みなさんこんにちは、TICTアンバサダー富山の飛田俊一郎です。
前回の投稿は、ちょうどフィッシングショー大阪の直前。嬉しいことにルアーニュースに掲載された記事を見てたくさんのお客様がTICTブース、ビッグヒップコーナーに足を運んでいただきました。自分たちが思っている以上の反響に嬉しさと驚きを隠せないのが本音です。本当にありがとうございます。
さて、前回は“みんなで作るメバルルアー”「ビッグヒップ」のこれまでのストーリーをおさらいさせていただきましたが、伝えたいことがありすぎまして全然先に進みませんでした。今回はその続き、いよいよ最終章に突入です。ここからは昨年前半のビッグヒップのトピックスを中心にお話ししようと思います。今だから話せる製品化へ繋がるストーリー、僕らのリアルな足掻きっぷりをお楽しみください。
立ち位置を再認識した2023冬
話は2023年の冬に戻ります。
季節はフィッシングショーの直前、すでに2023シーズンのリリースには間に合わない事が決定したビッグヒップですが、このまま沈黙してしまうのはリリースを待ち望んでくださるファンの皆さんに申し訳ない。何かできること、楽しんでもらえる事はないだろうか?毎日TICT土居さんとミーティングを繰り返します。
この頃、よく2人で話していたのは、ビッグヒッププロジェクトの変化について。もともとは「ユーザー参加型のルアー制作プロジェクト」としてスタートしましたが、現在は、それに加えて「フィッシングエンタメの要素が強くなってきている」と、客観的にビッグヒップの立ち位置を再確認。それならば、まだまだみんなと一緒に楽しめる方法があるよね?って話。
そう考えた僕らは「ビッグヒップペイントワークショップ」と言うイベントを各地のフィッシングショーで仕掛けてみることにしました。平たく言うと、透明なビッグヒップにルアーペイント専用マーカーで色を塗っちゃおうって言うイベントです。
「あれ?ビッグヒップって強度を考えると青色しか作れないんじゃなかったっけ?」って思った方はかなりのビッグヒップマニア。実はこの頃には強度の高い透明な素材を見つけていまして。なので、透明なビッグヒップを作り出すことができるようになっていたのです。
と言う事は。富山メンバーは、短い期間でかなりの数のビッグヒップを生産しなければいけなかったわけで笑。2023フィッシングショーシーズンと重なってしんどかったのを思い出しました…。
さて、このペイントワークショップ。試しに、まずは北陸のビッグヒップメンバーやティクトアンバサダーと一緒に塗ってみたのですが、みんなテストということを忘れ、めちゃ楽しんじゃいました。絵心やセンスがないって言ってる人に限ってどハマりしちゃってました。更に自分が手を加えたルアーで釣れるんですから楽し過ぎますよね。
そして案の定、各会場でもワークショップのチケットは完売。大人から子供までめちゃめちゃ楽しんでいただけたと思っております。
カラーのこと
実はここまでが表のテーマ。一方で僕らはこれから始まるであろうカラープロジェクトへの布石を打っておりました。
というのは、どんな配色がビッグヒップに似合うのか?そしてワークショップに来てくれたアングラーさんが、どんな色を求めているのか?仕上がった作品を見ながら研究させていただきました。みなさん本当に面白い配色を考えられていて、今回発売されるビッグヒップのカラーの中には、実際にワークショップをきっかけに生まれたカラーもあったりします。
さて、好評だったこの「ペイントワークショップ」、今年もできる限り各地のフィッシングイベントやショップイベント等で開催予定です。しかも今回は、なんと製品版ビッグヒップを使って行います。
…発売前にそんなことやっちゃって良いの?
いいんです。僕も土居さんもユーザーさんの喜ぶ顔が大好き。製品が発売される前にこんなイベントをやっちゃうのがビッグヒッププロジェクトなんですよね。いち早く製品版ビッグヒップを使いたいみなさんは、インスタグラム「TICT×BIG -HIP」でこまめにイベント情報をチェックしおいてくださいね。