皆さんこんにちは。三浦一真です。
いよいよ国内で一部取り扱いがスタートしました“PLANO EDGEシリーズ”。収納性と機能性はモチロン、アメリカンチックなデザイン、そして配色も含めて、アンテナ感度の高いユーザーの皆さんや、現場主義のプロアングラーの方々から高い評価をいただいており、2023年後半の釣具業界を大きく賑わせています。さて、今回の記事ではシリーズの中でも特に僕が愛用している「EDGE ターミナル 3700」と「EDGE フレックス 3700」の僕なりの収納術、チョット変わった使い方などをお話させていただきます。
PLANO EDGEシリーズの特長をおさらい
各モデルの収納術と使い方の前に。
“PLANO EDGEシリーズ”の存在を初めて知ったという方も居られると思いますので、まずは全体の特長をおさらいしていきますね。共通する特長は大きく3つ。
“PLANO EDGEシリーズ”の中で最も注目すべき特長。“WATER WICK DIVIDER”。
ウォーターウィックディバイダーという再利用のできる吸湿発散性パケットが標準装備されていて、BOX内の湿気を吸収して乾燥させるという仕組みになっています。使用後のルアーを収納する時や、湿度の高い時などの小物類収納、必然的にBOX内に湿気が溜まりやすくなりますが、そんな時でもサビや劣化から守ってくれるという、コレは嬉しいギミックですよね。こちらの機能があることで、釣行後にルアーや小物類を外に出して乾燥させるという手間が省けます。付属の仕切り板と同様に好きな位置に移動させてフィットが可能、BOX内のレイアウトで邪魔にならないという点もメリットです。
そして、標準装備の仕切り板にもスリットが施されていることで、こちらも湿気が篭らず空気を循環させて乾燥を早めてくれます。
続いてはこちら。
不意な大雨や水飛沫からBOX内のルアーなどを水から守ってくれる防水機能も標準装備。蓋部分とBOX部分の設置面に“Dri-Loc O リング防水シール”という、パッキンのような役割を果たしてくれるパーツが備わっていて、蓋を閉めた時にギュッと押し込まれる感覚で閉まり、外部からの水を徹底的にブロックする高い防水防滴性能を誇ります。
バッグの中から素早く使いたいアイテムを取り出すためには、どこに何があるのかを把握する必要がありますが、こちらには初めから“EZ Label ラベルシステム”という名札的なスペースが設置されているため、BOXを開けずに中身をチェックすることができます。BOXのフタも透明なので上からでも内部をシッカリチェックできます。
述べてきた点がシリーズ共通の大きな特長ですが、もう1つ魅力を伝えるのであれば、防水性と機密性に優れているにも関わらず、BOX開閉の際に片手で行うことができます。黄色い取手をBOX部分に引っ掛けるようにセットし、そのままスライドさせて蓋部分に押し当てるだけ。カチャッと音がして確実に密閉できます。2段階ロックなので、不意に蓋が空いてしまうというトラブルも当然ありません。開閉がラクでシッカリと閉まる点も僕自身気に入っているトコロ。またボディもカナリ頑丈に作られていてある程度の衝撃であればヒビが入ったり割れるということも無いと思います。
では、全体の共通する特長を解説し終えたトコロで、各モデルの収納方法や使い方などについて紹介させていただきます。
EDGE ターミナル 3700
まずは「EDGE ターミナル 3700」について。
こちらは主にシンカーやフックなどの小さめのパーツ、ターミナルタックル収納に特化したタックルBOX。他モデルと同様、収納物を一目でチェックでき、中身もバラバラになることがない、透明のポリカーボネイト製の上蓋“Dura View”で小物収納を快適に。
製品名 | メーカー希望本体価格(税抜) | Size(外寸): 全長(L) | Size(外寸): 幅(W) | Size(外寸): 高さ(H) | Style | 素材 | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EDGE ターミナル 3700 | ¥6,300 | 35.6cm | 22.9cm | 3.5cm | 3700 TERMINAL | 本体プラスチック、上蓋ポリカーボネート | 927g |
ピュアフィッシングジャパン公式「EDGE ターミナル 3700」詳細ページはこちら
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ミウラ的活用術としては、今の時期に使用する可能性のあるフック類を収納して車載しておいたり、そのままガサっとボートに積み込むことでフックを選別する手間が省けたり、使いたいフックのストック切れを未然に防ぐことができます。
