ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【24カラマレッティー・プロトタイプ】約10g以上の大幅軽量!強さをキープしつつさらに軽く

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

オリムピックの看板的存在…。

エギングロッド“カラマレッティーシリーズ”。その中で最高峰モデルとして軽さと感度、操作性により磨きを掛けられたのが「18ヌーボカラマレッティー・プロトタイプ」。捩れに強く粘りのあるブランクス、増田将輝さん監修の元、長い歳月をかけてテストを繰り返して仕上げた究極の1本。これまで様々なシーンで活躍してきました。

増田 将輝(Masateru Masuda) プロフィール

釣りを始めとする「野遊び」が身体の一部に染みついている野生人。日本海但馬~敦賀一帯をホームにし、渓流釣りから投げ釣り、バスフィッシング、エギングにイカメタル、さらにライトゲームにショアジギングと「釣りに外道無し」をモットーに魚種にこだわらずその時釣れる魚を狙って楽しんでいる。オリムピック・フィールドテスター、シーガー・インストラクター、墨族スタッフ

登場してから時が流れ元号も令和…ロッドメイクにも新素材、新技術、新コンセプトが見え始め、さらなる進化が求められるようになり、オリムピックと増田将輝さんが再び動き出し、性能をより上回るロッド開発を始動。

そして、辿り着いたのがこちら。

24カラマレッティー・プロトタイプ【オリムピック】

2024年春頃登場予定

その名は「24カラマレッティー・プロトタイプ」。まずは“渋い”大人心をくすぐるデザインからご覧になってみてください。

【約10g以上の大幅軽量】歴代最高の軽さ

従来の強さを保ちつつ、ブランクスの進化によって約10g以上という大幅な軽量化を実現。70g台の機種(最終サンプル時点)もあり、当然シリーズ中では軽さ、強さ、感度、操作性共にダントツ。ただ、思われる方も多いハズ「他にも軽いロッドがある」。

EVAとVSSリールシートの採用でこの軽さ

その差というのはグリップマテリアル“EVA”の採用によるもの、こちらの素材を使わず軽量化に拘ってグリップを設計すれば、当然もっと軽くすることはできますが、そこはカラマレッティーさを残し、昔から愛用されている方にも引き続き使っていただきたいという想いもあり、VSSリールシートをシッカリ継承。

にも関わらずこの軽さ…。

前作はアップロック方式でリールを固定する形でしたが、時代の流れに沿うためにダウンロック仕様に変更。そんな「24カラマレッティー・プロトタイプ」、記者も触ってみましたが、軽さに関して数字だけに捉われず、実際に触ってみてから考え直していただきたい。想像をはるかに超える軽さと手の平に吸い付くような握りやすさ、そして振ってみた時の軽快さ。2024年のフィッシングショーでも展示予定…気になる方はぜひ会場までお越しいただければと思います。実際に触ると驚かれるハズ。

オリムピックらしい張りと強さを両立させたブランクス

時代の流れと共により強くて軽いブランクスに生まれ変わり、張りを持たせつつ、強さも秘める、正にオリムピックらしい仕様。メイン素材には従来と同様、最高強度を誇る東レ“トレカ®T1100G”とさらに高弾性・高強度を誇る“トレカM40X”を使用。

トレカM40Xについて

トレカM40Xは、T1100Gよりも高弾性な炭素繊維である“トレカ®MXシリーズ”の最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限追求しており、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持したまま、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維。これらが合わさり、引張強度と耐衝撃性を両立したマトリクス樹脂技術“ナノアロイル技術”を組み合わすことで、航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される極限性能を実現しています。

バットセクションにはオリムピック独自の“スーパークワトログラファイトクロスLV”を搭載。こちらの素材は、グラファイトクロスと重量、成型厚み、タテ・ヨコの繊維構成比をそのままに、約10%の軽量化を実現した薄い織物。ネジレや潰れに対する強度と軽量化を両立し、キャストやルアーアクション時でも疲れにくくなると共に、イカとのファイト中でも、相手に主導権を与えず快適にファイトを楽しめる粘り強さも発揮。さらに“G-MAPS”製法で施すことにより、曲げやネジレに強い強靭さを秘めつつ、軽量さも確保。圧縮への強さに対しても優れた特性を発揮します。

ガイドにはチタンフレームトルザイトリングガイドを採用

ガイドには前作と同様、チタンフレームKガイドが採用されています。TOPガイドを除き全ガイドにトルザイトリングを採用することで、ロッドのブレ、ロッドの持ち重りを軽減。(TOPガイドのみSiC)T2カラーの落ち着いた色合いが高級感を演出。

グリップエンド&ジョイント

グリップエンドにはバランサーの役割を果たす、オリジナルプレートが施されたエンドキャップが装着されています。

ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)が採用されており、スムーズなベンディングカーブを実現。

全4機種展開

ラインナップは前作より更に機種を絞り込んだ4機種展開。実際に見せていただいたのが“24GCALPS-832ML”、“24GCALPS-862M”、“24GCALPS-892L/ML”の3機種。因みにもう1機種“24GCALPS-792ML/M”は現在テスト中とのこと。

24GCALPS-792ML/M

シリーズ中、最も短い7ft9inながら高弾性カーボンの反発力とショートロッドならではの振り抜きの良さで、ロングロッドと比肩する飛距離を誇る。そして操作性に関しても、ショートロッドならではのキビキビとしたアクションをさせるのが得意。テンポの早い秋のランガンから春のデカイカにも対応したモデル。

24GCALPS-832ML

シリーズの中核を担うバーサタイルロッド。若干柔らかく仕上げられたティップは中近距離でのバイトを逃すこと無く、ヒットに繋げ、軽量ながら剛性の高いバットパワーで、デカイカにも負けないパワーを秘めています。より繊細なアプローチが可能に。

24GCALPS-862M

漁港や波止よりも地磯の使用を想定して開発が進められた832MLと双璧をなすバーサタイルロッド。シリーズに共通する“抜けの良さ”を持ち、圧倒的な飛距離の先、中長距離で抜群の操作性を発揮。

24GCALPS-892L/ML

長さによるバツグンの飛距離。高弾性ブランクスの張りと長さによる適度なしなやかさを融合させたシリーズ最長の24GCALPS-892L/ML。長さを感じさせない絶妙なバランスを追求、ロングロッドながら1日中使い続けても疲れ難い設計。長距離での繊細なアプローチを可能にするバーサタイルロングフィネス。

スペック詳細

価格の正式の発表は年末頃になる予定です(※価格は予定です)

アイテム 全長 先径 仕舞寸法 継数 適合エギ 適合ライン 予定価格
(m) (mm) (cm) (本) (号) (号) (円)
24GCALPS-792ML/M 2.36 1.5 1211.0 2 2.0~3.5 0.4~1.0 51000
24GCALPS-832ML 2.51 1.3 1287.0 2 2.0~3.5 0.4~1.0 52000
24GCALPS-862M 2.59 1.4 1325.0 2 2.5~4.0 0.4~1.0 53000
24GCALPS-892L/ML 2.67 1.3 1364.0 2 2.0~3.5 0.4~1.0 54000

最高峰モデルが遂にリニューアル。

前作との違いを比較したい方は、ぜひ来年2024年のフィッシングショーにお越しを! 発売が楽しみですよね。

オリムピック(OLYMPIC)

ブランクス性能と品質に徹底的にこだわった老舗「ロッド」メーカー。和歌山県すさみ町に4000坪という広大な工場を有し、あらゆるジャンルのロッドを生産、販売している。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」