【秋アオリイカシーズン到来!】誰でも簡単にもっとアオリイカを釣る方法
WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第199回
【秋アオリイカシーズン到来!】誰でも簡単にもっとアオリイカを釣る方法
こんにちは!トモ清水です。
暦の上ではもう秋。とはいってもまだまだ暑い日が続いていますが、少しずつ秋に近づいているのは確かです。もう9月に入ると1年で最もアオリイカの数釣りが出来る季節の到来です。わたくしトモ清水も9月中旬、アオリイカのサイズがコロッケ以上に育ってくると、いよいよ本格的に狙いに釣行が増えます。
この9月、10月の短い期間だからこそ、今一度、この秋のアオリイカの釣果を伸ばす方法を、今からおさらいしたと思います。ちなみに私の場合、エギングの夜釣りはしませんので、日中の釣り方、アドバイスになります。
秋イカを釣れる人・釣れない人
まずは釣果を伸ばす上で、釣る人、釣れない人の違いを把握しましょう。
・エギを無くさない
・釣れないところで粘らない
・エギを抱かせる間の取り方が上手い
・釣りが丁寧
・トラブルが多い
・エギをよく無くす
・釣れない所で粘る
・釣りが雑
このように、エギを無くさずトラブルが無く釣りをしている人は、やはり数を伸ばしています。
エギのカラー、サイズ、種類といったエギのローテションやシャクり方の違いで釣果を伸ばす、といったのは基本がまずできていての前提になりますので、基本をおろそかにして、小手先ばかりに気を取られていると本末転倒になってしまいます。
このエギを無くすか無くさないか、という点が非常に重要になってきますので、まず第一歩としてエギを無くさない方法を認識してみましょう。
エギを無くさない方法
エギングを始めた当初、「エギがこんなにも無くなるのか!」というくらい1個1000円くらいするエギをロストしまくっていました。海藻に引っ掛けたり、岩の隙間に引っ掛けたりと。ただどうでしょう、今はほとんどロストしないようになりました。
エギが底に着いたのが気が付かず、放置すると根掛かりしやすくなります。また偏光グラスをしないで闇雲に釣りをしても、根掛かりが多発します。やはりその海の中の地形や藻の生え方、潮の動きなど、釣り場を把握していないと、エギをボトムに沈めた場合、根掛かりが多くなります。
エギングが上手な方は、それらをしっかり把握できていますので、エギを底に沈めたとしても、ほとんど引っ掛けません。
ただたまに秋だけエギングを楽しみたい方は、そこまでのレベルを要求しても難しいですよね。
そこで誰でも出来る、エギを無くさない方法、次の2点を実行すればかなりエギのロストは防ぐことが可能になってきます。
エギは、ボトムの障害物に引っ掛かりロストすることがほとんど。当たり前ですが、底までエギを沈めなければ無くすことはほぼありません。やはりエギをロストすると、お財布にも優しくありませんし、何と言っても環境によくありません。
秋のシーズンは、まずエギをボトム(底)まで着底させる必要がありません。秋のアオリイカは群れで中層付近をサスペンドし回遊しているケースがほとんど。
私は海によく潜るのですが、新子のアオリイカは群れで中層を泳いでいるのをよく目撃します。「一度エギを底まで沈めてからシャクりましょう!」というのは、春の親イカを釣る時のメソッドだと覚えておきましょう。
冬にもキロアップ狙いでボトムステイやボトムずる引きというメソッドも多数ありますが、今回は秋のアオリイカ狙いに絞りますので省かせて頂きますね。
また、むやみにPEライン0.5号とか細いラインもオススメしません。細糸を使いこなせるアングラーはやはり慣れたアングラーです。
秋の良いシーズンしかやらない、一年に数回というエギンガーは、最低でも0.8号以上を使用することを推奨します。仮に海藻にエギが引っ掛かっても、カンナと呼ばれる針が伸びて回収出来る確率が0.8号以上だとグッと上がります。伸びたはりはまた簡単に元に戻せますので安心して太いラインを使いましょう。
この2点を意識すれば、エギのロストを最小限に抑えられます。むしろ抑えるべきだと私は思います。結果、環境にも優しいですし、またリーダーを結ぶ手間も省けて、効率よく釣りを楽しむことが出来ます。
現場で釣れない方を観察していますと、やはり釣り始める以前の問題で、ライン絡みや根掛かりなどのトラブルが多発していることが多いと思われます。リーダーは7Lb(1.75号)より太いフロロカーボンラインを使用しましょう。
アオリイカをエギで簡単に釣る方法
次の3点を心掛ければ、もっと簡単にアオリイカが釣れます!
1点目の風が強いポイントを避ける理由は、やはり強風下ではアオリイカを釣るのがグッと難しくなります。理由としては、ラインが風に流されてアタリが取れない。あとラインが風に流されて、エギのフォール姿勢が乱れてアオリイカが警戒してエギを抱かなくなる。エギが飛ばない。といったことが挙げられます。
どうしても風の中でエギングをしなければならない状況であれば、風向きに対し、逆風でも追い風でもラインが横に流されない真っすぐな方向にキャストするしかありません。逆風でエギが飛ばなくても、ラインが横に流されるよりかはマシです。ラインを真っすぐに張ることを心掛ければ釣り易いし、必ず釣果につながります。
2点目の「ただ巻き」ですが、こちらはあまり知られていないような気がします。エギングはどうしても華やかなシャクるという動作に目がいきがちですが、最も大事なのはエギを動かした後のエギの姿勢です。アオリイカはシャクっている途中にエギを抱いてくることはほとんど無いと思って頂いて大丈夫です。それゆえにシャクった後の動作が重要で、ただ巻きは、安定したエギの姿勢を出しやすいので、アオリイカは逃がすまいとばかりに躊躇なくエギを抱いてきます。特にこのただ巻きメソッドは、水深の浅いエリアで有効です。単純なゆっくりとしたただ巻きでよいのですが、時々エギをシャクって動かして、その後にただ巻きしてあげましょう。
3点目は、先ほども説明しましたが、ボトムまで沈めない、PEライン0.8号以上を使うこと、この2つでエギのロストをかなり防げますので、アオリイカをもっと簡単に釣る上で一番実践して欲しい内容になります。釣れない原因の一位トラブル(根掛かり、ライン絡み、エギロスト)を防げば、もっと簡単に釣れますよ♪
アオリイカをエギで釣る方法、応用編
縦シャクリと横シャクリの使い分け、テンションフォールからのフリーフォールテク、サイトフィッシング、ロングステイなど、細かいエギングのテクニックは多数あるわけですが、まず難しいことを考えずに上記に書いた基本をしっかり行う、ということが何より大事で、テクニックは二の次だと思います。
しかしながら最後に、エギングはロッドワーク、つまり釣竿のさばき方、別の言い方だとラインメンディングが肝、ということを覚えておくと良いでしょう。これらを意識して丁寧にやれば、もっとアオリイカは釣れます!釣れない方を観察すると、これらの動作が雑になっているケースが多いと思われます。これはちょっと慣れが必要ですが、意識するだけで随分と違いますので、是非試してみてくださいね!
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エギ:2.5~3.5号、ピンク、オレンジ、アジカラーなど(3号がメイン)
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ということで、前回にもご紹介させて頂いた、アオリイカをもっと釣る方法ですが、エギを極力無くさない、というのを一番意識してみてください。
するとトラブルによるストレスも減り、快適な秋のエギングを楽しむことが出来ますよ♪
トモ清水でした!
See you next time!
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