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【磯メバルを狙う「ベイトロッド」まで!!】攻めの機種展開が気になりマクる、メバルプラッギング専用「ダークシャドゥEX」

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メバルプラッギング創成期

メバルをプラグで釣る。今となっては珍しくもなんともない。だがそれが一般化したのは2000年代になってからだ。それまでメバルを釣るルアーといえばワーム一択だったと言っていい。

あらゆる魚種において、プラグで釣れるとなればそのゲーム性は格段に増す。バスもナマズもシーバスもトラウトもそうだ。

そしてメバルもプラグで釣れることがわかってきた頃、スミスはメバル専用プラグ「メバペンメバル」を発売する。2006年の事だった。

メバペンメバル

以後、メバペンシリーズはラインナップが拡充し、ファットミノー系の「ガンシップ」も登場。瀬戸内方面を中心として、徐々にではあったがメバルをプラグで釣るということが浸透していった。

ガンシップ

そしてプラグの釣りは専用ロッドがあるとそのゲーム性はさらに増す。

2016年、スミスはメバルプラッギング専用ロッドのダークシャドゥTZ(2機種)を発売した。トルザイトリングガイドを使用したハイエンドモデルで価格は4万円台。メバル釣り自体は人気があれどワームが主流である状況には変わりなく、プラグをメインにしているというケースはまだまだ少なかった。極めてニッチな市場に本気の高価格帯モデルを投入するというスミスの暴挙?に驚いた関係者も多かったはずだ。

ダークシャドゥTZ

しかし、ダークシャドゥTZはごく一部の熱いメバルアングラーから高い支持を受けることになる。これまで他魚種用ロッドの流用などでお茶を濁していたところに、ようやくプラグを快適に扱えるモデルが登場したのだからそれはごく必然的なことだっただろう。

新時代のメバルプラッギングロッドへ

そして時代は移り変わる。メバルをプラグで狙うという事は今ではごく当たり前の釣りとなり、そのスタイルも多様化した。港湾部でとことん繊細な釣りを追求する者、パラダイスを求めて磯やサーフにその可能性を求める者、尺メバルを手にすることに情熱を傾ける者、と挙げていけば枚挙にいとまがない。

そして多様化したメバルプラッギングゲームに対応するべく、ダークシャドゥの第二世代となる「ダークシャドゥEX」の開発が進められていった。

細分化されたメバルプラッギングに求められたこと

初代のダークシャドゥTZは7.3ftと7.7ftのスピニングモデルで、どちらかというと港湾部でのメバルゲームを念頭に置いたモデルだったと言えるだろう。そうした中で、スミスには各地のメバルプラッガーから様々な要望が寄せられる。

港湾部でより繊細なゲームを楽しみたい。数を釣りたいのでより小型プラグの使用をカバーできるようにして欲しい。バイトを弾かない柔軟性も欲しい。メバルをベイトタックルで狙いたい。磯やサーフで使える、より長いモデルが欲しい。海藻の中に潜られないだけのパワーも必要。

これらは相反する内容が混在しており、2機種程度で対応するのは到底無理なこと。

ダークシャドゥEX 4機種に明確なコンセプトを…

ダークシャドゥEXの開発を担当するスミスの小笠原健太さんが出した結論は、それぞれ明確なコンセプトで設計した4機種でのラインナップということだった。ちなみに小笠原さん自身も三浦半島の磯メバルを狙うエキスパートアングラーである。

小笠原さんと三浦半島の磯メバル

まず全体像として、ダークシャドゥEXには先ほども述べた通り全4機種がある。その内訳は、テクニカルスピニングの「DSEX-73」、テクニカルベイトキャスティングの「DSEX-C74」、パワースピニングの「DSEX-710」、そしてパワーベイトキャスティングの「DSEX-C711」。

つまりテクニカルモデルにスピニングとベイトが、同様にパワーモデルにもスピニングとベイトが揃う隙のない陣容に。

さて、ここからはダークシャドゥEXの開発担当者でもある小笠原さんに、モデルごとの具体的なコンセプトを聞いていこう!

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