フェンウィック リンクス
LINKS-SF63SXUL
2024年4月の登場を予定しているフェンウィック リンクスの新機種のひとつが「 LINKS-SF63SXUL」。
モデル | 全長 | ライン | ルアー | 標準自重 | アクション | 継数 | グリップ | パワー | 仕舞寸法 | 希望小売価格 |
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フェンウィック リンクス LINKS-SF63SXUL |
6’3″(191cm) | 2-5lb | 1/64-1/8oz | 101g | F | 1pc | A | XUL | 191cm | 28,000 円 (税込30,800円) |
あえてのロングソリッド
XUL表記。フェンウィックとしてもそこまで数が多くなく、久々の登場となる。
あくまで表記は表記に過ぎないけれど、きわめて繊細なソリッドティップを採用したスピニングロッドとなる。ただ、ソリッド部を少し長めに取っているのが特徴的だ。
近年、特にスピニングロッドではショートソリッドティップを採用したロッドが多い印象がある。
繊細な操作や食い込みのよさなどソリッドティップのメリットを引き出しながらも、軽量化する上であまりソリッド部を長く取りたくない…という部分でそうしたロッドが多いといえるだろう。それはもちろん感度・軽さ・食い込みのよさをバランスよく出す上で理にかなっている。
が、LINKS-SF63SXULはソリッドティップらしさをより前面に押し出し、結果として多くの人がバイトを増やせる…というところを狙ったモデル。
例えばストラクチャーなどにルアーがスタックする。その時にそのまま細かなシェイクを与えてバスを誘う。より違和感なくバスを食い込ませる。このあたりに関しては、やはりショートではなくてロングソリッドの方が端的に向いている。
バイトの視える化が結果的に釣果につながる
ただ、先にも述べたように手感度的には若干鈍る。そこを補完するのがティップセクションのスレッドで、視認性が高い。目で見る視覚的感度は非常に高いものがある。
実はこのロッド、確かに感度は劣るかもしれないが、特にビギナーから中級者くらいが使用するとバイトが増えるロッドでもあるそうだ。
それほどに「視えるバイト」を表現するモデルであり、〝あえて〟の設計といえる。
使用ルアーは3インチ程度のネコリグ1/16のダウンショット…近年注目される極細PEラインでの超ライトリグにも対応可能。食わせの釣りで使用するリグを想像するとイメージしやすい。亀山、片倉などの房総、野尻や桧原のスモールなどにも非常にマッチする。
もし、バスからのバイトがなかなか得られない…という方がいたら、ぜひ手に取ってほしいモデル。もしかすると、バイトがないではなく、気付いてなかった…ということを感じさせてくれるロッドになるかもしれませんよ。
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