フェンウィックACES64SULJ Ver.ZERO ” Mid Strolling Special “は、70周年アニバーサリーロッドのひとつ。
ミッドストローリングスペシャル。ご存じミドスト。現行モデルにもミッドストローリングスペシャルはあり、ミドストはフェンウィックの歴史を彩るテクニックのひとつであり、今なお生きるテクニックでもある。
ただしこの「70th」のミッドストローリングスペシャルは、現行モデルのそれとはまた異なるのである。
原点を今改めてみつめて現在に至る
いわゆる「名古屋釣法」的、よりラインをゆったりと動かしてナチュラルにリグを動かすコンセプトをACES64SULJ Ver.ZERO ” Mid Strolling Special “は持つ。
現行のミッドストローリングスペシャルは、「より細かなロール」を重視したロッド設計だ。〝フラッシングミドスト〟ともいわれるアプローチに向く。
Ver.ZEROはそれとは全く異なるセッティング。
さて、 ACES64SULJ Ver.ZERO ” Mid Strolling Special “。ゼロ、原点となるミドストロッドがフェンウィックにはある。それが名竿テクナGP、TAV-GP64SULJ” Mid Strolling Special “。初代にして世界初のミドスト専用ロッド。より高感度を求めて…という流れが加速する時代の中で、感度を度外視したわけではないが、ミドストという釣れるアプローチのためだけに生まれたロッドだった。
独自のガイドセッティング。ラインを揺らす
この名竿が、ここで紹介する70周年モデル「ACES64SULJ Ver.ZERO ” Mid Strolling Special “」のコンセプトに踏襲される。
ラインをゆったり動かし、ルアーがナチュラルに中層を泳ぐ。それにスレたバスも反応するという構図だ。
ガイド設計やテーパーを見直し、原点に立ち返りながら今必要とされるロッドに仕上がった。
そのためにガイド径はやや大きい。現行フェンウィックのミッドストローリングスペシャルと比較すれば明白で、その理由はガイド内でよりラインを大きく動かせるように。フカフカのラインで中層を漂うようにナチュラルに。感度うんぬんではなく、そもそもバイトを呼べるか?そこがキーになることも多い現代のバスフィッシングで、タフな時に、バイトを呼ぶアクションを与えられるロッドに仕上がったという。
Ver.ZERO。原点にして新しいミドストのカタチ。当然、小魚系ルアーもよいがジグヘッドワッキーや、ノーシンカーでのワッキー掛け、そうしたリグを中層でラインを揺らしながら泳がせていくのにも最適だ。
全長:6ft4in ルアー:1/32~3/16oz. ライン:2.5~6lb. アクション:MF(ミディアムファスト) 自重:94g
4月登場予定
ティムコ公式「フェンウィックACES70周年記念モデル」詳細ページはこちら