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今江克隆のルアーニュースクラブR「実績はダントツ無双!ここ三年で最も強力な50cmUP捕獲ワーム!シリーズ最高傑作『ハドルギル』登場」の巻 第1169回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「Basserオールスタークラシック」の余韻も覚めやらぬ今週だが、ようやく待ちに待った、イマカツ・プロスタッフから2023年最強ワームともいわれてきたAREが今月、デビューする。

そのAREとは、約三年もの間、修正を繰り返し完璧な仕上がりになったハドルテール・シリーズ最強の呼び声高いビッグフラットワーム「ハドルギル」だ。

「ハドルギル」シリーズのラインナップ。5.8インチはスタッフ専用プロトで製品化の予定は未定だったのだが、先週、予期せぬ事件が!

ここ三年のダントツ無双ワーム

もうすでに、何度も自分の実釣テストレポートは一昨年から公開しており、一見大きな変化はないように見えるが、実はテールの動きを最大限活かすためのテールとボディのバランス、デカいワームを離さずに喰い込ませ、フッキングを高確率化する工夫、唯一無二のセッティングを可能にした独自設計のボディデザイン等、最終決断するまでに3年近くの時間がかかってしまった。

それだけにギル型の大型フラットワームとしては、あらゆるリグに高次元で対応できる、極めて完成度、実戦力の高いワームになったと思う。

フラットでデカいだけにフッキングの高確率化は重要課題だった。口の中に入りやすく、かつ団子になりにくい形状なので、40cm以下のバスでも5インチをガップリ咥え込んで離さない

事実、2023年のスタッフ実釣テストでは動画で公開してもし切れないほどのビッグバス捕獲実績を残しており、イマカツ・プロスタッフの間でも現在、最も需要(クレクレ率)の高いワームになっている。

特にビッグフィッシュ狙いに長けたスタッフほど「ハドルギル」の評価は高い。

Vish「三原節」の府中湖ロケで53cmを筆頭に「ハドルギル3.9インチ」が爆発! 百聞は一見に如かず、「ハドルギル」の使い方は「三原節」必見です

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自分自身も、この三年で最も強力な50cmUP捕獲ワームといえば、実績的にはダントツ無双で「ハドルギル」といってもよい結果を残しているワームである。

爆釣過ぎて動画が溜まり過ぎている「ハドルギル」。河野(正彦プロ)も「ハドルギル」の実釣ロケが、今年は一番楽勝だったそうで…

サイズ確定

三年前、4インチと5.8インチから開発が始まった「ハドルギル」は、その後、大きさの破壊力を維持したまま、最も使いやすくフッキング効率の高いサイズへの最適化により、5インチ/約37gが、最終的に最強最安定サイズとして確定。

「バドルギル5インチ」はパワー、巻き感、フッキング率、投げやすさのバランスが最も優れたシリーズの要的存在。最終テストでのフッキングテストは完璧だった

12月リリース予定の「スーパースタリオンGT3RS(写真ロゴはGT2だが中身はGT3)」の最終テストでは、「ハドルギル5インチ」のフリーリグが無双状態に。「GT3RS」の最高の実戦テストになった

同時に三原(直之)プロが何度も実績を出し、最も気に入っていた4インチを若干リサイズし、最終的に3.9インチとしてテスト進行。

この3.9インチ/約21gに関しては、河野(正彦)プロが、JB生野銀山湖シリーズで「モグチャモンスター」のトレーラーとして使い、59cmのビッグフィッシュを仕留め、優勝したことで製品化が確定した。

JB生野銀山湖シリーズで優勝した河野プロ。この時すでにイマカツ・プロスタッフの間では「ハドルギル3.9インチ」&「モグチャモンスター」がシークレットだったそうだ

5.8インチ、デカすぎませんか???

そして、最大サイズの5.8インチは、一見5インチから1インチも大きくないにもかかわらず、実にウェイトが55gとビッグベイト並のボリュームを持つがゆえ、実はコレに関してはスタッフ専用サンプルだけ生産し、製品化は見送りを決めていた。

写真では分かりにくいが、この5.8インチ、実際に手にしてみると並のアングラーは「デカすぎません???」、「ヒラメにしか見えない」とひるんでしまうほどの質感と重量感を持っており、リブの深さと多さも相まって物体としての迫力は、並大抵のものではない。

コレは、もはやフックのない「スイムベイト」という方が間違いなく正しいと思わせる迫力なのだ。

まぁ、並のアングラーは使い切れんわな…と思って、製品化を見送っていたのだが…。

だが先週、三原屋オンラインサロンの無料ガイドで池原ダムを訪れていた三原プロのゲストが、最も難しい季節といわれる晩秋の池原ダム(奈良県)で4kgをゆうに超える64cmをキャッチする事件だ起きてしまった。

このバスは、「ジャバロン350(35cm/350g)」に引っ張り出されてきたモンスターで、一旦はボート間際でUターンし深みへ消えたのだが、その後のフォローでゲストが投げた「ハドルギル5.8インチ」のノーシンカーリグを一発で喰ってきたそうだ。

三原屋オンラインサロンの無料ガイドで64cm。秋なのにとんでもないデブバスはやはり「ヘラブナ喰いバス」ゆえか

現在、スタッフから5.8インチの製品化を強く望む声が出てきており、自分自身も最も好きなのが、実は5.8インチ/55gなので、かなり、現在悩んでます…。

ギルよりフナ!⁉

ただ、晩秋から冬にかけて、池原ダムのみならず大型のバスほど冬季に中層で群れをつくるヘラ(ブナ)や、ボトムで群れる小ブナを好んで喰うようになる傾向があることは、すでに知られた事実だ。

「ハドルギル」はブルーギルのイメージが強いが、ハドルテールの甘い波動はむしろ「ヘラ=5インチ&5.8インチ」「小ブナ=3.9iインチ」のそれに近いのではないかと思う。

事実、過去のテストで秋から春にかけて驚異的なビッグフィッシュ捕獲率を誇っていることから、ギルだけではなく「ヘラ&フナ喰いバス」にも高い効果を発揮するように思う。

最高に難しい晩秋の池原ダムで、この体格、このサイズを釣るとはすごいの一言だ。「ハドルギル5.8インチ」は、ヘラ喰いバスには強烈に効く可能性がある

低水温でも釣れる理由

また、個人的に低水温期で「ハドルギル」、そして「ジャバロン」が強力に効いてくる理由の一つに、低水温でも「ビッグダディ」並みにデロンデロンと大きく柔らかく動くからではないかと思っている。

一般的に低水温になるとワーム素材は硬化し、動きが硬くなるためポーク素材が冬の定番とされてきたが、「ハドルギル」のベロンベロンのリブボディ、「ジャバロン」の多節棍は、低水温でも動きに全く影響が出ないからともいえるだろう。

まして低水温無双テールと断言できるハドルテール、それも過去最大級サイズを装備していれば、なおさらなのかもしれない。

「バドルギル」の使い方!そして…

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