバーするロッドです。

キモは張りとしなやかさを併せ持つティップにあり

最大のポイントは“張りとしなやかさを絶妙な割合でブレンドしたティップ”にあります。イメージとしては7.9と6.4の中間。ギリギリバイトを弾かないしなやかさを持たせ、ワインド時もリグのもたれ感を感じさせない張りを実装。

魚が掛かるとしなやかに曲がるティップ部に対し、ベリーは6.4に近い張りのある仕上がり。ULクラスに収まる範囲内で極限の張りを持たせることでメリハリのあるロッドアクションとメンディング、さらには遠投先でのリフトに優位性を持たせました。

張りがある…とはいえ表記こそ下限2gに設定したものの、セッティングを出せば1g台のジグヘッドまで投げられる汎用性も兼ね備えています。

写真でもわかるようにキャスト時は激曲がり。しかし7.9ULよりも収束は早い。Beamsの名を関してはいますがベリーより下のブランク特性はBRISTシリーズのそれ。そこから無駄をそぎ落としFishmanブランクの特性を残しつつ軽量化にも力を入れました。

6.4ULの張りとこだわりのグリップ長による取り回しの良さ、7.9ULのしなやかさを同居させ、1g台のジグヘッドから7gのフロートまで幅広いリグを扱えるまさにULベイトの革命児と呼べるロッドに仕上げました。

不意の大物にも…

メバルはもちろん、ライトロック、チニングなど様々なターゲットに対応可能。もちろんバットはFishman仕様。不意の大物にも対応可能です。

まさに魚種解禁といえるBeams inte 7.7UL手軽な漁港からハードな磯まで、皆様のライトゲーム生活をより楽しく、よりエキサイティングにすることをお約束します。

掛け重視の6.4UL、乗せ重視の7.9UL、そして新たに加わるバランス重視のオールマイティーに使える7.7UL。ちなみに、2024年3月27日午前11:00より全国一斉に予約開始となり、5月下旬~7月入荷予定となっています。お楽しみに!

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出典:YouTubeチャンネル「Fishman」

出典:YouTubeチャンネル「Fishman」

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