オフショアジギングでヒラマサを獲るために…。そんな想いから登場したゼニスの新作ロッドが「ZEROSHIKIマッハV-Spec」。
Vスペックについては、少し前にも記事を配信しているのでチェックしてみてください!
大型スピニングリール「テソロ」
さて、今回はリールについても触れていきたい。ご紹介するのはオクマのスピニングリール「テソロ」。
テソロは最新鋭のオクマテクノロジーを詰め込んだ、大型魚に対応する超タフ仕様なスピニングリール。
まずは機種展開からおさらい。
型番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (Kg) |
自重 (g) |
スプール 径(mm)/ ストローク(mm) |
糸巻量 PE(号-m) |
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長さ (mm) |
ベアリング数 BB/ローラ― |
本体価格(円) (税抜き) |
TSR-8000HA | 5.8 | 25 | 697 | 61/23.5 | 3-380 4-300 5-240 |
112 | 75 | 12HPB+1RB | 42,000 |
TSR-8000PA | 4.9 | 25 | 697 | 61/23.5 | 3-380 4-300 5-240 |
93 | 75 | 12HPB+1RB | 42,000 |
TSR-10000HA | 5.8 | 25 | 714 | 66/23.5 | 4-375 5-305 6-230 |
121 | 75 | 12HPB+1RB | 43,000 |
TSR-10000PA | 4.9 | 25 | 714 | 66/23.5 | 4-375 5-305 6-230 |
101 | 75 | 12HPB+1RB | 43,000 |
TSR-14000HA | 5.8 | 25 | 714 | 68.5/23.5 | 6-295 8-210 10-160 |
126 | 75 | 12HPB+1RB | 44,000 |
TSR-14000PA | 5.4 | 25 | 714 | 68.5/23.5 | 6-295 8-210 10-160 |
105 | 75 | 12HPB+1RB | 44,000 |
TSR-18000HA | 5.8 | 25 | 928 | 77/26 | 5-555 6-420 8-295 |
141 | 85 | 12HPB+1RB | 46,000 |
TSR-18000PA | 4.4 | 25 | 928 | 77/26 | 5-555 6-420 8-295 |
106 | 85 | 12HPB+1RB | 46,000 |
TSR-20000HA | 5.8 | 25 | 928 | 81/26 | 5-665 6-500 8-335 |
148 | 85 | 12HPB+1RB | 47,000 |
TSR-20000PA | 4.4 | 25 | 928 | 81/26 | 5-665 6-500 8-335 |
111 | 85 | 12HPB+1RB | 47,000 |
出典:YouTube「ZENITH・Okuma Fishing Japan」
オクマ公式テソロ詳細ページはこちら
ヒラマサ狙いに向く番手
実際に近海ジギングにおけるヒラマサ狙いで使うとなると、推奨しているのは8000~10000番というところ。
ヒラマサジギングといっても地域や釣れるサイズによっても異なってくるが、概ねPE3~5号を中心とし、4号が真ん中、ライト寄りなら3号、大型に備えるなら5号となるのがベーシックなところではないだろうか。
ちなみに8000・10000ともにHAとPAがラインナップされるが、HAがギア比5.8・PAがギア比4.9となっている。
キャスティングや回収の速さ、ジグの初動をキレよく動かしたいのであればHA、大型魚とのパワーファイトで負担を少なくしたい・気持ちジグのスピードを落としたいというならPAが向くだろう。
何せタフ!アルミライトとマシンカットギア
テソロの魅力はそのタフさ。ソルトの過酷な状況でもガンガン使って、大型魚相手にもヘタらない剛性感
出典:YouTube「ZENITH・Okuma Fishing Japan」
そのテクノロジーをサクッと解説しているのが上記ムービー。
出典:オクマ公式
テソロに採用されるのはアルミライト構造。簡単にいえば強靭で軽量なアルミダイカストで、ボディ・ボディカバー・ローターが構成される。
強烈な負荷に耐えるアルミライト構造が、テソロの魅力だ。
そして大口径アルミマシンカットドライブギア。強度の高いC6191を精密にマシンカット。この素材は非常に剛性高く、マシンカットギアは精度も高い。これを従来品より12%以上も大径化した。
ベアリングも錆に強い12HPB(ハイパフォーマンスベアリング)を採用。本体の強さはもちろん、ソルトウォーターで使用する際の水しぶきなど外的要因からボディを守る機能も充実している。
スムーズなリトリーブに注力
強さとは逆に、スムーズな巻き感が求められるヒラマサジギングにピッタリなのがフリクションレスメインシャフトデザイン。
フリクション=摩擦がレスということで、ピニオンギヤの内側にクリアランスを設けることで摩擦抵抗を抑制している。
当然、長く初期のフィーリングが続くことにもつながる。
ちなみにメインシャフトは太軸で、その素材にはチタンを採用。
細部にわたる気配り
ベールはアルミワンピース。この手の釣りは、何はともあれ安心できる強度がアングラーの心の支えになるが、ベールなどの細かな部分にも妥協はない。
また、タフなボディ、スムーズなギアがあっても、相手はスプリンター・ヒラマサ。ファイト中のラインのダメ―ジも大きい。
そこでラインローラーには、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボンコーティング)を採用。簡単にいうと、非常に滑らかな滑りが出る加工で、加えてテソロにはラインツイストを抑制するEFRラインローラーが採用されているため、ヨレなく滑りよくラインを保護する。
防水性バッチリ
防水性も高く、1mの水深に30秒浸かっても水の侵入を許さないフルウォータープルーフボディとなっている。
今回はヒラマサジギングのスピニングとしてご紹介したが、テソロはショア・オフショア問わずであるし、上記スペック通り20000番までの充実のラインナップ。
過酷なソルトウォーターでチャンスはわずか…そんな大型魚種にこそ投入していもらいたいスピニングリールとなっています。