こんにちは! メガバススタッフの馬場 走です。
今回は荒波の王者”磯ヒラスズキ”を狂わす2つのメソッドを紹介します。
馬場 走(KAKERU BABA ) プロフィール
ヒラスズキの基本的な狙い方
私の場合は、時化た日の磯でデイゲームを中心に狙います。ヒラスズキは警戒心が強いため、日中は風やうねりで海が時化たときにできるにサラシと言われる白波の中やその周りでエサを捕食します。そのため、デイゲームで狙う時にはこのサラシが必要不可欠。
ナイトゲームや凪でも狙って釣ることはできますが、サラシ打ちと呼ばれる時化た日の釣り方は、中毒性がありゲーム性が非常に高いです。
磯ヒラでルアーの使い分けについて
主に使用するのは、ナチュラルアクションの「Cookai SLIM 120 / 140」とハイアピールの「X-80 MAGNUM」この2つのルアーを主に波の高さなどの時化の程度によって使い分けます。
Item | Length | Weight | Type | Hook | Price(税別) |
Cookai SLIM 120 | 122mm | 12g | SlowFloating | #6 x 3 | 1,980 円 |
Cookai SLIM 140 | 144mm | 20g | SlowFloating | #4 x 3 | 2,200 円 |
メガバス公式「Cookai SLIM 120 / 140」の詳細ページ
「Cookai SLIM 120 / 140」はナチュラルでタイトなロールをするルアーです。120Fは潜行レンジが浅いため比較的サラシが薄い状況を中心に使用します。140Fは、120Fが波に流されて泳がない時や操作しにくい時、またサラシが濃く、よりアピールしたり、レンジを下げたりする時に140Fを選択します。
Item | Length | Weight | Type | Hook | Price(税別) |
X-80 MAGNUM | 115.0mm | 18g | Sinking | #6 x 3pcs | 2,050 円 |
メガバス公式「X-80 MAGNUM」の詳細ページはコチラ
「X-80 MAGNUM」は、足場が高い磯や「Cookai SLIM 120 / 140」が泳がないほどの強風下を中心に使用します。シンキングでなおかつリップが大きいので水噛みが良く、ルアーに気付いてもらえるように、アピールさせたい時に選択します。
Cookai SLIMとX-80 MAGNUMの有効な場面とは
「Cookai SLIM 120 / 140」を使用するときは巻き抵抗を感じない程度のスローリトリーブがオススメです。その中で1番ルアーポテンシャルを発揮させるのに必要なことが流れを受ける角度です。
波に向かって正面に立ち、波に対して斜め45度の角度で、ルアーが後ろから流れ受けるようなコースにルアーをキャストします。斜め後ろから流れを受けると、巻いている最中にルアーのリア部分からスライドし、フラつくアクションが発生します。その瞬間に魚からのコンタクトが非常に多くあります。
「X-80 MAGNUM」はしっかり巻き抵抗を感じながら、ぶりぶりと泳がせて使用するのがおすすめです。アピールが強いルアーのため、時化こんだときやサラシが分厚いときは特に有効です。また、ジャークやステイなどもできる優れたルアーになっているので多様なアプローチが可能となっています。
ワンポイントアドバイス
パイロットルアーとして「Cookai SLIM 120」を使用し、時化かたによってルアーを変えていくことが釣果に繋がります。
また、いきなり潜行レンジを入れるとヒラスズキは警戒したり、スレさせてたりしてしまうため、数釣りをしたい場合はレンジが浅いルアーから使用することをおすすめします。
馬場的オススメのカラーチョイス
GG PINK BACK BAIT
ヒラスズキ釣りにおいてルアーがどのコースを通っているかを知ることは釣果に直結します。背中のピンクがサラシの中でも見やすいため、自分のルアーがどこにあるかを確認しやすい視認性の高いカラーです。
FA ENSHUU KISS
メガバス独自のファインアートカラーです。太陽に当てるとクリアとなり、背中のゴールドはGGPINKBACK BAIT同様に視認性が高いです。ベイトが小さい時や晴天時におすすめです。
HT IL SAYORI
クリアな部分があることでマイクロベイトパターンに対応でき、フラッシングでもハイアピールが可能なカラーとなっています。
タックルデータ
ロッド:ヒラスズキ専用11ft前後のタックル
リール:S社SW4000番~5000番(XGまたはHG)
ライン:PE1.5号~2号
リーダー:フロロカーボンライン30~40Lb
晩秋から初冬の磯ヒラ事情について
晩秋から初冬にかけて全国的に北西風が吹く機会が多くなり、海も時化やすくヒラスズキ釣りをするには絶好のタイミングとなります。
寒波が入ると、急激な水温低下によりヒラスズキが食い渋る傾向が強いです。普段よりも磯際やシモリなどを丁寧にトレースしてあげることが大切です。
ヒラスズキは主に海が時化ている時に狙う魚です。時化た海は非常に危険で、突然大きい波がくることもあります。近年は落水などの事故も多く起こっています。
ライフジャケット、磯靴などを必ず着用し、単独での釣行はできるだけ避けること、また今からヒラスズキを始める方は経験のある方と釣行するなど、安全第一で楽しまれてください。