ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【前作からどう変わったの?】ヤマガのフラッグシップエギングロッド!2023 NEW「Calista(カリスタ)」徹底解説

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

皆さんこんにちは!ヤマガブランクス広報部です。

さて今回は、9月9日の発売日が目前に迫ってきましたエギングロッドシリーズ2023 Calistaについて!

約8年ぶりのリニューアルでどこがどう変わったのか…各モデルの特徴など徹底的に解説いたします!

New Calistaとは?

2023年9月9日発売

ヤマガブランクス公式「Calista」詳細ページはこちら

前作から約8年ぶりにリニューアルするヤマガブランクスのフラッグシップエギングモデル。

嬉しいことに大変ご好評いただいておりました前作を超えるべく、基本性能の底上げはもちろん、現代のエギングシーンに必要な性能とラインナップを揃えました。

旧モデルを発売した当時は、PE0.8が主流でリールもまだまだ軽量化が進む前でしたが、近年ではライン、リールともに進化してPEは0.6が主流となりリールもかなり軽量化。道具の進化に合わせて新しいカリスタは、PE0.6をメインラインと想定し開発を進めながら、エギングを突き詰めるストイックなアングラーにも満足してもらえるようPE0.4まで対応するモデルを揃えました。(79MMH/AGを除く)

前作を知っている方には、まるで別物と思っていただける仕上がりになっていますので、店頭で見かけた際は是非手に取っていただきたいと思います。

定番から個性的なモデルまで揃えたNew Calistaシリーズ

各モデルにはMLやMなどパワークラスを記載していますが、どのモデルも2kgアップのデカイカを余裕で獲ることができますので、あくまでもロッドの調子やアクションの目安として見ていただければと思います。

90LML/S

Ph

足場の高い堤防だと少し風が吹いただけで糸フケのコントロールが難しかったり、もう少し…あともう少しであの潮目に届くのに…といった釣りあるあるを解消してくれるのがこの90というレングスです。

ロングロッドのデメリット「だるさ」や「先重り」を感じさせず、長さをいかした攻略を楽しむことができます。また、手首への負荷も少なく、ソフトな使用感で疲れにくいのも90LMLの特徴。回遊待ちにおける大きなアクションでじっくり誘うような展開も軽快かつ楽で、もちろん細かい誘いまでストレスの無い使用感です。

シャープなブランクですが負荷に対しては曲がるので、流れに乗せて圧を感じ取りながらエギを送り込んでいくゲーム展開にはベストマッチ。LMLという繊細さに特化した調子も相まってシビアな状況でもロングロッドのメリットをいかした攻略で周りと差がつくモデルです。

76ML/TJ

ショートレングス+軽量モデルでとにかく楽にエギングを楽しめるモデルです。特筆すべきはライトラインを使用する最大のメリットである、少ない力で効率よく、多彩にエギをアクションさせられる操作性能です。特に足場の低いフィールドでは、その操作性能をフルに発揮し、高いレベルの誘いに特化したゲームを展開可能です。

また後述する79MMH/AGもそうですが、ショートレングスだと飛距離を心配される方が多くいらっしゃいます。さすがに90や86と同じ飛距離!とはいきませんが、それでも7ftとは思えないくらい気持ちよく飛びますし、バックスペースが少ない場所ではショートモデルの方が安定した飛距離を出すことができます。振り抜きやすさのおかげでミスキャストも少なく、風が強い日には低弾道キャストと使い分け、ダイレクトなエギ操作感でマニュアル的な攻略を楽しめます。

82ML/AR

新しいカリスタのベースとなったモデルであり、堤防や磯、テトラ帯など一本でどこでもエギングを楽しみことができる汎用性能が魅力です。軽快な使用感をとことん追求し、遠投性能、操作性能、感度ともにシリーズで最もバランスの取れたハイスペック・スタンダードモデルです。

特にMクラスを使っていてキツイと感じる方にもおすすめであり、0.6号ラインの高レスポンスかつ繊細なエギングを追求する方には最適なモデルです。このモデルはどなたにでもおすすめできるレングス、パワーですが、特にこれからエギングを始める方や初めてカリスタをお使いになる方におすすめしています!

86M/PF

従来の86Mと比較するとよりライトな使用感ですが、キレのあるアクションやスローなアクションなど自由自在に演出できます。

従来の86Mというモデルは高速なビシバシジャークをメインにしたスタイルだったのを、バットパワーはそのままにティップをソフトにして、繊細なアクションを可能にし、また深場の潮圧を感じ取れるソフトな感度を高めた設計になっています。

反発力の高いブランクにありがちな手首への高負荷を軽減しつつ、繊細さとパワーを融合したモデルであり、同じく高汎用性能モデルである82MLに比べ、深場用や大型エギも使用できるのも大きな利点。また、悪天候に強い点も魅力で、多少の風であれば余裕で振り抜けます。ウェイトのあるエギを使って遠投することで、竿抜けポイントや潮目、遠くのブレイクラインなどを丹念に探る必要がある激戦区でも活躍するモデルです。

79MMH/AG

硬いと思われがちですが使用感はあくまでもMクラスで、300~400g程度のイカのアタリもティップがスムーズに入り、ロッドが曲がるのでオールシーズン使えます。また、76ML/TJと同じくキャスト性能は抜群で8ft台に引けを取りません。

エギのマニュアル的な操作感が魅力で、ティップやベリー、バットなどロッドのどこを意識するかで、クイック~スローなどエギを自由自在に操ることができます。軽い力でキレのあるダートを出せますので、高活性なイカをテンポよく探っていくランガンスタイルのお供にオススメです。ダート幅とスピードの調節範囲が最も広く、弱から強まで自在に演出できるので、強アピールで寄せて、極小アピールで抱かせにいくテクニカルな攻めのゲーム展開を得意とします。

ショートレングス故の取り回しの良さとハイレスポンスなブランクは逆風・横風でもエギをライナーでカッ飛ばせますので、様々な状況で予想以上のアドバンテージをもたらしてくれるので、コアなエギンガーにこそ使って欲しい一本です。

ラインナップについて

エギングロッドの定番と呼べる82ML、86Mに、明確なコンセプトを持たせた3機種を加えた計5機種がラインナップしています。

前作が86Mをベースに開発を進めていきましたが、今回のベースになったのは82ML。ラインナップの中にはMLクラスが3機種と最も多くなっています。

また、短くても遠投できるブランクの開発によりショートレングスモデルも2機種リリースすることができました。ロング・ショートともにデメリットを打ち消し、メリットを存分にいかした攻略を楽しむことができます。

オールマイティな82ML、86Mで様々なシチュエーションを攻略するのも魅力的ですが、すでに似たレングスのモデルをお持ちの方には、個性的なモデルを使って攻略の幅を広げていただければと思います!

最後に

来る秋イカシーズン、もしロッドを検討中の方がいらっしゃれば新しいカリスタでテクニカルな秋イカ攻略楽しんでみませんか?

弊社HPでは特性についてより詳しく解説+よくある質問に答えているQ&Aブログを公開しておりますので興味のある方は是非ご覧ください!

「New Calista特性解説+Q&A」
https://yamaga-blanks.com/staff/2023-calista-blog3/

また、実釣動画も随時更新中ですので、気になるモデルがある方は是非こちらもご覧ください!

「春イカボートエギング」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

「86M/PF ナイトエギング」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

「長崎 春イカエギング」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」