こんにちは。折金一樹です。
折金 一樹(kazuki orikane) プロフィール
長かった夏の陽気も一変し、いよいよ秋。ハードルアーへの反応が良くなる季節です。今回はリザーバーでのクランクベイトの使い方についてご紹介いたします。
これから季節が深まるにつれ起こること
秋が徐々に深まっていく変化として水温の低下が第一に挙げられます。また水温が下がる毎に水質も変化していきます。
現象としては気温の低下と降雨。気温低下は大気と接する表層から冷やします。この時期に良く聞くターンオーバーの原因となります。また雨が降ると濁り、雨は湖の水温よりも冷たい事が多いので降雨量が多いほど、水温を一変させます。
つまり、湖の状況の変化が大きく変わる時期。バスを含めた魚類は変化に応じて、移動を繰り返します。良く言われる魚が散っているとか、ルアーの横の動きに反応が良いと言われる事の大きな原因です。
クランクベイトの出しどころとは?
このような変化の中で、クランクベイトの出しどころは、濁ったタイミング。
ひとつはターンオーバーによる濁りと、もうひとつは雨による濁り。単純にこのような変化が起こる時は、バスもエサをとるチャンス。濁りの中でも如何にルアーの存在を感じさせて、振り向いて貰えるかは重要な事です。
こんな時こそクランクベイトの音や振動による強いアピール力が生きます。スナッグレス性能の高さと手返しの多さ。トリプルフックでフックアップさせやすい事などはクランクベイトの優れた特徴です。個人的には、どんどん投げて巻くような積極的なアプローチは、とてもバス釣りらしく好きな釣りの一つでもあります。
基本はモノにあてて使用
基本的な使用方法は何かにコンタクトさせる使い方。
ボトムやオダ、立木など狙った場所に当てる使い方です。重要なのはクランクベイトは助走が必要である事。狙ったものの水深に到達する為には潜らせる為の距離が必要です。潜る水深は飛距離と巻くスピードによって変わります。先ずはどのくらい投げて、どのくらい潜っているのかボトムタッチから感覚を掴みます。
とは言え、関東リザーバーは常にプレッシャーが掛かった状態。特に房総リザーバーとなれば、一番良いとされる丁度良い濁り加減である2、3日こそ果敢にルアーにアタックしていても、その後クリアアップすると、バスも我に返ったかのようにルアーを選ぶ状況になりがちです。
存在感と見切られないアクションが魅力の「BLITZ」シリーズ
そこで活躍するのがBLITZシリーズ。BLITZシリーズはタイトハイピッチアクションが持ち味。プレッシャーのかかった状況でも丁度良い存在感と見切らせずにバイトさせられるアクションを備えています。特にこの時期オススメなのは「BLITZ DR」「BLITZ EX-DR」「BLITZ MAX DR」の3つ。
Item | Length | Weight | Type | Hook | Other | 最大到達深度 | Price |
BLITZ DR | 53.0mm | 11g | Floating | #6(前後) | リング:#2(前後) | 3.5m | 1,760円(税込) |
O.S.P公式「BLITZ DR」の詳細ページはコチラ
Item | Length | Weight | Type | Hook Size | Price |
BLITZ EX-DR | 53.0mm | 12.0g | Floating | #6 | 1,760円(税込) |
O.S.P公式「BLITZ EX-DR」の詳細ページはコチラ
Item | Length | Weight | Type | Hook Size | Price |
BLITZ MAX DR | 61.0mm | 18.0g | Floating | #4X | 1,870円(税込) |
O.S.P公式「BLITZ MAX DR」の詳細ページはコチラ
3つの使い分け
基本は潜航能力で使い分けます。
「BLITZ DR」:3m前後
「BLITZ EX-DR」:3m後半
「BLITZ MAX DR」:4m前後
基本のスピードは濁っているほどゆっくり。逆にクリアであれば早めとなります。ただ巻きが基本で何かにコンタクト当たったら一瞬止めるだけ。巻き方の操作は9割以上がこれだけです。スローリトリーブでもしっかり泳ぐ事、逆に早巻きでも破綻せずに泳ぎ続けるレスポンスの高さはBLITZならでは。
特にBLITZシリーズはタイトなアクションが持ち味なので、強いアクションを嫌がるようなクリアアップしてくるタイミングでも反応させられます。
クランクベイトの出しどころ
特に秋に活躍するロケーションは岬とフラットから続くブレイクライン。巻き方は岬ならば地形に合わせて、1投で決めるくらいの繊細なトレース。
フラットならば手数重視で広いエリアをカバーできるような巻き方。どちらのロケーションもバスのポジションを想定して、どのように巻けば反応させやすいか、イメージが大切です。
ここでBLITZシリーズが固定重心で泳ぎだしが良く、障害物の回避性能が高いことは岬などのピンスポットでのチャンスでの取りこぼしが無いこと。それでいて広いエリアで固定重心ながら、十分な飛距離が得られるBLITZは相反する性能を高次元で持ち合わせているクランクベイトと言えます。
これらの高次元な性能が詰まっていながら、コンパクトボディながら高い潜航能力を持つことが他を圧倒する理由です。つまりはバスを寄せる事と食わせる事の性能が両立しているという事になります。
普通はルアーパワーが強く寄せられるが食わせられない。又はルアーパワーが弱く食わせられるが、なかなか気づいて貰えない。というのが典型的。
昨今のトーナメントでこのような理由で使って頂ける機会が多いのは唯一無二の信頼の証であるはずです。
タックルセッティング
タックルはオープンウォーターでの中遠距離がメインとなるので、7フィート前後のクランクベイト用ロッド、アクションはMLからM辺りが使いやすいです。
リールは好みもありますが、通常はギア比6.3位の中速。早巻きオンリーの時はハイギアも使います。
ラインはフロロカーボン10~13Lb。ラインは細いほど水の抵抗が低いので良く潜りますが、障害物の多さなど根ズレなども考慮して、適度な太さの選択が必要です。
秋が深まるに釣れ、少しづつ釣りづらくはなりますが、そんな中でも最後まで出番の長いBLITZシリーズをオススメいたします。