そろそろ出番が多くなってくるのが、ディープクランク!
ディープクランクといえ、その持ち味は文字通り、深いレンジのクランキング。
使い方はボトムノックや中層のタダ巻きなど様々ですが、最近注目されているテクニックといえば、琵琶湖をはじめとするビッグレイクのウィードエリアを攻略するディープクランクパターン!
ウイードエリアのディープクランキング自体は、リーリングによって潜らせ、ウィードに絡んだらそれを外して誘い、喰わなければ再びリトリーブを続けるという流れなのは、想像がつく人も多いと思うけど、実際いざやってみると、一連の動作それぞれが、けっこう難しかったり、いろんな疑問が湧いてきますよね!
というわけで今回はそんなウイードエリアでのクランキングに関して疑問に思うことを解消するべく、ウイードエリアでのディープクランキングを得意とするメガバスプロスタッフの杉村和哉さんに、いろんな疑問をぶつけさせてもらいました。
WESTマリーナ・オリーブを出艇マリーナとする琵琶湖プロガイド。オールラウンダーなんだけど、巻きの釣りが好み。
1984年6月生まれ、奈良県出身。琵琶湖の持つ魅力「全てにおいてのスケールのデカさ」「全てにおいてのポテンシャルの高さ」に惚れ込み琵琶湖湖畔に移り住む。琵琶湖にてフルタイムプロガイドサービス『SUGIMURA GUIDE SERVICE』を営む。
●琵琶湖ガイド情報●
スギムラガイドサービス
ガイド受付☎090-5250-1944
出船マリーナ: WESTマリーナ・オリーブ(大津市小野312-21)
ガイドエリア:全域
ホームページ:http://sugimuraguide.web.fc2.com/
ブログ:http://ameblo.jp/inspired-by-nature/
狙うべきウィードエリアのイメージは?
Q: ウィードエリアと聞くと、漠然と藻が茂ったフラットな感じをイメージしますが、実際にはどんなところを狙うのですか?
A: よく「ウィードのトップが3m」などと表現しますが、3mできれいに揃っているとは限りません。フラットなウィードもありますが、普通は高さの異なるウィードが混在していると思って良いでしょう。
ウィードにはカナダ藻、エビ藻、センニン藻などいくつもの種類がありますが、バスが着くのは共通して「硬いウィード」です。これはバスがストラクチャーフィッシュで、何かに寄り添う性質があるためだと思います。
狙うのはこうしたウィードのエッジや、島のように密生したところです。水質的にはクリアよりも濁ったエリアを選んだほうがバスの警戒心が低く、ヒットさせやすい傾向があります。
● キャストはショートで刻むのか、ロングキャストで広く探るのか?
Q: その不揃いのウィードに対してのアプローチはどのように行っていますか? 目で見える範囲をショートに撃つのか? それとも広い範囲をチェックした方がイイですか?
A:夏場のギルパターンのように、目視できるウィードの隙間をピンポイントで狙い撃ちするケースもありますが、それを除くと圧倒的にロングキャストが有利です。ディープクランキングは飛距離が命。喰わせのテクニックより、1cmでも遠くに飛ばすほうが大切と言っても良いくらいです。