「ENDSVILLE(エンズヴィル)」フルソリッド62シリーズ。
「EC62LFS」と「ES62LFS」の2機種がいよいよ復刻。
気になられている方も多いのではないでしょうか? そんな方へ更に踏み込んだ内容をお届けしようと、今回と次回にかけて記者自身が、エンズヴィル担当スタッフに伺った内容をお届け!
ダイコー(DAIKO)伝説のバスロッド“ENDSVILLE(エンズヴィル)”の名機が今年も復刻!フルソリッドモデル「EC62LFS」に必見
質問内容① 「EC62LFS」は既存機種と比べても特に特徴的ですよね?
ベイトモデル「EC62LFS」とスピニングモデルの「ES62LFS」は、初期の「ENDSVILLE(エンズヴィル)」ラインナップには元々なく、後に追加されたモデルになります。
「EC62LFS」はフルソリッドモデルになりますが、7フッターがメインのエンズヴィルのラインナップの中では、少し異質かもしれませんね。
質問内容② 追加モデルがあったんですね
この“62シリーズ”とスピニングの“70ML”が追加モデルになります。
「ENDSVILLE(エンズヴィル)」は個性的なラインナップである一方、懐が深くて汎用的に使えるモデルですが、この62シリーズが追加されたことで、さらにラインナップとして洗練された感じがします。
質問③ フルソリッドの特徴は何だと言えますか?
フルソリッドモデルはカーボンを削り出して製作されており、通常のカーボンシートを重ね合わせてテーパーやアクションを調整するものとは異なります。
カーボン素材の特性がリアルに反映されており、加重に対して支点が移動してくる様なイメージです。「EC62LFS」は、ライトパワーですが、竿先だけが持っていかれるようなことはなく、抵抗に合わせてロッドが仕事をしてくれます。
質問④ 具体的にどういった状況をカバーできますか?
基本的にはライトプラッキングですね。
カバークランキングや小型のシャッドやミノー、トップウォーター。ショートレングスを活かして正確性を求められるキャスティングにも活かせます。
スモラバのようなベイトフィネスでは、フッキングしてカバーから引き離す際にバットパワーを活かせます。
質問⑤ 1/2ozまでのメタルジグを使われていると?
表記上3/8ozまでとなっていますが、フルソリッド特有のアクションとライトパワーがメタルをアクションさせるのに、いい仕事をしてくれます。
メタルジグは冬の定番ですが、長時間扱うので、ロッドが強かったり重かったりすると手首への負担がハンパない。「EC62LFS」では1日十分に勝負できます。もともと“D-BLANK”特有の粘りやパワーがあるので、バーチカルに扱う分には、1/2ozでも全くストレスはありません。むしろベストといっても良いでしょう。
質問⑥ エンズヴィルの中では、もはや欠かせない存在ということですね
はい。バス釣りを高次元に実現するため、一体何本のロッドを揃えなければならないのか。
これは、アングラーにとって重要な問題ですが、私は「ENDSVILLE(エンズヴィル)」と出会ってからは、その悩みから解放されています。エンズヴィルのラインナップは、非常に良く練られていて最適化されていることを実感しています。その中でも、この「EC62LFS」は出番の多い欠かせない存在となっています。
質問⑦ それは、1ユーザーとして復刻にまで動いた大きな理由になっていますね
はい。エンズヴィルは、自分のバス釣りを変えた、といっても過言ではない。
だからどうしても復刻したかったし、1人でも多くのバサーに使ってもらって、“頂点に触れた”ロッドを感じてもらいたいと思っています。
製品名 | アクション | パワー | 適合ルアー | 適合ライン | 寸法(cm) | 継数 | 価格(税込) | 本体価格 |
EC62L FS | Fast | ライト | 1/16-3/8oz | 4-12lb. | 188 | 1 | 63,800円 | 58,000円 |
質問⑧ エンズヴィルだけでバス釣りが成立させることができるということですね。
はい。ただ、唯一隙間があるとするなら、ビッグベイトモデルでしょうか。
「EC73H」で扱えなくはないが、ベストではない。そこで、「ドレッドノート」(73XX)というビッグベイトモデルを、プラスコンプリートシリーズとして計画中です。
詳細は追々お伝えできると思います。