ツララから発表された2024年新製品「Bass Amp.(バスアンプ)」。
詳細は下記に記載する記事を確認していただくことにして、今回は開発に携わったSHINGO氏が語る「Bass Amp.(バスアンプ)」について紹介します。
【TULALAブランクス × ストローセッティングHD】ツララが送り出す最新鋭のトーナメントバスロッド「Bass Amp.(バスアンプ)」
SHINGO(ワタナベ シンゴ) プロフィール
ツララらしいトーナメントロッドを開発するというプレッシャー
SHINGO氏は、獰猛なフィッシュイーターたちを世界各地で狙うような特殊なロッドメーカーという印象を多くのユーザーが持つであろうツララというメーカーからリリースされるバス用トーナメント用ロッドを開発するというプレッシャーは相当のものだったと語る。
世間には各メーカーからリリースされた様々なトーナメントロッドがあふれており、それを一般に向けて再構築したロッドも数多く登場しており、その中にツララが入り込む余地とは。
そんなプレッシャーを感じながら開発されたのが「BassAmp.(バスアンプ)」なんだとか。
「BassAmp.(バスアンプ)」に込めた思い
意味は、「アンプ=増幅器」。トーナメンターたちが厳しい試合の中、毎日毎瞬感じ取っている小さな変化、閃き。
そんな小さな閃きすら読み取って、大きく発揮できるように。そんな性能を備えたロッドシリーズとなるように、という願いを込め「BassAmp.(バスアンプ)」と名付けたそう。
スペック等々の打ち合わせを重ね、テストロッドが上がると同時に、参戦するJBTOP50をはじめ、多くの試合で試してそれぞれのフィーリングをフィードバックして次のテストロッドへと活かし、次の試合で試すという変則的ですが無駄のないテストを無我夢中で繰り返し、気づけば発足から2年半。
毎日が突貫作業のような補正テストの甲斐あって、現在はスピニングモデル3機種、ベイトモデル4機種がほぼ完成した。
2024年春登場
そしてようやく2024年春「Bass Amp.S63ULXF」というスピニングモデルの発売が決定。
第一弾が「Bass Amp.S63ULXF」である意味
「Bass Amp.S63ULXF」からの発売経緯としては、劇的にバスの反応が渋いフィールドでのトーナメントでは絶対的に使用する頻度が高くなるのがフィネスロッドだから。
SHINGO氏が参戦しているのは国内最高峰のJBTOP50というカテゴリー。この中でもし年間成績が30位以下になるとJBTOP50の権利が剥奪されてしまう。
それ程に過酷なカテゴリーで生き残るためにも必須となってくるのが“フィネス”であることから第一弾として「Bass Amp.S63ULXF」が登場することになった。
「Bass Amp.(バスアンプ)」はここが違う
見てわかる最大の違いは、ガイドセッティング。「ストローセッティングHD」 という、見たことも想像した事もないガイドセッティングが採用されている。
現物を見ていただければ一目瞭然なのですが、まるで銃口です。リールを離れたその瞬間から、ラインはロッドに沿って吸い込まれ、放たれます。
そして巻き取り時はラインとロッドが一体化し、ブランクスの持つパフォーマンスが完全に発揮される。
「このストローセッティングHDのロジックを構築し、その一端を実用化までもって来れたのは幸運と言えるでしょう」と氏は語る。
・キャスト時にラインが暴れて飛距離の邪魔をしない。
・ルアー操作時にラインがロッドに沿うので感度が上がる。
・ターゲットを掛けてからロッドの曲がりを邪魔しない。
・リール、ライン、そしてロッドからルアーまでが融合したような、不思議な一体感。
次に「専用グリップ」の開発と採用。ひとえにストローセッティングHDを有効に機能させる為の専用グリップであり、バスのトリッキーな動きに対する操作性の向上が図られている。
こうして産まれた「Bass Amp.S63ULXF」。
その目標はプロ&ローカルトーナメントでの優勝。「その位置を狙うための相棒、と言えるロッドとなった」とのこと。
以上がSHINGO氏が語る「Bass Amp.S63ULXF」開発の側面。
そんな「Bass Amp.S63ULXF」は2024年春頃登場予定。気になった方はぜひチェックを。