2023年、1月21日テイルウォークから発表された、「Crimson(クリムゾン)」のベイトロッドシリーズ。
記者はこれを見たときに思いました、このロッドで海外に釣りに行きたい…と。
月日は流れ、その願いがようやく叶うときがやってきたのです!
というわけで、「Crimson(クリムゾン)」を手に台湾へバラマンディゲームにチャレンジしてきました!
選んだのはC75XH-R
まず、今回チョイスしたロッドは「クリムゾン」のなかでも最強と称される「C75XH-R」。
ルアーは最大で115gまで背負うことができ、ビッグベイトや海外の怪魚にも対応できるロッドです。
LENGTH(ft.in) | PIECE | CLOSED LENGTH(cm) | ROD WEIGHT(g) | LURE WEIGHT(g) | LINE WEIGHT(PE) | RETAIL PRICE(JPY) |
7’5″ | 2 | 117 | 183 | max 115 | max 5.0 | 30,000 |
テイルウォーク公式「クリムゾン」詳細ページはコチラ
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チョイスした3つの理由
海外の釣行で、なぜ「C75XH-R」をチョイスしたのか?
まずはその理由について紹介したいと思います。
まず第一に考えるのがロッドの仕舞寸!
基本記者は、海外釣行では格安航空のLCCを利用しています。ロッドは預入手荷物になるのですが、預けられるサイズにも制限があります。台湾行きのLCCでは、「タイガーエア台湾」、「EVA AIR」あたりが有名ですが、各社によって規定は若干異なります。
タイガーエア航空では一辺の長さが120cm以内で、縦・横・高さの合計203cm以下の規定(2023年10月時点)。
出典:タイガーエア台湾公式「お手荷物に関するルール」詳細ページ
エバー航空では縦・横・高さの合計寸法が158cmまでとなります。(2023年10月時点)
ちなみにEVA AIRならテイルウォークのロッドケース(135cm)であれば預け入れ可能ですよ。
記者は今回、行き道が「タイガーエア台湾」、帰りが「EVA AIR」という変則のルート。そのどちらにも持ち込める「C75XH-R」をチョイスしました。
候補は「C65ML-R」もあったのですが、バラマンディとのパワーファイトを想定して、「C75XH-R」をチョイス!
もちろん、「C65ML-R」でもバラマンディに十分に対応できると思うのですが、ビッグベイトなども使いたいと思ったので、今回はこちらを使用しました。
バラマンディゲームのラインセッティングは、メインのpeライン(2号前後)にフロロライン5号(2mほど)にショックリーダー8号(1mほど)を使用します。
ノットのコブも大きくなるため、ロッドトラブルを回避するためにもガイド径は大きめが理想。
「C75XH-R」はトップガイド径も広いので、キャスト時も不安なく振り抜けました。
最後の理由はズバリ、“デザインがカッコいい”。
個人的にロッドのデザインは釣りに対するモチベーションにもなるので、とても重要だと思ってます!笑
ひと目見た時からこのロッドでいろいろな魚を釣ってみたい!と感じたので、一緒に旅ができて大満足しています!
バラマンディにパワー負けしないブランク
今回は管理釣り場では主に5~8kgクラスのバラマンディが中心。
バラマンディとのファイトは、強烈な引きに加え、重量感もあるため引き寄せるにはバットパワーが求められます。それでいて、エラ洗いなど最後まで激しく抵抗するため、ベリーによる追従性も重要となります。
「C75XH-R」は負荷が加わることでしっかり追従し、強烈に走るシーンではベリーからしっかりと曲がり込むことで受け止めることが可能。
エラ洗いでも、ティップからベリーにかけて程よく追従するので、バラシもほぼなし。
ちなみに、バラシのリスクを避けたいときには、あらかじめ少しドラグを緩めておくのがオススメ。
バラシが多いとされるフッキング直後のファーストランやエラ洗いでも、余裕をもって対応することができました。
ルアーはポッパーやペンシル、ジョイントベイトなど様々なルアーを使用しましたが、操作は全く問題なし!
やや硬めのブランクなので、ロッド操作がダイレクトにルアーに伝わります。
ポッパーのドッグウォークやペンシルの首振りなど、細かいアクションも思いのまま。どちらのルアーでもバッチリバラマンディを釣ることができました!
ちなみに、この日の一番のヒットルアーは「ナカチャーン ゾーイ」!
「ナカチャーン ゾーイ」だけ明らかに反応が全然違いました。
というのもエサがちょうど同サイズのティラピアだったそうで、着水から巻き出しの瞬間でバイトがあるくらい好反応でした。あまりの釣れっぷりに、現地の方から欲しがられるほど圧倒的でした。
10g前後のルアーでもキャストが可能
「C75XH-R」は115gのルアーまで対応と表記されている通り、ビッグベイトといったヘビーウエイトのルアーでもキャストが可能。
実際、3ozクラスのルアーでもフルキャストが可能。キャストした際もルアーのウエイトがブランクにしっかり乗るので、振り抜いた際にも気持ちよく飛んで行きました。
ビッグベイトのほか、10g前後のハードプラグ・ジグヘッドワームなどを使用した際もロッドが勝ちすぎることなく、しっかり振り抜くことができました。バット・ベリーにパワーがあり、遠投もできるのでオープンウォーターのビッグベイトゲームや大型河川にも活躍できると感じました。レングスも程よく、操作しやすいのでアンダーやピッチングでも、キャストが決まるので、ボートシーバスの橋脚撃ちなどでも使ってみたいと思います。
XHと言うと、のすごく硬い棒のようなイメージでしたが、「C75XH-R」に関しては曲がるところはしっかり曲がり、追従性とバットパワーのバランスも程よいと感じました。
エラ洗いなど激しく暴れる魚とのやりとりでは、ドラグを少し緩めにすることで出し入れの幅も調整できると感じました。
今回は管理釣り場でのバラマンディ狙いでしたが、今後は大型河川での野生化したバラマンディやジャイアントスネークヘッド、リバーGTゲームなど、「C75XH-R」でいろいろな魚も狙ってみたいと思います!