自社窯を持つ国内屈指のロッドメーカー「天龍」。多くのジャンルのロッドを輩出し続けており、それはSWだけでなくFWも。
特にトラウトロッドは幅広く、「Rayz(レイズ)」シリーズは有名だ。2023年にはレイズインテグラルが発表され、レイズシリーズらしい味わい深い質感ながらモバイルロッドでネイティブトラウトゲームを主としたことで注目を集めた。
もしかするとテンリュウのトラウトロッドというとネイティブのイメージが強いかもしれないが、エリアフィッシング用ロッドもラインナップされている。
それがレイズ オルタ。
エリアフィッシングにレイズオルタ
レイズオルタも、「レイズ」から踏襲されたレギュラーテーパーを採用。そこに機種ごとにチューブラとカーボンソリッドティップを振り分けている。もちろんテンリュウのテクノロジー、異なる素材や弾性が違う素材をスムーズにつなぐマグナフレックス製法で、全く違和感を感じさせないブランクスとなっている。
ガイド設定はチタンフレーム・SiCリングガイド(Kガイド仕様)。ナイロン・フロロ、主流となるPEやエステルラインにも幅広く対応する。
3機種展開
先にも述べた通り、機種展開は3機種。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
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RZA60MLM-T | S | 1.83[6’0″] | 2 | R | 94 | ≒ZERO-7g | 2-6 | 185 | 1.2 | 78 | 94/6 | ¥40,000 |
RZA61L-T | S | 1.86[6’1″] | 2 | R | 96 | ≒ZERO-5g | 1-5 | 185 | 1.2 | 78 | 95/5 | ¥41,500 |
RZA62UL-S | S | 1.88[6’2″] | 2 | R | 97 | ≒ZERO-4g | 1-4 | 185 | 0.8 | 74 | 93/7 | ¥42,000 |
RZA60MLM-T (Midge Minnowin’)は小型ミノーのトゥイッチやジャークなど、テクニカルな操作を得意とする機種。マグナフレックス製法でつながれる低弾性チューブラーはバイトを弾きがたく、操作してスイッチを入れながらも、そのバイトには素直に乗せられるようなロッドとなっている。
RZA61L-T (Midge Crankin’)は、ミッヂクランキンのサブネームからも分かるように小型クランクベイトの扱いに特に長けたモデル。もちろんその他のプラグ類からスプーンまで幅広く対応、低速から中速域のリトリーブスピードでポテンシャルを発揮するルアーに扱いやすい機種。
こちらもマグナフレックス製法を活用した低弾性のチューブラティップを採用。バイトを弾かず、かつ積極的にフッキングを入れていくアプローチに向き、高活性時のテンポのよい展開に最適だ。
RZA62UL-S (Midge Spoonnin’)は超低速から低速域でのリトリーブスピードで扱うルアー、具体的にはマイクロスプーンなどが非常に扱いやすい。
マグナフレックス製法で低弾性チューブラティップに極細カーボンソリッドティップを継がれているのが特徴。これはごく小さなルアーを低速域で使用した際にもルアーの存在感を確かにするためで、かつ微弱なバイトを乗せるように…絡めとるようにフッキングに持ち込むための仕様。
性能としてもハイグレードながら、見た目の美しさも際立つレイズオルタ。キレイな景色に囲まれて、キレイな魚をキレイな竿で…。そんな方にもオススメなロッドとなっています。
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