【レオン北米釣り紀行/1996年〜1999年カリフォルニア】Vol4:レイクキャステイクの「怪」後編
全五回の予定でお届けしております「レオン北米釣り紀行」。
本記事で4本目の配信となりますが、今回は前回配信したレイクキャステイクに訪れた際のお話の後編。今回もまた読み物として、お時間のある時にごゆるりとお楽しみくださいませ。
レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。
【レオン北米釣り紀行】1996年〜1999年カリフォルニア
第三話:レイクキャステイク前編 ボブ・クルピとクローダッドと
第四話:レイクキャステイク後編 Lower巨魁の揺らめき
第五話:レイクキャステイク結末編 Upperリザードとバスとコヨーテと
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キャステイク巨魁のゆらめき
今日は日曜日で明日は仕事だと言うのに、まだ5月31日だというのに、えらく蒸し暑くてジタバタしているうちにまたまた女房にベッドから追い出されてしまった。今現在深夜の2時だが寝そびれついでに続きを書く事にしよう…。
楽しくもあり凄絶でもあったアメリカ生活だったが、帰国からすでに5年以上経過して(注:執筆時点)随分と記憶も曖昧になってきたのに、釣りのシーンだけは明確にまざまざと蘇って来る。
特にボブクルピとの最初のキャステイクの釣りは「ザリガニ餌」に驚いてしまい、到底忘れられる物ではない。差し出された生餌に驚いて理由を尋ねる俺に対して彼いわく、「10パウンダー狙うのならライブベイトでなければ無理だぞ」と…。
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