こんにちは!ジャクソンソルトテスターの柳楽祐樹(なぎらゆうき)です。
今回は、2018年発売予定の秘密兵器「ロックフィッシュ用スイミングヘッド」のテスト釣行に行ってきたので、レポートさせていただきます。
バスプロ、ジャクソン社員として商品開発に携わってきた経歴をもつ。現在は島根県を拠点にジャクソンソルトテスターを務め、旬の魚を追い求める。業界初サゴシジャンルの確立やジャクソンの新プロジェクト・ロックフィッシュゲームのプロデュースを手掛けている。
ブログ:「なぎらゆうきの今日は釣りにいけるかな!?」
■秘密兵器・ロックフィッシュ用スイミングヘッドって!?
ロックフィッシュゲームにおいて、もはや確立されてきたと言っても過言ではないスイミング釣法ですが、私自身は、2017年から新プロジェクトを立ち上げ、今までには無かった新感覚のスイミングヘッドの開発に着手していました!
このスイミングヘッドの開発につながったヒントは、「ロックフィッシュに対してのバイブレーションアクションの有効性」でした。
というのも、元々、ロックフィッシュ狙いでテッパンバイブの「鉄PANVib【ジャクソン】」を愛用していたのですが…。
Size | Weight | Type | Hook | Price |
55mm | 14g | Sinking | #12 | ¥870 |
63mm | 20g | Sinking | #10 | ¥890 |
72mm | 26g | Sinking | #8 | ¥910 |
48mm | 9g | Sinking | #12 | ¥850 |
出典:YouTubeチャンネル「studio jackson」
「鉄PANVib」の強い波動とフラッシングにロックフィッシュが劇的に荒反応!
そんな中、ロックフィッシュゲーム釣行を繰り返す中で、「鉄PANVib」の強い波動とフラッシングに劇的な反応を示すことが分かってきたんです。
バイブレーションとワームを組み合わせたらヤバくない!?っていう、好奇心?遊び心?から始まったプロジェクト!
まだまだ開発途中ですが、ハッキリ言ってヤバいです!
■鉄PANVibではダメなのか!?
もちろん、鉄PANVibにも高いアドバンテージを発揮するシチュエーションは多々あります。例えば、起伏変化が少なく根掛りしづらい場所や完全に中層を狙う場合等は、トレブルフックが2個付いているため、じゃれ付くようなショートも捕らえる圧倒的なフッキング力を発揮します。
また、空気抵抗が少ないため圧倒的な飛距離が生まれ、ワームでは届かない広範囲のサーチや潮流が速い場所でも素早いフォールでルアーをボトム付近まで送り込むことが容易にできます。
しかし、根掛りが多発する沈み根周りの攻略などには、ロストを恐れてしまい、なかなか手が出せないことも事実。こんな時こそ、秘密兵器の出番です!
■ただ巻きで釣れる秘密兵器!それがスイミングヘッド
さて、このスイミングヘッドの最大の特徴は、ズバリ「ただ巻き」「誰でも」「簡単」!
この3つのキーワードは、私自身がルアー開発に携わらせてもらう際に一番大切にしているモットーです!
いろいろなご意見はあるかと思いますが、自分的には難しく考えず、ただ投げて巻くだけで釣れるルアーが一番釣れると信じています!
このスイミングヘッドもただ巻きをするだけでバイブレーションを誘発し、その振動をワームまで伝えてくれるため、ノーアクションで強烈なアピール力が得られます。
またフロント部分のプレートが反射板の役割を果たし、ブレードの煌きと相まって、小魚の小さな群れを演出することで、貪欲なロックフィッシュに対して非常に有効的です。
■目指したジャンルはチャターベイト!でもチャターの弱点を完全払拭!
このルアーってチャターベイトと一緒じゃない!?と突っ込みたくなる方も多いのではないでしょうか?
私自身もバスフィッシングをしていた経験上、チャターベイトの有効性を非常に感じており、確かにこのルアーの本質はチャターベイトと同じです。
しかし、チャターベイトを海で使用した場合には、二つの弱点があります。それは「飛距離」と「フォール速度」です。
チャターベイトは独特なブレードの形状が影響し、ロックフィッシュゲームに大切な飛距離が思うほど伸びません。またフォール中にもブレードの抵抗が影響し、潮流に流されてしまいルアーをボトム付近まで送り込むことが難しくなります。
そんなチャターベイトの弱点を払拭したのが、この新形状のスイミングヘッド!
プロトタイプのテストや調整も順調に進行中!
テスト中には、50UPのキジハタも手にしました!
ぜひ発売をご期待ください!