実は日本人だけが理解している?
ビッグバドの実力
オリジナルザラスプーク、ラッキー13、トーピード・・・とヘドンの人気作は数多いが、ビッグバドもその1つに挙げられるだろう。ただし、ビッグバドが他のヘドンルアーと決定的に違う点が2つある。
その1つは、トップウォーターフリークのみならずトーナメンターやオールラウンドスタイルのアングラーからも高い支持を得られている点だ。これはそれだけビッグバドの実釣性能がズバ抜けているからに他ならない。
そしてもう1つは、その人気が日本特有という点だろう。ザラスプークやラッキー13、トーピードなどは今でもヘドンの現行商品として世界中で販売されているのに対し、ビッグバドは現在日本でしか販売されていないのだ。2015年に「クアーズ」が生産中止になって以降、同ルアーがヘドンの定番商品として再生産はされていない。
ジャパンオリジナルのバド
X9411モデルが再登場
2009年以降、日本で販売されたバドはX9411というモデルになる。ブレードがリアヒートンに直付されており、2箇所のネジ穴が開いている事でリアヒートンの位置も調整可能だ。それ以前のモデルはブレードの装着方法・装着された向きの関係でチューニングが必須とされていたのだが、X9411に関してはチューン不要で理想的な「カチョンカチョン」音を奏でてくれる。
X9411モデルも数年間の生産が途絶えていたのだが、このたび新しいカラーラインナップで再生産されることが決まった。今回のカラーはいずれも「実釣性能重視」でラインナップされたものだそうだ。
2024年 バドカラーラインナップ
ビッグバドの中でもボーン素材ベースのカラーは一際人気が高い。その浮力の高さと素材自体の硬さゆえ、より甲高い金属音が出せるというのがその理由だ。
BONBEは厳密にはスミスのオリジナルカラーではなく、過去にOFT社から発売されたことがある。あのカラーをもう一度、との要望を受けて今回のカラーラインナップに加えられた。
こちらもBONBE同様にボーン素材ベースのカラーとなる。ボーンカラーは状況により、バスが下から水面を見上げた際に空の色に同化してしまいやすいことがある。このカラーはボーン素材の機能面の利点はそのままに、バスが水面を見上げた際に視認されやすいカラーを、とのコンセプトから生まれている。
最高レベルの視認性とアピール性能を!とのコンセプトでラインナップに加えられたカラー。マッディーフィールドでの爆発力を持ち合わせたカラーだ。
クロームメッキベースのクラウンカラー。水面下から見えるカラーはクロームシルバーだが、水面上のアングラー側からは背中の赤/金が視認できることになる。ジャークベイトでは定番カラーだが、バドの場合は扱いやすさを持ち合わせたカラーと言えよう。
こちらもクロームメッキベースのカラーとなる。リップも含めた頭部はガンメタブラックとなっている。カラーそのものは魚に対してローインパクトであることを意識しており、同一ポイントに繰り返しキャストをして魚の闘争心を引き出す使い方をする際にもカラーのインパクトでスレさせてしまうことを抑える意味がある。
グロス(艶あり)仕上げのブラック。マヅメ前後のローライト時でもはっきりとしたシルエットでバスを引き付けることが出来るカラーだ。ローライト時にはこのカラーの独壇場になる場合も少なくない。
バドに関してはヘドン(プラドコ)の定番商品ではないため、その都度スミスから特注をしないことには再生産されないルアーなのだそうだ。つまり、この機会を逃すと次の生産がいつになるのかは全く予測がつかないらしい。気になるカラーは買い逃しのないようにしておこう。
バドX9411 ※2月発売予定 | |
全長 | 2-3/4″(6.99cm) |
自重 | 5/8oz 18.0g |
標準小売価格 | オープンプライス |
スミス公式へドンバド詳細ページはこちら