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今江克隆のルアーニュースクラブR「ひねくれもの?ガイドシステム、最先端スパイラル(螺旋)ガイドの真実」の巻 第1179回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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まだまだあり!スパイラルガイドのメリット

ガイドが下向きにあるメリットは、まだまだある。

それはファイト時だ。

特によくしなるロッド、ソリッドティップ系のベイトフィネス系のロッド は、ファイト時にボートべりでビッグバスに絞り込まれることが多々ある。

この瞬間は、自分ではロッドを見れないが、写真で見るとロッドティップはとても危うい曲がり方をしていることが多々ある。

ヘタにロッドを立ててバスに手を伸ばそうものなら、パシッとロッドティップが折れたり、ロッドティップがグルングルンと首を振ってしまい、なかなかラインに手を懸けられずバラしてしまうことも多々ある。

スピニングロッドは元々弱いので慎重になるが、ベイトロッドだと無理しがちなのがこういう場面なのだが、その不安もスパイラルガイドだと相当に軽減できるのだ。

実際、これだけボートべりで真下に突っ込まれても、ロッドとラインが完璧なまでにしなりに追従していることが、明確に分かるだろう。

ゴキゴキしたガイドの捻じれ感覚がバスにも伝わらないため、バスがあまり暴れないようにも感じる。

仮称「クオッドスティングレー66ML」を展示予定

このように、スパイラルガイドには見た目の異形さはあるが、理にかなったメリットは数多い。

20数年前の「クォッドツイスター」に始まり、デジーノでチューンした「クオッドライト」、その目的は、ダウンショットリグ、ネコリグやスモラバのスイミングテクニックの強化にあった。

随分長らく、カレイド・インスピラーレではダウンショット系やベイトフィネス系ロッドのアップデートはされていない。

それは自分がいつの間にかその手の釣り、特にダウンショットの釣りを敬遠しがちになっていたからでもあった。そして、ベイトでの「スト系」の釣りの必要性も近年痛感してきた。

そこを強化しなければ現代のTOP50では生き残れないことを痛感してきたことから、「クオッドライト」正統後継として再びスパイラルガイドを研究し、自分の弱点を補うために実現させたのである。

「カレイド・スパイラル」シリーズは、あと2機種、同時進行しているが、現段階でこの仮称「クオッドスティングレー66ML」は「完成品」としてフィッシングショーOSAKAのエバーグリーン・ブースで触ることができるので、是非一度、この機会に手にしてみてください。

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