なぜカバー撃ちなのか
では、そもそもなぜ広範囲に散っているのにカバー撃ちなのか?
それは単純にバスの習性が“季節を問わずカバーに付きたがるから”です。散るといってもやみくもに散るのではなく、他のシーズンに比べて広範囲なエリアの中にある何かに付いているというイメージ。
その何かはカバーだけではなく、秋の重要ファクターであるベイトフィッシュも意識しなくてはなりません。もちろん、ディープフラットなどのベイトの群れに付くバスを釣るメソッドも存在しますが、全てのバスがそのような行動をとるわけではなく。だから、カバー撃ちが成立するんですね。結論、どの状態にいるバスを狙うかが重要となります。
使用するワームはブルスレンダー
この釣りで使用するワームは、ずばりブルスレンダーです!
ベイトフィッシュを強く意識した眼のいい秋のバスも、細身でベイトフィッシュライクなシルエットのブルスレンダーがカバーに入り込むことで、たまらずバイトしてきます。
細身のワームは世にもたくさんありますが、ブルスレンダーは扁平ボディーによる水押しや、タイトなスパイラルフォールなども兼ね備えている唯一無二のワームとなっています。また、クロー系ワームと比較しても余計なパーツがなくカバーにスルッとストレスなく入るため、釣りのテンポが上がるのも秋のカバー撃ちにおいて大きなメリットです。
実際どんなカバーを撃つのか?
もうこれは、レイダウンや冠水ブッシュ、ベジテーションなど…バスが好みそうなカバーを手当たり次第撃つべし!笑
適当に聞こえるかもしれませんが、この時期は様々なカバーに付いている可能性があるので実は大切なメソッドなんです。
とはいえ、水深のあるカバーやカレントが絡むカバーなど、いわゆる通年釣れるカバーはこの時期もチャンス大なのでしっかり狙っていきます。そういった一軍カバーをメインに撃ちつつ、秋はプラスαで二軍、三軍のカバーも撃っていくようなイメージです。
アクションや誘い方など
次にアクションや誘い方について。
まずはブルスレンダーをカバーに入れたと同時にフリーフォールさせ(この時のバイトはラインに出るので注視)、着底したらバイトしてないか軽くラインを張って確認します。ほとんどファーストフォールで食ってくるので、この時点でバイトがなければ回収してもいいですし、誘いを入れるにしてもチョンチョンと2~3回ラインを張って動かす程度。水中で時間をかけて誘うより、キャスト回数を増やしてテンポよく移動しながら別のカバーにフォールさせるイメージですね。
また、フォールで反応が悪い時(カバーの内部に魚が入っておらず外側にポジショニングしているような時)は、カバーの中から突然出てきたベイトを演出させるのも有効です。その際は、通常と同様にブルスレンダーをカバー内に撃って着底させた後、タダ巻きのスイミングで誘いながら回収するテクニックを使います。
いずれにしても、バイトを感じたらフルフッキングからのゴリ巻きでカバーから一気にバスを離しましょう!
おすすめカラー
ブルスレンダーのカラーについても、基本はベイトフィッシュに近いカラーを選択するようにしています。
僕は、ゴールデンシャイナー、ワカサギを基本に、ローライトコンディションや濁りがある場合はシルエットを出すためにグリーンパンプキンを選択こともあります。
使用タックルについて
使用タックルですが、ロッドはHGC-67XR/GPアウトクロス OUTCROSSを使用しています。
Length:6’7” 1piece|Lure Weight:3/8~1oz|Line:10~20lb|Action:X-Heavy Regular Taper|Grip Length:378mm(Grip脱着可)|自重:約165g|Price:¥53,900(税抜¥49,000)
リール他のセッティングはこんな感じ。
リール:20タトゥーラSVTW103XH(DAIWA)※ リールはハイギアが断然オススメ
ライン:フロロドレイク16lb(ヤマトヨテグス)
ルアー:ブルスレンダー(deps)※テキサスリグ3/16oz~1/2oz
フィールドや地域によって差はありますが、僕的なバスフィッシングの秋は9月~12月のクリスマス寒波までで、この釣りは11月末頃まで有効です。(河川では落ち鮎が絡むタイミングで特に効きます)
以降も釣れますが、冷え込みが強くなってくると同じカバーを釣るにも、スモラバの吊るしなど別の釣りに軍配があがることが多くなります。
個人的にカバー撃ちはキャストしてても楽しいし、フッキングが決まった瞬間も気持ちよく、「これぞバスフィッシング」って感じで大好きです。ぜひ今回の記事を参考にみなさんもブルスレンダーで秋のカバー撃ちを楽しんでいただければと思います。
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