パーツの組み合わせ次第で10種類以上のオフセットフック、マスバリ、ジグヘッドなどを収納できるので、番手別に分けたとしてもカナリ多めにフック収納ができます。そして、ここが1番のお気に入りポイントですが、3700サイズのみBOX内上部に高密度フォームを使用したシンカー専用のスペースがセットされています。
個人的にリザーバーや川など、陸っぱりボート問わずフリーリグを選択して釣りをする機会が多いので、僕はこのBOX内に使用頻度の高いウエイトのシンカーを約10個と、ラインアイ保護用のクッションゴムを1パックそのまま格納しています。
そうすることで、フリーリグをリグる際に“シンカー用BOXからシンカーを取り出して、フック用BOXからフックを取り出して結ぶ”→これが1つのBOXで瞬時に行えるということに。スペースが余ったので、思いつきでやってみたことが始まりですが、自分でも感動するくらいリグの交換がスムーズになりました。
僕はフリーリグを選ぶことが多いので、このセッティングですが、例えばキャロライナリグの使用頻度が高いというアングラーの方であれば、シンカーとスイベル。テキサスリグの使用頻度が高いのであれば、シンカーとペグ止めゴム…など、2つのBOXにアクセスして作っていたリグを、1つのBOXで瞬時に行えるのはカナリ機能的だと思います。モチロン、アイデア次第ではもっと便利な使い方があると思いますが、個人的に「EDGE ターミナル 3700」を使っていて、この“今使うフック類+少しだけシンカー類”を収納する使い方がカナリオススメです。ぜひ一度お試しを!
EDGE フレックス 3700
続いては「EDGE フレックス 3700」について。
“EDGE ターミナル 3700”と同じように自由度の高い収納ができるBOXで、こちらは比較的体高のある大き目のプラグ。羽根モノや大きすぎないビッグベイトなどを収納するのにオススメ。
製品名 | メーカー希望本体価格(税抜) | Size(外寸): 全長(L) | Size(外寸): 幅(W) | Size(外寸): 高さ(H) | Style | 素材 | 重量 |
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EDGE フレックス 3700 | ¥6,300 | 35.6cm | 22.9cm | 6.7cm | 3700 FLEX | 本体プラスチック、上蓋ポリカーボネート | 1456g |
ピュアフィッシングジャパン公式「EDGE フレックス 3700」詳細ページはこちら
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前途した使用方法と共に、最近ハマッている活用術は“ルアー以外の物を収納する”という使い方。
一般的にタックルBOXと呼ばれる物は、ルアーなどの釣具をストックするための用途で使用されますが、“PLANO EDGEシリーズ”は、その防水性や耐衝撃性を活かして、釣具以外の物をストックすることもオススメの使用方法の1つ。普段ボートで釣りをする機会も多いのですが、その際に“無かったら困るorあったら便利”な小物類をストックして、ストレージに保管しています。それは主にハードルアーの交換用フックやリールのメンテナンス用のオイル、リーダーなど。
例えばハードルアーのフックが折れたり、リーダーがラインブレイクしてしまったりと、湖上で思いがけないトラブルが起きた時に、釣りを続行できなくなったり妥協して別の釣りに変えなければいけないというようなことは絶対避けたいトコロ。そんな不意のトラブルが起きたとしても、ここがキモ…これらの小物類を“1箇所にまとめて収納できる”ことが最大のメリットです。「確かどこかにリーダー用ラインがあったはず」、「別のルアーからフックを付け替えようかな」僕も以前はこの状態でした(笑)。トラブルが起きた時にストレージの中から目当てのものを探すのも一苦労…内容物に対して防水性能があり衝撃からも守ってくれて、なおかつ中身がスグわかる「EDGE フレックス 3700」に収納しておけば全てが解決。その他に、僕は偏光グラスが曇ったり濡れた際にすぐに拭き取れる“めがねクリーナー”やワームの補修剤(これオススメ!!)も常時スタンバイしています。
モチロンBOX内の仕切りは自由にカスタマイズできるので、仕切りを取っ払ってしまってスマートフォンや財布、船舶免許証、車のキーなど「絶対に濡れたくない大事な物」を入れておくこともできます。
今回はルアー以外の保管についてお話させてもらいましたが、釣りの動作以外のことがスッキリすると、より釣りに専念できて結果釣果に繋がるかも。使い手のイメージ次第で無限の使い方を可能とする“PLANO EDGEシリーズ”…使ってみては?