オリムピックが手掛けるアジングロッドの最高峰モデル“スーパーコルト”。
経緯を辿ると、2017年に「ヌーボコルト・プロトタイプ」をさらに軽量化を推し進めて開発をスタート。当時の最先端技術&素材“トレカT1100G”、“トルザイトリングガイド”、“スーパークワトログラファイトクロス”などを身に纏い、さらに軽くなって生まれ変わった「17スーパーコルト」。
オリムピックが秘めているノウハウ&テクノロジーを全て注ぎ込んだアジングロッドとも言えますが、リリースから7年…素材や技術が進化すると共に、アジングに対する常識も当時と大きく変わる中、2024年「スーパーコルト」が遂にリニューアル。近年のフラッグシップモデルに相応しい素材や技術を惜しみなく採用し、今のアジングスタイルにシッカリ対応した全貌を、とくとご覧あれ。
24 スーパーコルト【オリムピック】
至高の感度、“張り”と“軽さ”の調和。
最新技術を纏ってリニューアル「24 スーパーコルト」という名で生まれ変わりました。新たな技術と素材が新採用になることで、今まで成しえなかった“軽さ”、“張り&感度”が向上。機種展開も昨今の様々な状況に対してスムーズに対応すべく、1機種から3機種に。ブランクスへの塗装などの装飾は最小限に済まされ、“掛けて獲る”ことに追求した超攻撃的なモデルに生まれ変わりました。
オリムピック公式「24 スーパーコルト」詳細ページはこちら
ブランク素材が一新
具体的な変更箇所を含めた特長をこれから順番に解説させていただきますが、まず大きく一新されたのが“ブランク素材”。メイン素材に前作同様東レが誇る最高強度素材“トレカ®T1100G”を採用すると共に、“トレカ®M40X”も今作から新採用。航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される、極限性能を実現する、引張強度と耐衝撃性を両立させたマトリクス樹脂技術“ナノアロイル技術”と組み合わされ、ふんだんに使用。軽さと張り&感度も向上しています。
T1100Gよりも高弾性な炭素繊維であり“トレカ®MXシリーズ”の最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限追求され、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持したまま、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維になります。
さらにその上に最軽量4軸カーボンである“スーパークワトログラファイトクロスLV”を採用。こちらは数あるオリムピック独自の4軸カーボン内でも最軽量な素材で、運動エネルギー効果を落とすことなく、23%の軽量化を実現。タイトな軽量化が求められる場合、細径への使用に効果を発揮する素材になります。
“G-MAPS製法(PAT.)”も合わさることで、トータル的にブレの少ない軽量かつ高強度なブランクに完成しています。
さらなる高感度を求めて…
ソリッドティップモデルには新開発のティップを搭載
次に注目していただきたい魅力としては、こちらも新採用! ソリッドティップモデル(582UL-HS+、612L-HS+)にだけ搭載されているトレカ®T1100Gを使用した新開発の“ハードソリッドティッププラス”が採用されています。オリムピックのアジングロッドシリーズ自体に搭載されることも初となるNEWパーツ。従来のハードソリッドより張りがあり高感度で、より水中をクリアにしてくれて僅かな水流の変化であったり、アジの抜けアタリなどがティップや手元に鮮明に伝わります。
オリムピック独自開発!オリジナルカーボンリールシート“OP-01”も搭載!2種類のリールシートから選べるように
2023年モデルのコルトシリーズをお使いの方なら、ご存知とは思いますがオリムピック独自開発のオリジナルカーボンリールシート“OP-01”が「24 スーパーコルト」にも搭載。対象機種はGCORSS-582UL-HS+とGCORSS-612L-HS+で両モデル共にダウンロック方式となっております。
具体的に説明させていただくと、“トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610”とカーボン30%を含有し、高強度・高弾性を持ち合わせたオリジナルカーボンリールシート。高硬度でたわみにも強くて丈夫な作りと共に、その硬さに加えて大胆に肉抜きも施されているため、ブランクタッチもしやすく感度UPと操作性向上はモチロン、軽量化にも大きく貢献。手のひらの懐にフィットするラウンドバック形状は、力まずに包み込むようなホールド感を実現。感度、操作性、軽量化全てが向上したトータル的にメリットを生むNEWパーツが今作にも。
GCORSS-642L-Tに関しては、IPSリールシートをダウンロック方式で採用。
高感度の証!O.S.Sも採用
ここまでお伝えさせていただいた内容で高感度ということは充分お分かりいただけると思いますが、その証とも言える“O.S.S”も前作と同様に採用。
こちらは、数値化された感度の基準をクリアした簡単に言うと“高感度の証”のようなモノで、採用になっているということは高感度で間違いないということ。
他にもコダワリ多数
さて、ここまで述べてきた魅力以外にも様々な箇所にコダワリが満載な訳で、引き続き魅力を紹介させていただきますね!
トップにはチタンフレームSiC-Sリングガイドを採用。ティップ、ベリー、バットには軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドが採用され、ロッドの持ち重りを軽減。T2カラーフレームの落ち着いた色合いが高級感を演出しています。
ブランクタッチしやすいフロントグリップレス仕様。そして、セパレートグリップを採用しつつ、リアグリップ部は最小限の大きさに留めることで、こちらも軽量化に貢献し、繊細なリグの操作を可能にします。
ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用。スムースなベンディングカーブを実現しています。
全3機種展開
ラインナップは全3機種展開となっております。では、機種ごとの魅力を、順番に解説させていただきますね。
アジングの象徴とも言える、アンダー1gの世界感を研ぎ澄ましたスペシャリストモデル。極軽量のジグヘッドをよりクリアに操作するため、ティップはもたれを感じることができ、アジからのアタリをスポイルしない繊細ながら絶妙な張りを追及。ジグヘッドを巧みに操り、潮の変化を逃さないティップを活かしながらスムーズな曲がりを実現するベリーを採用。高弾性ながらもしなやかな極細ブランクス。張りがあるけど曲がる。繊細なアジングをオリムピック的に体現。
GRIP TYPE A
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
Line (lb) |
Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.73 | UL | Fast | – | 88.6 | 0.6 | 2 | MAX3 | MAX3 | 75,000 |
パリッとした質感を持たせながらもベリーからバットにかけてのキレイな曲がりが特長。ジグヘッド単体からスプリットまで、あらゆるシチュエーションに高次元で対応。高弾性武装のブランクスと“ハードソリッドティッププラス”の恩恵で、リグの操作感や極小バイトを手感度で把握できる伝達性能を秘めています。
GRIP TYPE A
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
Line (lb) |
Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.86 | L | Extra-Fast | – | 95.0 | 0.6 | 2 | MAX5 | MAX3 | 76,000 |
フルレングスに“トレカ®M40X”を採用し、さらなる高弾性素材も随所に使用した高弾性チューブラーモデル。チューブラーならではの、全体で曲がる一体感。復元力とパワーを持たせ、剛と柔を調和。さらにチューブラー特有のクリアな感度と攻撃的に“掛ける”鋭さを追求。
GRIP TYPE B
Length (m) |
Power | Action | Weight (g) |
Close (cm) |
Top Dia (mm) |
Section (pcs.) |
Lure (g) |
Line (lb) |
Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.93 | L | Fast | – | 98.7 | 1.1 | 2 | MAX6 | MAX4 | 77,000 |
“スーパーコルト”が遂にリニューアル。
「24 スーパーコルト」が昨今のアジングゲームを、広くカバーしてくれることでしょう。発売が楽しみです…。