月イチ連載 山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
山田ヒロヒトが注目の新作エギ「エメラルダス・アモラスジョイントを超解説」香港での爆釣劇もレポート
山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール
各地のフィッシングショーでお披露目となったショア用の新型エギ「エメラルダス・アモラスジョイント」。
今回は、このジョイントエギ、「アモラス」について語りたいと思います
さて、この「エメラルダスジョイント アモラス」を語るにあたって、まずは、なんとも刺激的な水中の動きを動画でご覧ください。
けっこうヤバい動きをしてくれるでしょ!
さて、昨年、ボート用のジョイントエギが登場し、各地で釣果を出しまくってくれていますが、今年2024年は、このショア用のジョイントエギ「エメラルダス・アモラスジョイント」が2024年3月に登場します!
ダイワ公式 エメラルダス アモラスジョイント特設ページはこちら
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ちなみに昨年登場したジョイントエギ「エメラルダスボートジョイント」は元々、沖縄の遊漁船キャプテンズの船長でもある、仲村船長が考え出したエギです。
キャプテンズ・オキナワ公式サイトはこちら
沖縄でのレッドモンスターで自作エギのジョイントを使い込んで数多くのアオリイカを釣った実績から、ダイワが本気の量産に乗り出したというわけです。
当初は、ショア用のエギを先に発売するべくテストをかさねていたのですが、重量がより軽くなることでバランスや動きがよりシビアで作るのが非常に難しく、思いのほか時間がかかってしまい、ボート用が先に昨年発売されてしまったとというのがホントのところ。
そんな中でも、ショア用のエギの開発が進められてきたのですが、途中、実現できるかどうかも微妙な情勢の中、ひらめきと知恵を絞り倒して、今回の形状、構造となり、完成したのです。
開発の途中では、シャクった時にエビぞりになってしまうような動きによってエギとラインが絡んでしまうような問題点など、開発には苦戦を強いられたのですが、なんとかクリア。そのあたりは気長に付き合ってくれたダイワのエギ開発陣にも感謝しています。
そんな感じで長い開発期間をかけ1つ1つ問題点を全て解決していく中、数多くのプロトを作成しテストを重ねていたのですが、正直、釣れるは釣れる、使えば使うほど手応えを感じて、私自身、これはいけると確信! 完成させることができました。
縦のジョイント構造で、様々な誘いが可能
完成したアモラスジョイントの特長としては、縦のジョイントとなっているので、ドルフィンキックのような魚の動きや出せたり、クイックにアクションさせると、エギが逃げるような動きにさえ見えてくる艶かしさを出すことが可能になっています、
これまでのエギをは全く違う誘いが可能で、それらをうまく利用しながら扱っていくわけなのですが、その工夫が楽しんですよねぇ。
これまでにない誘いをつける楽しさが広がり、釣れたではなく釣った感を強く持たせてくれるのが、このアモラスジョイントの大きな魅力の1つにもなっています。
2つのアイポジションがある
なおアイの位置が2箇所あるのも特長です!
アイが頭側と鼻っ面側といったらいいでしょうか? この二箇所のアイを使うことで、エギの動きも変わってきます。
簡単に、1つの例としてお話をしておきます!
まず頭側に装着した場合、強めにシャクリを入れると横方向へのダートを作りだすことができます。
そうすると水の抵抗が大きくなりますので潮かみもよくなってきます。
シャクった時にエギの浮上も抑制できるので、できるだけ同じ層を漂わせてアクションさせる場合には、この操作法が、とてもイイ感じなのです。
逆に鼻っ面側のアイを使用した場合は、より縦のジョイントとしての艶かしい動きが出しやすく、エギを今までにない動きでスイミングさせることが可能です。
産卵期のナーバスな個体に対して、シャクると逆効果になる時にも、フワフワと漂わせて誘うことが可能となります。
より、繊細なアクションにはなりますが、今までのようにロッドを動かしすぎない使い方ができますので、側でその操作を見たら、何釣りしてるんだろう? と思われるかもしれません、
とはいえ、そういうトコロが使い手の扱う楽しさをより大きなものにしてくれるに違いないとも思っています。操作法に関してはこれから動画をどんどんアップしていきますので、その辺は楽しみにしていてください!
