盛況のうちに閉幕した釣りフェスティバル2024。今年は物販などもあり、ちょっと違うぞ!感を体感した方も多かったのではないでしょうか?
気になる新製品情報も釣りフェスティバルに合わせて解禁となったものもありました。
TENRYU ブリゲイドトバリ
今回はジャパンクオリティのロッドメーカー「天龍」から完全新作となるイカメタルロッド「ブリゲイドトバリ」をピックアップ!
イカメタル&オモリグ専用ロッド遂に
上記YouTube動画をご覧の通り、テンリュウのイカメタル&オモリグ専用ロッドとなるのがブリゲイドトバリ。ブリゲイドといえばテンリュウのイカゲームを担ってきたシリーズで、いよいよ専用ロッドがデビューとなる。
機種展開は3機種。その概要をザックリとご紹介すると、乗せ重視のベイトモデルが BT682B-L、掛け重視のベイトモデルがBT682B-M、掛け重視のスピニングモデルが BT642S-Mとなる。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
スッテサイズ (号/g) |
錘負荷 (号/g) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格(税別) |
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NEW BT682B-L | B | 2.03[6’8″] | 2 | RS | 105 | 5-25号(20-100g) | 8-30号(30-120g) | 0.4-1.0 | 380 | 1.2 | 87 | 95/5 | ¥42,000 |
NEW BT682B-M | B | 2.03[6’8″] | 2 | F | 105 | 8-35号(30-135g) | 15-40号(60-150g) | 0.4-1.0 | 380 | 1.2 | 88 | 96/4 | ¥43,000 |
NEW BT642S-M | S | 1.93[6’4″] | 2 | F | 100 | 8-35号(30-135g) | 15-40号(60-150g) | 0.4-1.0 | 425 | 1.3 | 89 | 96/4 | ¥42,000 |
天龍テクノロジーを尽くして
3機種の共通項としては、テンリュウが誇るテクノロジー「C・N・T(カーボン)」・「マグナフレックス製法」の採用。
バット部にコンポジットされるC・N・T素材は驚異的な粘りを見せ、細身な見た目からは想像できない安心感を与える。
そしてマグナグレックス製法。マグナフレックスには2種類あり、ひとつがカーボンフレックス。異なる弾性のカーボン素材を、簡単にいえばシームレスにひとつなぎにする。だから必要な弾性をブランクスの適材適所に配し、負荷が集中することなくつながる。
もうひとつがグラスフレックス。こちらも弾性の異なるグラス素材同士をつなげることができるのとともに、例えばティップがグラス素材で以下がカーボン素材という場合でもチューブラー状にすることが可能。グラスソリッドを継ぐのではなくグラスでありながらチューブラー状につなげることで軽量化が図れる。
このマグナフレックス製法を3機種が狙うコンセプトに最適化。
BT682B-L 乗せ重視のベイトモデル
乗せ重視のベイトモデルがBT682B-L。こちらに採用されているのがグラスフレックス。つまりカーボンから、非常にしなやかなグラスティップにつながる。しかし、チューブラー状につながっているからダルさを感じさせない。
イカメタルゲームではあまり動かさずにステイ長め、つまりロングステイが効果的なことが多々あって、そんな時にはこのグラスティップの安定性がリグを落ち着かせてわずかな触りを違和感なく乗せてくれそうだ。
ガイド設定は、まず全機種の共通としてティップ部にはチタンフレーム・SiCリングで感度を高めた仕様。ベリーからバット部はステンレスフレーム・SiCリングを採用。ベイトタイプはLDB、Kガイド、スピニングタイプはKガイド。
また、ベイトモデルにはPMTSシートが採用され、トリガーが短い。ちょっと傾けて叩く(シェイクする)など、アクションを入れる場合などにも負担にならないし握り替えも容易なのがイイ!
もちろんテンリュウらしさを感じる西陣織仕様のカーボンがリールシート周りやジョイント部にあしらわれているのも見逃せない。
水深3~60m程で、5~30号の鉛スッテとの相性が高いモデル。
BT682B-M 掛け重視のベイトモデル
BT682B-Lがグラスフレックスを採用しているのに対し、カーボンフレックスを採用している同様のレングスとなるのがBT682B-M。
ワンランク張りを持たせ、ティップには低弾性カーボンチューブラーを採用。
操作性が高く積極的に誘い、アタリを捉え「掛け」に向いた調子。アタリを捉え瞬間的にフッキングを入れていく、スピーディーなゲーム展開を得意とする。
ガイドやリールシート周りなどの設定はBT682B-Lと同様。「掛け」と聞くと硬めに思われるかもしれないが、ティップ自体は非常に繊細に感じた。繊細なティップで触りを表現し、ベリーからバットにかけて適度な張りがフッキングレスポンスよく掛けられる仕様なのだろう。
かなりオールマイティに使えそうな印象も受けた1本だった。
水深10~100m程で、8~35号の鉛スッテから、40号以内のオモリグにも相性が高いモデル。
BT642S-M 掛け重視のスピニング
BT642S-Mは掛け重視のスピニング。オモリグにも好適。
こちらもカーボンフレックスを採用し、積極的に誘い掛けていくスタイルを得意とする。また、軽いキャストから釣果に直結するテンションフォールも得意。
スピニングタイプには信頼のDPSシートが採用されており、ベイトと比較し長めのグリップ長は脇挟みもしやすい設計。絶妙なレングスでアンダーでも投げやすそうだ。
状況・エリアによっては、この1本がメイン機となる可能性もありそうなスピニングモデル。
水深10~100m程で、8~35号の鉛スッテから、40号以内のオモリグにも相性が高いモデル。
夜の帳(トバリ)が下りると始まる、熱いゲームを楽しみ尽くすシリーズ。それがブリゲイドトバリ、ということだそうですよ!
テンリュウ公式「ブリゲイドトバリ」詳細ページはこちら