テイルウォークのハイエンドアジングロッド「アジストTZ」が2024年、変わる。
大げさじゃなく、もし前作を愛用していた方なら持った瞬間にその違いが分かるのではないだろうか。
高校生時代、夏休み明けに学校に行ったら気になるあの子がさらにキレイになっていた時の衝撃を、なぜか思い出しました(笑)。
アジスト TZ [’24 MODEL]
出典:テイルウォーク公式
初代、オリジナルモデルのアジストTZの誕生は2014年。当時から追い求めてきたのは感度。24アジストTZも当然そこは不変。
しかしながらアジングシーンの成熟もありタックルの進化もしかりで、さらに洗練された感度が求められるようになった。シンプルに魚からのシグナルを伝える感度ひとつにしてもさまざまで、水中情報を手元に伝える感度もあれば、アングラーの操作にレスポンスよくリグが動くかという面での感度もある。
それらをトータルに突き詰めて10年の時を経て再構築したアジストTZが2024年2月の登場を予定している。
超高弾性カーボン&カーボンソリッドティップ
ブランクスには40tをメインにした超高弾性カーボン。これに30tのカーボンソリッドティップを採用。ソリッドだからわずかな変化を表現し、伝える。追従性も高い。また潮流が分かる。ここが高弾性カーボンソリッドの利点ではないだろうか。
さらにこのソリッドティップ長を機種ごとに最適化。
後述する4機種展開となるが、「S56/SL」と「S60/SL」には全長380mmのロングソリッドを、「S66/SL」と「S70/SL」には全長260mmのショートソリッドを採用している。
fuji最軽量チタンフレーム・トルザイトリング
ガイドにはfuji最軽量チタンフレーム・トルザイトリング。軽さはもちろんロッド全体としての感度を向上させる。ちなみに、バットガイドはATガイドに! アジングロッドではありがたい仕様変更といえるのではないだろうか。
フィードバックブースターテクノロジー
そして捉えた感度を増幅させ手元へ…。アジストTZのバットエンドにはホールが設けられている。これがわずかな振動を一定方向にうながし、より明確な感度として捉えることが可能になるそうだ。
わずかな振動を増幅させ、還元する。これを「フィードバックブースターテクノロジー」とし、そのギミック名はロッドにも刻まれている。
強度と軽さ。前作比平均「25%」の軽量化
各種製法においてもさらなる軽量化を求めたが、強度面もおざなりにしないのがアジストTZたるゆえん。
ブランクスは「マイクロピッチ製法」という高圧縮巻きで仕上げ、これをアンサンドフィニッシュとして強度と軽さを両立。そしてバットからグリップ周りにはケブラー繊維をコンポジットしネジレ・潰れ耐性を向上させた。
ジョイント部はカーボンテープの特殊加工で補強したカーボンクロスジョイント。エポキシ、スレッド分の重量を排除。
そしてリールシートをDPS+カーボンパイプで成形。この長さをバランスの取れるギリギリまで短く設定。なんと前作比平均で約25%の軽量化を達成しているという。
鍛え抜かれた4機種
新生アジストTZは4機種展開。
MODEL | LENGTH (ft.in) |
PIECE | CLOSED LENGTH (cm) |
ROD WEIGHT (g) |
LURE WEIGHT (g) |
LINE WEIGHT (lb) |
LINE WEIGHT (PE) |
L1 (mm) |
L2 (mm) |
GRIP TYPE |
RETAIL PRICE (JPY) |
S56/SL | 5’6″ | 2 | 87 | 55 | max 4 | 1-3 | 0.1-0.4 | 250 | 155 | A | 42,000 |
S60/SL | 6’0″ | 2 | 95 | 58 | max 4 | 1-3 | 0.1-0.4 | 280 | 185 | A | 43,000 |
S66/SL | 6’6″ | 2 | 102 | 61 | max 5 | 1-3 | 0.1-0.4 | 300 | 205 | A | 44,000 |
S70/SL | 7’0″ | 2 | 110 | 64 | max 5 | 1-3 | 0.1-0.4 | 300 | 205 | A | 45,000 |
ショートレングス&ロングカーボンソリッドティップを搭載した、アンダー1gの近距離戦を得意とするS56/SL。
アジストTZの中でもハイスペックにしてオールラウンダーといえる王道のS60/SL。
やや重めのジグヘッドリグの操作に長け、キレ味鋭いダートアクションも演出できるショートソリッドティップ採用のS66/SL。
キャロやフロートの遠投、ギガ・テラアジに対応するパワーも併せ持つS70/SL。
ファーストラインナップとしては必要なモデルを抑えてきた印象だ。
アジストTZを超えるのは、やっぱりアジストTZ。その変貌ぶりは、もはや別物といえるかもしれない。気になる方はチェックしてみてください!
ちなみに開催目前の「フィッシングショーOSAKA2024」にはテイルウォーク&アルファタックルも出展! 直接触れられるチャンスでもあるので足を運んでみてください。ブース位置は「3-⑨」、3号館となります!
テイルウォーク公式「アジストTZ」詳細ページはこちら