各地でかなりいい釣果を叩き出してきているのですが、今回は、香港での釣りの模様を少し写真も入れながら紹介させて頂きたいと思います。
香港の釣りを紹介
香港は、基本的にはボートになるのですが、ティップランではなくキャスティングの釣りになります。
ショアからの釣りに非常に近く、ショア用のエギを使用してより繊細なフォールを作りだしていくのですが、自分の立ち位置がボートの上で動くので、テクニカルな釣りになります、まぁショアのエギングで自分の立ち位置をゆっくり、時には速く動かされるイメージです。
この釣行は2023年12月に、現地のオンラインサロンメンバーである、藤澤さんのエスコートで実現した次第です。
オンラインサロンは、有料サロンではあるのですが、こういったメンバーが日本全国や世界に滞在しており、私とともに釣りをしたり、ガイドをしれくれたり、私がガイドをしたり、ZOOMやライブで飲み会や新製品の発表をしたりと、なかなか面白い集いとなっていますので、興味のある方は、ぜひ入会してみてもらえると嬉しく思います。
2023年の忘年会には、イグジストやストイストロッドや豪華景品の抽選会も毎年行っています。
オンラインサロン「ヤマラッピタイムズ」詳細はこちら
https://yamarappi.com/yamarappitimes/
香港でのキャスティングゲーム
話をそれましたが、ここから香港でのキャスティングゲームの実釣の話に戻します!
香港については、過去に、香港で毎年フィッシングショーが開催されていたこともあり、何度も行ったことはあったのですが、釣りをするのは5年ぶりくらい。ここ数年でだいぶ進化していってるようで、当日は楽しみにしていました。
迎えた当日、朝ごはんを皆で食べてから、出船。操船は香港のエギングチームSea Hunterに所属するポイントに詳しい船長に今回は任せることに!
さて、釣りの方ですが、午前中は、近場から流していくものの、反応がかなり悪く、かなりシビアな状態でしたが、午後からは大爆釣になっていきました。
水深は8mから12mあたりなのですが、船も流されるので、どれだけ辛抱してエギを沈めることができるのかがキーとなっていました。
私は、手っ取り早く、仮面シンカーの1gから2gをプラスし対応していきました。すると、追尾もあり、けっこう産卵入ってるな〜って感じでした。
状況的には底を丁寧にやらないと、シャクりあげても上まではついてこないイメージで、なかなかの難易度。
そこで、アモラスジョイントにチェンジ! するとアモラスの本当の怖さを知ることになります。
底付近のテクニカルな誘いがアタったのか? 私だけが入れ乗り状態となり、連発しまくり!
その連発っぷりに香港のみんなも「どうなってるんだ!?」とばかりに、唖然…。他の乗船客は全員で6名いたのですが、なかなかシビアな状態になっている中、明らかにアモラスが完全に火を噴いた状態でした。
私の腕もあるとは思うのですが(笑)、みんなアモラスにエギに夢中です。
産卵に入ってる個体が多かったので、今年の日本での春イカは、アモラスでお祭り騒ぎとなるのではないかと思われます!
いや〜しかし、我ながら、アモラスの恐ろしさを思い知らされました。
おそらく状況によれば、浮いてくる個体もいるので、簡単に釣れマクれることもあるとは思うのですが、潮次第では今回のように食わせにいかないと食わない状況もあるので、そういうテクニカルなエギングも楽しいですね。
その模様は、ヤマラッピちゃねるに近いうちにアップしますので、ぜひご覧いただければと思います!
なお、YouTube「ヤマラッピちゃんねる」のチャンネル登録はこちら
香港では、チームのメンバーが晩飯に美味しいお店にも連れってくれてとても有意義に過ごすことができました。これから、ダイワエギ、ダイワタックルを盛り上げていってくれることを願います!
集合してワイン!
↓ケニス(左)と船長(右)
さて、最近もアモラスを使った、色んなで面白い釣行を実施してますので、次回以降の連載でお伝えできればと思います!
P.S.香港での模様を写真で!
香港は色々と発展してます!
露店はまた違う感じで面白い!
左写真はクリスと乾杯!
なお山田ヒロヒトさんの最新情報は、ルアーニュースRの連載記事や、、山田さんのYouTubeチャンネル「ヤマラッピちゃんねる」でもぜひチェックしてみてくださいね!
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