どうも!Bluestormテスターのキムソウこと木村壮大です!
今回はウェーディングといったらウェーダー、そんな常識を覆すかもしれないウェーディング装備の新提案、ブルーストーム「シロッコドライスーツ」の着用方法や使用上の注意点などをご紹介いたします。
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ドライスーツの着用方法
ドライスーツと聞くと準備段階から身構えてしまうアングラーさんは多いでしょう。しかし、実際に着用してみると、その着用方法は比較的簡単です。
① フロントに斜めに配置された防水ジッパーを全開にします。
② そこから両足を入れ下半身部分を着用します。
③ 腰に配置されたサスペンダーに肩を通して下半身部のずり下がりを防止し、両腕を袖に通します。
④ 両袖のガスケット部に捻じれがないか確認。
⑤ 首の裏にある首用ガスケットに頭を通します。
⑥ フロントの防水ジッパーにインナーを挟まないよう最後まで締めます。
⑦ 最後にしゃがんでスーツ内の空気を抜いて着用完了です。
着用時の注意点
ドライスーツを着用するうえでの注意点は首・手首のガスケット部に頭髪やインナーを挟んでいないことを確認するのと、防水ジッパーにインナーウェアを挟み込んでいないかの確認です。
首・手首のガスケットと防水ジッパーは完全防水の要になる部分で、きちんと装備できていれば中の空気が勝手には抜けないほどの密閉状態になります。なので、転倒時などに空気によってバランスを崩さないために最後に空気抜きをする必要があるのですが、それは裏を返せばそれだけ防水性が高いことの裏付けとなります。
遊泳に関しての注意点
ドライスーツを着用すれば遊泳も可能となるのですが、そこにも注意点があるのでご紹介いたします。
遊泳を伴わない釣行であれば着用時の最後に空気を抜けば快適に釣りができますが、遊泳もするのであれば、腰ほどの水深で水に肩まで浸かる要領でしゃがみ、水圧を利用して再度空気抜きを行ってください。陸地でしゃがんだだけでは抜けきらなかった空気がしっかりと抜けるので、スイム中の姿勢が取りやすくなります。
とはいえ、ウェーディングシューズなども浮力があり、体全体が浮きやすくなるので注意が必要です。入水時などは仰向けになると姿勢が安定し、楽に浮いていられるので覚えておいてください。
ドライスーツ着用時の装備
これはドライスーツに限ったことではありませんが、岩に手をつくことも多い場所では手のひらを保護するグローブの着用とゲームベスト、本格的な遊泳をするのであればヘルメットも必要となります。
実際に使用してみての感想
安全に配慮したうえで浅い場所ではありましたが、2時間程水の中にて行動しましたが、内部への浸水はなく、上下にインナーダウンを着用していたこともあり、12月の海の中でも快適に行動できました。
ソックス部にラテックス素材を使用しているので、靴下だけでは水温の伝わりがありましたが、ネオプレンソックスを着用すればそれも感じない状況でした。
オーバースペックな装備であるドライスーツですが、不意の転倒時や深みにハマった時など不測の事態にもインナーを濡らさないということは、冬の海においては最大の安全対策となりうるはずです。なにより、泳いだ後もドライスーツを脱ぐだけで帰宅できるという手軽さは着用時の手間を遥かに上回るメリットと感じました。
皆様もウェーディング時に恐怖を感じたことはあると思います。
自身も何度か危ない目にあったことがあるので、今後はドライスーツウェーディングを積極的に取り入れていこうと思います。安全に釣りをして、無事帰路につく。これが釣りを楽しむうえでの最低条件、皆様もドライスーツを装備に取り入れてみては如何でしょうか?