琵琶湖ボートフィッシング最新マナー&ルールマップ【解説:平村尚也】
琵琶湖で釣りをしていると、マナーやルールという言葉をよく聞くが、実際にどんなものがあるのだろうか? バスボートを買っても、レンタルボートを借りても、操船は自己責任なので、詳細な説明はほとんどない。知らないから守らなくてもよいのではなく、知っていて当然の話。すべては船を操船するあなたの責任となる。知らず知らずにルールやマナー違反をしていたということのないようにしたい。そこで、多くのアングラーが実践している琵琶湖の基本的なマナー&ルールについて解説。琵琶湖水上安全条例、琵琶湖レジャー条例、琵琶湖海区漁業調整規則に加えて、今まで発生してきたトラブル、慣例など琵琶湖アングラーに伝わるルールとマナーを網羅した。※今回は、現在、一般的な琵琶湖ボートアングラーおよび関係者により知られている事項について取り上げており、ルールとマナーを同列に解説しているため、人により解釈が異なる場合がある点をご了承ください。
滋賀県の琵琶湖レジャー対策係が制定している、琵琶湖全域においての航行規制水域が、上のマップの赤い色で示した場所。
琵琶湖レジャー条例で定められた航行制限区域は原則として航行禁止となる。ただし、除外項目として、最短距離で騒音を低減する場合に限り「1、マリーナ等への出入り 2、停留から停留での移動をしてもよい」という項目が存在する。
そのため、停留して釣りをする場合には航行制限区域に入ることは可能だが、その条件として「最短距離で騒音を低減する走行」をする必要がある。
騒音を低減する走行がどれに当たるかの判断に悩まされるが、エレキでの移動、エンジンでのアイドリングでの移動は滋賀県レジャー対策室にて数度にわたりOKが確認されている。
そのため、航行制限区域内で釣りをする場合には、デッドスローで進入して釣りをするというのがアングラーの間での一般的な解釈となっている。
詳しい位置に関しては琵琶湖レジャー対策係のページ内で閲覧できる。
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/leisure/