じわじわと、その存在感が高まりつつある話題の釣り。
知る人ぞ知る、この冬も各地で釣果を上げているという「オクラスティックワインド」。
真冬に開催される津風呂湖冬バスカップにて、先日優勝を収めたGalápagosスタッフの山地さんも…良い釣りをされているようで。
Galápagosスタッフ山地氏の「津風呂湖冬バスカップ」レポート
こんにちは!Galápagosの山地です
今回は昨年12月24日、クリスマスイヴに開催された津風呂湖冬バスカップ第一戦のレポートです。
当日は寒波到来で一気に気温も水温も下がったタイミング。
開催の前週のプラではかろうじてギリギリキーパーサイズが釣れましたが、状況的にはノーフィッシュもあり得る感じ。
ここでいきなりですが、結果から言いますと…な、なんと、優勝しちゃったんです!
3本リミットを揃えて4,670g!うち1匹は50upのブリブリ2kgクラスでした!
当日は全部で5本釣ったのですがすべての魚を「オクラスティック2インチ」のとあるリグで釣る事ができたんです。
では、どうやって釣ったのか詳しく説明させて頂きます。
オクラスティックのマイクロワインド
皆様は冬のバス釣り、どんなルアーをよく使いますか?
私はもっぱら、メタルバイブレーション。いわゆる鉄板系のルアーをメインとしていました。試合当日も、狙うポイントは決めていたもののコレと言った核心がないまま、3.5gのメタルバイブからスタート。
朝イチの水温は約9℃、先週は10℃以上あったのでやはり寒波でかなり状況が変わったみたいです。プラでは釣れていましたが、なかなか魚からの反応はありません…。約1時間くらい粘りましたがメタルは無反応です。
そこで、もう1つ準備していたルアーにチェンジ。それが今回ウイニングルアーとなった「オクラスティック2インチ」を使用したマイクロワインドだったんです。
マイクロワインドってあんまり聞き覚えない方も多いんじゃないでしょうか。いわゆるルアーを左右に飛ばすようにダートさせて魚の捕食スイッチを入れる釣り方で、海釣りの太刀魚狙い等ではポピュラーなリグ。まだまだバス釣り界では流行り始めと言った感じですが、関東のリザーバーでは導入しているアングラーも結構いらっしゃるようです。
プロトの段階から「オクラスティック」では表層パニックアクションでかなり釣っていましたが、元々このルアーが持つ特長の1つでもある「不規則ダートアクション」がワインドに合っているんじゃないか?と感じており実際に試してみると…その動きに驚愕(笑)
そして、マイクロワインドに変えて数投目…キーパーサイズがいきなり釣れました!まぁ、マグれだろうと思いながら続けていると…またHIT!しかも40upのキロクラスです!
これはまさかハマってる!?(笑)
また次にキーパーサイズが釣れて確信、完全にマイクロワインドがハマってます!そして最後に釣れたのが、この日最大サイズの50up!
結果的にマイクロワインドのみで計5本!それまでは無反応だった同じポイントで真冬とは思えない怒涛の連発劇を経験できました!
マイクロワインドの使い方
使い方といっても特に難しいことはありません。
まずはキャスト。最初のフォールはフリーで落として、着底後はチョンチョンッと2回シャクッて、カーブフォール。
これの繰り返しです。アタリはほとんどが着底直後にコッ!っと入るか、次のシャクりで重たいか…のどちらか。
アクションのポイントは、シャクる時にあんまり強くやり過ぎない事。見える所でアクションさせれば良くわかりますが軽くチョンっとしただけでも、十分にダートしてくれますので強くやり過ぎてしまうと魚との距離が一気に開いてしまい、低水温期の”追い”の弱いバスには不向きだと思っています。
そして次は、この釣りで最も重要とも言えるルアーのセッティングについてご説明します。
「オクラスティック2インチ」には上下があります。表層ノーシンカーで使う場合は、平らな面を上にしてフックセットしますが、マイクロワインドの場合は尖った方(山なりになっている側)を上にしてセットします。こうする事で水切れが良くなり、キビキビとしたダートアクションを演出できます。
そして、セッティングのもう1つのキモはラインはアイに直結で結ぶこと。スナップを付けると、接点が増える事で上手くロッドアクションのパワーが伝わらないのか、キレイにダートしにくくなってしまいます。
このような感じで、セッティングしてもらうとわずかな力でも、左右にピッピッと簡単にキレイなダートアクションが出せます!
おすすめタックル
最後に参考までに私なりのおすすめタックルですがロッドは穂先がちょっと柔らか目で、ベリー~バットは張りがあるタイプがおすすめです!私はロードランナーのミドスト用のロッドを愛用してます。ラインはできればPEラインの0.6号くらいにフロロリーダーは5lbくらいのバランスがGOOD。
そして肝心のジグヘッドですが、市販されているダート向けのアイテムがマストです。基本的にはソルト用を流用する感じで、私は一誠さんの「ハネエビヘッド」を好んで使っています。
※ワームキーパーは自作で付けてます(笑)
皆様も色々試して、自分なりのセッティングを見つけてみてくださいね!
マイクロワインドは捕食のスイッチを入れられる釣り方
真冬のタフなシーズンでもビックフィッシュにバイトさせるイレギュラーダートアクションこそ、「オクラスティック2インチ」が持つルアーパワー。
マイクロワインドはリアクション要素と言うよりはバスに対して捕食スイッチを入れる要素が強いと思っています。その為、魚をスレさせずに同じエリアで連発することができ、私を優勝に導いてくれた頼れるルアーです。
この釣りは私自身もまだまだ試行錯誤の中なので、さらに釣り込んでまた新たな扉を開きたいと思います。これからの真冬シーズン、皆様も是非試してみてください!
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
大会当日の実釣映像
出典:YouTubeチャンネル「Galápagos -ガラパゴス-」
後日真冬の池原ダムでも試してみると…
出典:YouTubeチャンネル「Galápagos -ガラパゴス-」
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