今江克隆のルアーニュースクラブR「爆セコが来る!? 気になりマクりアイテムを紹介〜2024年フィッシングショー今江的インプレッション〜」の巻 第1182回
爆セコワーム対応フック
その他にも、この「バス業界」に流行りはじめた爆セコ路線トレンドは間違いなさそうで、爆セコワームに対応するフックや小物に様々な工夫を凝らしたモノが多数見受けられた。
その中でも「フック開発のセンスは無双」と昔から自分が勝手に高評価している小森(嗣彦)プロがプロデュースしたジグヘッド、ホバストフックが気になりマクりの逸品だった。
これまた現在、市場によいモノがないマイクロワームに完璧に対応した実にカユイいところに手が届くデザインで、自分はよく分からないが、海の小物釣り、ライトゲームやトラウトなどにも流用できそうなスグレモノだった。
「確実に釣る」能力に関しては突出した能力を持つ小森プロだけに、魚に最も近い釣りの原点でもある「針」に関するノウハウは突出して素晴らしいものがあると思う。
特にスーペリオのマス針は、その異能の才がいかんなく発揮された逸品である。
コレはマジで素晴らしい!
そのほかに今回のショーで「コレはマジで素晴らしい!」と唸らされた小物(今年は小物が豊作!)が、BKKの「ファストスナップ」である。
ルアーニュースRでも既報されているが、ワンタッチで装着でき、一瞬で取り外しできる知恵の輪的スナップは、まさにラッキーリング(オーバル型スプリットリング)以来の発想の転換、コロンブスの卵的発明品である。
まだ実際に現物を実戦で使っていないので最終評価はできないが、触った限りではその強度は無理に開こうとするなら爪が裂けるほどの強さで、極小サイズ以外は強度的にも偶発的な外れなども何ら問題はないと思われる。
すでに海外でも爆売れらしく、入手困難が予想されるスグレモノだ。
「技徳グリップ」完成間近
このように今年のショーは、本当に「小物祭り」な印象が今江的感想だが、大物では展示発表こそされていないが、富士工業で青木哲氏に無理を承知で実現を依頼していた衝撃的なデザインの「技徳グリップ」が、あと一息で完成間近となっていた。
これは激セコとは真逆だが、かのBKKの「ファストスナップ」同様、常識を一変させる発想の転換的開発品だ。
ロッドとして製品化が実現するのは、恐らく早くて25年後期以降になると思うが、おそらく来年のショーで話題となることは間違いないだろう。
長らく待ちわびたグリップ革命が起こるかもしれない。
気になりまくり超欲しいランキング第1位は…
と、いうことで2週間にわたった2024年の横浜、大阪フィッシングショー今江的インプレは以上の通りだが、今江的に2024フィッシングショー気になりまくり超欲しいランキング第1位に輝いたのは…
横浜は「HMKL50周年記念オリジナル・ハンクル」(もう手に入らんけど…)、そして大阪では「ダイワ・23エアリティST/LT2500XH-QD」に決定です。