今江克隆のルアーニュースクラブR「多毛!剛毛!植毛!冬こそ強いモジャモジャ系ワームの最新事情」の巻 第1174回
過去最恐レベルのキワモノ!
そして今回のテスト釣行で、最もメインにテストしてもらったのが、多毛系のまさに極め付け、ゴルゴンか?メデューサか?…キモさキワモノさではおそらく過去最恐レベルのワーム、風神スパイダーのオバケ版「クジャラ・エラストマー」だ。
この「クジャラ」、すでにハイシーズン中は三原(直之)プロが、ルアマガ陸王第3戦榛名湖で驚異的な7kg越え釣果で圧勝したのをはじめ、イマカツの若者スタッフたちの間では大人気になっているワーム。
ゆえに、河野プロも全く抵抗感なく使いこなしていた。
「クジャラ・エラストマー」
元々「クジャラ」は「風神スパイダー」のデカい版がほしいという若者オカッパリスタッフのリクエストで試作したモノだが、どうせデカくするなら毛量も毛径も最大限まで強化増量してみて、不要ならカットすればいいや…の発想で試作したモノだが、そのまんまで三原プロが激勝したので、もう、そのままでイイやんって軽いノリでできたワームだ。
エラストマー製なので、そのままではベタベタと脚同士が引っ付いて毛団子みたいになるのが最初は不安材料だったが、「モエビパウダー」などをジップロックに随時入れてまぶすと、クセも全然つかず、素晴らしいパウダーの持ちと脚の絶妙な動きをキープできることが判明した。
これにより、来年早春にも製品リリースが決まった、超キテレツワームだ。
基本的に「クジャラ」は、デカ虫系のサイト(フィッシング用)ワームなのだが、ひょっとしてコレって「極太ソフト団子ラバージグ」みたいな使い方もアリかもと思い、低水温期でのテストを行った。
見方によっては、ゴンズイ団子?厳冬期に野池最深部に溜まるベイト団子、赤虫団子にも見えそうだったからだ。
脚の動きはキモさバツグン、もはや触りたくないレベルである。
そして厳しい状況だったが、テスト結果はまずまず。
変幻自在
「クジャラ」は、そのままではドン引きするほどバルキーかつ、ゲテモノ感満載だが、様々な部位をそれぞれカットして使うことで、普通に釣れ釣れ感漂う形状、パーツ、リグにも変化させることができる。
どの部位もあまさず使えるという意味では、ゲテモノ感満載の割に、実はマグロのようなワームで、一粒で3~5種類の違った姿で使うこともできる。
今後、アングラーの創意工夫では、思いもかけないシークレットな使い方も生まれそうだ。
すでに今江的には、発想の逆転的新シークレットリグを10月からテスト継続中なので、お楽しみに。
て、逆に釣れてたら試合で使うまで公開しないけどね。
「風神スパイダー・クジャラ・エラストマー」は、現在、最終金型調整中、来春前には店頭デビューできますので、超・ゲテモノ喰い、キワモノ好きの皆様は、ご期待ください。