● 杉村和哉のタックルセッティング
Q: 杉村さんがこの釣りに使うタックルを教えてください。
A:ロッドはヴァルキリーのVKC-71MH、リールはロジウム63L、ラインはフロロカーボンの16lbです。飛距離優先で考えれば14lbという選択肢もありますが、とにかくキャスト回数が多いので、それによる劣化や消耗は極力抑えたい。なおかつ突然ヒットするビッグバスも確実に獲りたいので、飛距離と強さを両方満たす16lbを使っています。
Q: VKC-71MHはどんなロッドですか?
A:このロッドはディープX300と、DX-フリー2.0、3.0の専用ロッド。まさに琵琶湖のディープクランキングのために作ったモデルです。テーパーはミディアムファストで、これまでのクランクロッドと比べると硬いですが、ルアーのウエイトを乗せやすく遠投性能に優れた設計です。また、クランクベイトがウィードにスタックした感触を手元に伝える感度や、ウィードをほぐしたりカットしたりする際の操作性も重視しています。それとヴァルキリーはリアグリップの長さをMAHS(メガバス・アジャスタブル・ハンドリング・システムの略)で自在に調整できるので、最大長にセットしてさらに遠投性能を高めています。
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● クランクベイトの潜行深度はどこに合わせて選ぶ?
Q: 次にクランクベイトのチョイスですが、たとえばいま、水深4mでウィードが水面下2mの高さだったら、クランクベイトの潜行深度はどちらに合わせていますか?
A:例外もありますが、基本はボトムです。そうすることで高さが異なるウィードの隙間も連続的にトレースできます。潜り足りないか、潜りすぎるかと言ったら、潜りすぎるくらいのほうを選ぶことが多いですね。
Q: 杉村的オススメのクランクを教えてください!
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Q: ディープX300とDXフリー3.0の使い分けを教えてください。
A:この2つは似ていますが、DXフリーは潜行深度が1m浅いため、水深4mなら普通はディープX300を使います。ただ、ディープX300では刺さりすぎてしまうようなウィードに対しては、あえてDXフリー3.0を使ってウィードのトップを浅めに通すことがあります。DXフリー3.0はディープX300より少しだけウォブリングが強いのですが、浅めに通して深いところからバスを呼ぶときに、この動きの強さが効果的に働くようです。
Q: ディープX100 LBOのいいところは?
A: もともと使いやすかったオリジナルの動きを受け継いだうえにLBOⅡが入って飛距離が10%くらいアップした実感があり、さらに釣れるルアーになっています。ボディのサイズ感が今の琵琶湖にマッチしている点もお薦めする理由ですね。