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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】酷暑の南湖の2パターン①

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=バスが残るシャローからミドルレンジ=

水路内は水温が33度台に。それでもインサイドに残ってしまうバスもいる。食わすのは非常にキビしい

全開放流の影響により沖側のカレントの強すぎる場所ですごせなかった個体が、水温が上昇しても沖にでられずにシャローからミドルレンジに留まっている。
バスという魚は強いカレントを嫌う性質があり、全開放流が続くとバスは沖にいる場合は、なんらかのストラクチャーのカレントの裏などでカレントを避ける。あるいは、シャローやミドルレンジのカレントの影響の少ない反転流の起こる場所ですごすようになる。
全開放流が10日間も続いたために、水位が90㌢近く下がった現在もシャローやミドルレンジの反転流の起こっていたスポットにバスがそのまま留まっている。

全開放流が10日間も続いたことで水位低下した現在もシャローやミドルの反転流スポットにバスがそのまま留まっている。変化したのは水質のみ

そのため、これらのバスを狙うパターンも成立するのだが、実際には水位は低下しており、シャローでは水が動かなくなって、アオコ、泥濁りなどヒドい水質となっている。こうした水質の悪化により、なかなか口を使わない状態となっているが、それでもバスは動かずに居続ける。
例えば、人工島水路のヒシモなどのシャローパンチングなどのパターンも増水時には絶好調パターンとなっていたが、プラス77㌢からマイナス17㌢まで低下した現在(7月23日)でも釣果は苦戦しながらもでている。 ほかには東岸の赤野井、下物、北山田のワンド状エリアの水深2㍍前後のカナダモのスポットもバスはストックされている。
こうしたエリアは増水時にはチャターベイトなど濁りと相まって絶好調となっていたが、全開放流で水位が低下する中で一旦クリアとなり、ノーシンカージャークなどのパターンが主流となった。そして、再び水質の悪化により濁りが発生しており、ノーシンカーとともにチャターベイト、ビッグベイトの出番となっている。

赤野井インサイドに残るカナダモ。シャローレンジでもカナダモの残るスポットはパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)などの出番。浮かせてビッグベイトというのも展開としてはアリ

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