出典:天龍公式
ブランクにはROCK EYE VORTEXのロゴ。見覚えある方もいるでしょう、愛用している方もいるでしょう。
テンリュウのロックフィッシュロッド「ロックアイ ヴォルテックス」。
けれども…ちょっと見た目が違う。そうなのです、お気づきの方は鋭い!ロックフィッシュをショア・ボート問わずにラインナップを揃えたロックアイヴォルテックスがなんとフルモデルチェンジ!
「ロックアイ・ヴォルテックス」フルモデルチェンジ
前作のロックアイ・ヴォルテックスは、ショアロックからボートロックまでをカバーする陣容。フルモデルチェンジとなるヴォルテックスも同様に、ショアからボートロックまで全方位的にロックフィッシュゲームを網羅する全7機種。その内訳はベイトモデル3機種・スピニングモデル4機種となった。
参考までに、前作のヴォルテックスについては以下もご覧ください。
最大の進化はC・N・Tコンポジット
「剛を征する鋭敏」というキーワードを謳うヴォルテックス。つまりは潮流やわずかな変化をつかみリグの操作は繊細に、それでいて掛かる大型ロックフィッシュに対応するパワー、それを両立させるロッドとなるという。
港湾エリアでのフィネススタイルからヘビーカバーでのストロングスタイルまで、様々な状況に対応するハードロックフィッシュシリーズ。
元々ヴォルテックスはそうした繊細さとパワーを持つロッドではあったものの、前作が登場した自体にはC・N・Tの存在がなかった。
ベースとなる前作の基本性能の高さに加え、バット部にC・N・Tをコンポジットしたことで、従来以上のネバリ強さを獲得。
また、全機種アンサンド仕様とし、これにより軽量感とより快適な操作性をプラス!
ガイドはステンレスフレーム・SiC-Sリング(Kガイド)を採用。また、スピニングモデルのバットガイドに限りチタンフレーム・SiC-Sリング、Kガイドとしている。
そしてフォアグリップやリールシート部には西陣織仕様のカーボンパイプ。これもまた前作発売時にはなかった技術特性ではあるが、今ではテンリュウロッドといえば…のアイデンティティーなだけに嬉しい限りだ。
全7機種の特徴
それでは全7機種の特徴を駆け足で見ていこう。前述の通りベイト3機種・スピニング4機種に分かれる。
RV712B-HH 近距離&即掛け対応モデル
近距離でのアプローチとパワーファイトを得意とし、ショアやボートでの使用にも対応。瞬間的なフッキングに対応するシャープさと、ワンピースの使用感を求めてオフセットハンドルを採用。14~35gのリグを扱い易く、ショートバイトを逃さない鋭敏さと、ヘビーカバーを物ともしないパワーが魅力。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV712B-HH | B | 2.16[7’1″] | 2(オフセットハンドル) | F | 183 | MAX45 | MAX30 | MAX2.0 | 270 | 2.3 | 140 | 97/3 | ¥37,000 |
RV782B-H テクニカル・バーサタイル
ボトム関知能力と中層をスイミングで探る事に長け、ライトからヘビーなリグを幅広く対応するテクニカルモデル。14~28g程のボトムを意識したリグや、ベイトが浮いている状況ではスイミング系のリグと好相性。ショアの港湾エリアから、ボートでディープを探る際に活躍します。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV782B-H | B | 2.34[7’8″] | 2 | RF | 121 | MAX40 | MAX25 | MAX2.0 | 305 | 2.2 | 136 | 98/2 | ¥38,000 |
RV882B-HH 遠投&パワーファイトモデル
ヘビータックルでの遠投と、強引なファイトを得意としたパワー重視のゲームに対応。14~35gのリグを扱い易く、優れたボトム関知能力とスイミング系リグにも対応するアクションが魅力。限られた足場や高所でのアプローチを得意とし、沖に広がる海藻帯やテトラ帯などヘビーカバーを攻略する事に特化させました。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV882B-HH | B | 2.64[8’8″] | 2 | F | 136 | MAX45 | MAX30 | MAX2.0 | 350 | 2.4 | 150 | 98/2 | ¥39,000 |
RV782S-M 近距離&パワーフィネスモデル
ソフトティップとハードバットを兼ね備え、ライトリグでの近距離戦を得意としたモデル。堤防のケーソン際をトレースする場合や、オフショアからのアプローチに活躍するレングス設定。5~14gの比較的軽量なリグ全般を中心に、30gまでのリグを上限に扱い易いパワーに設定。ライトリグで果敢に探り、強めのバットで主導権を握るパワーフィネス系のゲームで活躍します。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV782S-M | S | 2.34[7’8″] | 2 | RF | 121 | MAX30 | MAX16 | MAX1.2 | 335 | 1.7 | 119 | 98/2 | ¥39,000 |
RV832S-M ロングレンジ&パワーフィネス
漁港や磯場など足場の高いフィールドや、やや遠投を必要とする場合で活躍するパワーフィネス系モデル。7~20gを中心に30gまでのリグを扱い易く、スイミング系のリグとの相性が高いのも魅力。比較的ライトなカバーゲームから、浮いたベイトに合わせて中層を探る場合などオールラウンドに活躍します。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV832S-M | S | 2.51[8’3″] | 2 | RF | 130 | MAX30 | MAX16 | MAX1.2 | 395 | 2.0 | 126 | 98/2 | ¥40,000 |
RV912S-MLM 超遠投フィネス系モデル
フィネス系リグの超遠投で探ることを想定したロングモデル。14g前後のリグを中心に扱い易く、1オンスのリグをフルキャストが可能。極細PEラインとの組み合わせにより、ヘビーシンカーと変わらない飛距離を実現。遠投先での操作性や根掛りを回避し易いアクションも魅力。ヘビーリグでは喰い渋るターゲットを、フィネスタックルで攻略します。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV912S-MLM | S | 2.77[9’1″] | 2 | R | 142 | MAX30 | MAX14 | MAX1.0 | 395 | 1.8 | 134 | 98/2 | ¥40,500 |
RV9112S-X 超遠投ロングモデル
今まで探られた事が少ない沖のポイントを、超遠投で探ることに特化させたロングモデル。キャスト性能は勿論、リグの操作性と根掛りを回避し易いアクションを追求。超遠投を想定し、極細PEラインの使用にも対応するガイドに設定。28g前後のリグを中心に扱い易く、50gまでのリグをフルキャストが可能。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RV9112S-X | S | 3.02[9’11”] | 2 | R | 155 | MAX50 | MAX30 | MAX2.5 | 395 | 2.0 | 159 | 98/2 | ¥44,500 |
最新鋭のヴォルテックス、発売は11月予定
気になるロックアイ・ヴォルテックスだが、発売は11月を予定。前モデルの71B-HHと同様にRV712B-HHにはシリーズ唯一のオフセットハンドルが採用されているなど、前作の完成された設計を踏襲しながら、さらにC・N・Tがコンポジットされたことでどうなるのか、楽しみな機種も多い。
一方で前作の85B-HHにあたるフルモデルチェンジがRV882B-HHになると思うが、さらにロングレングス化されよりバツグンの遠投性が期待できる!?
スピニングも全体的に若干のロングレングス化が多く見られるが、このあたりはその長さとなってもダルさもない、テンリュウブランクスの自信の裏付けか? アクションではMLMのRV912S-MLM、そしてシリーズ唯一のXランクのRV9112S-Xなど、ロングキャスト可能なスピニングの選択肢がさらに広がった印象。
きたる11月、お楽しみに! 続報はまたお伝え致します!
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