今江克隆のルアーニュースクラブR「しばらく秘密にしたかった激ヤバアイテム公開!そして最新超絶爆速シヴァーリグ『フックスルーウェイテッドリグ』爆誕」の巻 第1160回
先週、「爆速シヴァーリグ」を公開したところ、公開後2日連続でアクセスランキング1位となったことから、速(早)巻きに対する興味度の高さを改めて感じた。
その直後、この記事を読んだ東北のローカルプロが貴重な情報を教えてくれたおかげで、この爆速リグが先週よりさらに劇的に進化&シンプル化することになった。
今週は、その掘り出しモノの超便利アイテム、目からウロコのお役立ち情報をお届けしよう。
掘り出しモノ!超便利アイテム!
その今江的超お役立ちアイテムが、「ドリームエクスプレスルアーズ」のフットボール型ピュアタングステンシンカー「ダイレクトショット」である。
正直、自分は全くその存在を知らなかったのだが、先週の記事内で「フットボール型カン付きシンカーがあれば最強かも…」とつぶやいていたのに反応して、ナゼか琵琶湖ではなく桧原湖アングラーがわざわざ会社に連絡をくれたのである。
では、ナゼ爆速リグにフットボールヘッドがよいかというと、スコーンジグ(スイミングジグ)に代表されるスピードスイムジグは、元々フットボールジグから始まっており、ヘッドに水を受けるほど、巻き抵抗感のよさ、水平に安定したスイム姿勢が高速巻きにはうってつけ。
棒型は左右に揺れてバランスが崩れやすいため、先週は涙型シンカーを選択していたが、樹脂タングステンではなく、比重18のピュアタングステン素材のフットボール型は、サイズ感が最も小さくコンパクトなうえ、重心が最も安定し、形状的にフックとボディの隙間に挟まることもない。
さらにボトム感度、ボトム姿勢も安定するうえ、何より「ボトムを小突く集魚音が最強」だ。
フットボールヘッドの「コツコツ音」は、想像以上にバスが遠くからでも発見してくれる最大の集魚装置でもある。
そしてロックボトムでのスタック抜けもよい。
「フックスルーウェイテッドリグ」
しかし、何よりこの「ダイレクトショット」が奇跡的だったのは、今までやりたくても物理的になかなか不可能だった「フックスルーウェイテッドフック」が、ついに実現したからである。
ぶっちゃけ、最初は5gヘッドに「がまかつ・セオライズ オフセット WG-M(太軸)」の#3/0を通してみたら、あっさりスルー。恐る恐る#4/0をトライするも、これまたスルー!
神様仏様で「ジャバロンスーパーリアル(SR)155」にベストな#6/0にトライすると…残念ながら通らない…ギャー、残念過ぎるッーーーーと悶絶してしまったのだが、諦めずに知恵の輪よろしくヘッドをクルクル回してみると…何と、ある一箇所にバーブが通過できるピンポイントがあるようで、その角度にハマればスルッと貫通!
何個もやり直してみたところ、手持ちにあった「がまかつ・セオライズWG-M」、「がまかつ・316R(エリートツアラー ワーム 316R)」、「FINA・TNSオフセット」の#5/0、#6/0は、全て貫通することが分かった。
さらに「リューギ・インフィニ ブルータル」の#7/0、#8/0は、巨大なオフセットながらバーブが小さめのため、これまた奇跡の貫通成功となったのである。
予想を超える悶絶モン
コレはスゲーんじゃねーのー!!!!と、近所の海と子供用のプールで速攻テスト開始。
もうその素晴らしさは、予想を超える悶絶モンでした。
まずは超絶全開爆速スピードにも完璧な姿勢で追従してしまうのが「フックスルーウェイテッドリグ」。
「ジャバロンSR155」に、5gを写真のようにセットするだけで、いかなる全開爆速スピードでも全く破綻することがなく、河野(正彦)プロも悶絶するほどのパーフェクト激爆速直進仕様になった。
さらにフォール時には重心が前方に移動し、フォールも60度姿勢でテールを揺らしながら美しくカーブフォール。
このリグは、「ジャバロン」以外のベイト型ワームに応用可能な爆速リグになると確信できた。
ジグヘッドスタイル、そしてフリーリグもヤバいんです!