シーバスといえば、様々なフィールドで周年楽しませてくれる魚。ボートでショアで、時期によって、ルアーによって、攻略しがいがあるのが面白いところ。
だからロッドもボートシーバスとショアシーバスでは分かれるし、使用ルアーによって適切な機種展開がされます。
ボート&バンク=B&Bコンセプトを持つ竿
そこに「船でもオカッパリでも楽しめるロッドはできないか?」ということで作成されたかなり面白いコンセプトのロッドがゼニスの「ルビナベスティア」。
ルビナベスティアに設定されたコンセプトは「B&B」。B&Bが意味するのはボート&バンク。船と岸、どちらにも対応する二刀流ロッドなのです。
中間セクションで長さを変えられる
そのB&Bコンセプトのために、ルビナベスティアの特徴的な構造というと、各機種には中間セクションにレングスの異なる2種がセットになっていること。
つまり、3ピースロッドだが中間セクションの長さを変えることで様々なフィールドに対応できるというロッド。
例えばロッドを振るスペースが限定される状況でのオカッパリとオープンな場所では、必要なレングスが異なってくるし、ボートでも快適なレングスはそれぞれ違う。そんなところを、まとめてマルチにこなしてくれちゃうのがルビナベスティア。
ちなみにルビナベスティアはシーバスだけでなく、ブラックバスにもマッチ。
出典:YouTube「ZENITH・Okuma Fishing Japan」
ビッグベイトもミノー系も
機種展開としては、ベイト3機種・スピニング1機種の内訳。
例えば「LB-B85/763HF」を例にすると、85/763という表記が8.5フィートと7.6フィートを表し、763の3が3ピースであることを指す。そしてパワーはH。
中間セクションを付け替えることでビッグベイトも、20g程度のミノーも扱える器用さを持つ。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適応ドラグ(kg) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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LB-S90/763MHF | 2.74/2.29 | 3+1※ | 119 | 277/252 | 2.0/14.4 | 14~110 | ~3 | – | 98 | 50,000 |
LB-B85/763HF | 2.57/2.29 | 3+1※ | 111 | 274/260 | 2.4/14.5 | 20~135 | ~5 | – | 98 | 49,000 |
LB-B85/763H | 2.57/2.29 | 3+1※ | 111 | 276/263 | 2.3/14.5 | 20~135 | ~5 | – | 98 | 49,000 |
LB-B80/723XHF | 2.44/2.20 | 3+1※ | 104 | 287/274 | 2.5/16.1 | 50~270 | ~8 | – | 98 | 50,000 |
ゼニス公式「ルビナベスティア」詳細ページはこちら
FTS
さて、上記に挙げた例「LB-B85/763HF」で表記の意味は理解いただけたと思いますが、最後の「F」、これはFTSティップ採用であることを表す。
FTSはフレキシブル・タフ・センシティブを表す独自の柔軟なティップセクション。追従性が非常に高いティップとなっています。
実は例に挙げた「LB-B85/763HF」とFのない「LB-B85/763H」があるのが上記スペックから分かると思います。この2機種はFTSティップ採用の「LB-B85/763HF」とフルカーボンチューブラーティップ採用の「LB-B85/763H」で、ティップ以外は同様。よりアクションにキレを出したい状況であれば後者をセレクトするとよい。
また、リアにはバランサー(スペーサー)が付属。非常に幅広いルアーを1本で投げられるルビナベスティアゆえに、ロッド全体のバランスも大事で、そのバランスを調整できるように取り付けられている。
レングスが変えられるという部分だけでなく、FTSやバランサーなど、様々なルアーを様々なフィールドで気持ちよく投げて操作し、掛けるために細かなコダワリを持ったロッドとなっています。ぜひチェックしてみてください。