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「ENDSVILLE(エンズヴィル)」から2024年に復刻となる“フルソリッド62シリーズ”の、キャスティングモデル「EC62LFS」について、記者自身がエンズヴィル担当スタッフの方へ伺った内容を紹介した記事。まだご覧になられていない方は、ぜひチェックしていただいてから本記事へお進みください。
さて、今回はスピニングモデル「ES62LFS」についてです。
質問内容① 「ES62LFS」もベイトモデルと同じ仕様ですよね?
はい。フルソリッドブランクは、カーボン削り出しなので、基本的にはベイトモデルと同じ仕様ですが、スピニングだからこそのフルソリッドの活かし方があります。
質問内容② 具体的にどういうことでしょうか?
スピニングモデルの特長は、まず軽いルアーを扱えること。
また、ラインを送り出すためのスプールの抵抗がないため、軽いルアーでもバーチカルに落としていける点にあります。こうした特長を活かせるケースとしては、軽いルアーを縦ストラクチャーに落としていくようなケースです。
ベイトだとスプールの抵抗で、手元の方にルアーが流れていってしまいますが、スピニングだと、よりタイトに落としていくことができます。
これはスピニングの特長ですが、アタリが出てからがこのフルソリッドモデルの真骨頂です。
質問内容③ その真骨頂とは?
フッキングしてから引き出すまでのパワーを伝達する速度が違うといえるでしょう。
通常のEXファーストのライトパワーモデルだと、穂先を持っていかれてしまいますが、このモデルは、フッキングから引き出すまでの支点がパラボリック、加重によって変化してくれるので、主導権を譲ることなくマネジメントできます。
質問内容④ カバーに巻かれる前に引き出せるということですね
はい。立木エリアはモチロン、テトラエリアのような、タイトに落として引き離すまでの時間勝負といった状況では、そのポテンシャルを十分に発揮してくれるでしょう。
質問内容⑤ ディープエリアの釣りでも活躍しますか?
はい。コレはベイトモデルに共通する部分ではありますが、バーチカルに落としていく釣りですね。スピニングは、ラインがフリーな分、早く落としていけるので、バーチカルシューティングの釣りには最適だと言えるでしょう。
ここでも、フッキングまでの時間が勝負になりますので、フルソリッドのパラボリックアクションが活きることになります。
質問内容⑥ 同じ仕様とはいえ別物ですね
はい。本来、バス釣りは効率性を突き詰めていくゲームで、その場面場面の効率性を追求した結果として、クランクベイトやスピナーベイトといったルアー種別が作られてきたと考えています。
スピニングを手にするには、それ相応の効率性がそこにあります。「ES62LFS」は、その求めるべき効率性に対して、十分に応えてくれるモデルと言えるでしょう。
モデル名 | アクション | パワー | 適合ルアー | 適合ライン | 寸法(cm) | 継数 | 価格(税込) | 本体価格 |
ES62L FS | Fast | ライト | 1/32-1/4oz | 2-5lb. | 188 | 1 | 63,800 | 58,000 |
エンズヴィル公式「ES62LFS」詳細ページはこちら
質問内容⑦ エンズヴィルのスピニングラインナップの予定は?
70シリーズという7フッターシリーズのリリースを予定しています。
「ES70ML」とソリッドティップモデルの「ES70ULst」です。現在、サンプルモデルを作成中ですが、これらの詳細については、近々お知らせできると思います。