ゼニスのZEROSHIKIマッハⅢの後継として、新たに 「ZEROSHIKIマッハV-Spec」 の開発が進んでおり、2023年に登場予定となっているそうだ。
現行のマッハⅢは、非常に高い汎用性を持ったジギングロッドとして人気も高いだけに気になるところ。
ZEROSHIKIマッハV-Spec
このゼロシキマッハV-Specは、ブリ・ヒラマサ・カンパチの青物御三家に対応するが、中でもそのスプリンターぶりが強烈なヒラマサを特に強く意識したモデルとなるそうだ。
つまりは強烈な走りを見せる大型青物にガチンコ勝負を挑めるロッドとなる。
バーチカルもジグキャストも可能な全6機種
機種展開は後述するが、6.3ftモデルがスピニング2機種(M・MH)とベイト2機種(M・MH)の計4機種、そしてジグでのキャストも意識した6.8ftのスピニングモデルが2機種(M・MH)。バーチカルよし、投げてよしのラインナップとなる予定だという。
ブランクスはマッハⅢの素直な基本アクションを継承。ただし、しなやかさと同時にジグアクションのキレを出せることを求め、中弾性カーボンをメインとした素材構成に変更するという。
バットパワーを10%ほど引き上げたことでレコードフィッシュへの対応力もアップしたという。このあたりはやはりヒラマサを特に意識したパワーアップだと思わせる。
ガイドスペックはステンレスフレームのSic-Sリングガイド。シングルフット+バットガイドをダブルフットとし、無駄な重量を抑えつつバットで力負けしない仕様となっている。
リールシートはスピニングモデルにDPS18のアップロック、ベイトモデルはTCS18のダウンロックを採用。共に緩み止めのナットLOGR/ANも装備。
グリップ部分はコルクを使用し、マッハⅢから継承されるデザインは、引き続き手にしたくなるところではないでしょうか。
また、マッハⅢと比較しリアグリップを1インチ延長。このあたりは、脇挟みでの操作性を高めるのはもちろん、レコードブレイクをも狙うロッドとしただけにロッドエンドを腹に当てたファイトも想定したそうだ。
機種展開
前述した通り、全6機種展開となる。
マッハⅢとV-Specの比較で、マッハⅢの4番に当たるのがV-SpecのMに、6に相当するのはMHとなっているそうだ。
ZMV-S63M / ZMV-S63MH
S63MはMACHⅢの62S-4、S63MHは同じく62S-6に相当するスピニングモデル。MACHⅢに比べ全長が1インチ延びているが、リアグリップ長も適正な長さに延長された事により、腋挟みでの操作が多い実釣時のバランスは向上している。ヒラマサ等の青物だけでなく、スピニングタックルで挑むトンジギにもお勧めできる。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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ZMV-S63M | 1.92 | 1 | 191.8 | 205 | 2.0/11.3 | ~200 | ~4 | 5.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-S63MH | 1.92 | 1 | 191.8 | 208 | 2.1/12.1 | ~240 | ~5 | 6.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-B63M / ZMV-B63MH
B63Mは旧MACHⅢの62B-4、B63MHは同じく62B-6に相当するベイトモデル。旧MACHⅢに比べ全長が1インチ延びているが、リアグリップ長も適正な長さに延長された事により、腋挟みでのジグの操作やファイト性能も向上している。青物だけでなくトンジギやキハダ狙いのジギング、電動ジギングにも対応可能である。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZMV-B63M | 1.92 | 1 | 191.8 | 215 | 2.0/11.3 | ~200 | ~4 | 5.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-B63MH | 1.92 | 1 | 191.8 | 218 | 2.1/12.1 | ~240 | ~5 | 6.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-S68M
シャローエリアでスモールベイトを捕食するヒラマサを狙う為のジグキャストモデル。6.8ftのレングスにより、ソフトティップと強靭なバットを兼ね備えたテーパーが可能となり、比較的軽量なジグの繊細な操作性を保ちながらも、掛けたヒラマサを根に走り込ませない強靭なバットのパワーを兼ね備えている。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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ZMV-S68M | 2.04 | 1 | 203.8 | 210 | 2.1/12.2 | ~200(JigCast~150) | ~4 | 5.5 | 99 | 42,400 |
ZMV-S68MH
ピンポイントはバーチカルジギングで、広範囲な根周りはジグキャスト釣法でターゲットにアプローチする、平戸~上五島海域の遊漁船で行われるヒラマサジギングに特化したロッド。ジグの操作性、投入から着底までのライン操作、ファイトからランディングまでのコントロール性でも優位な6.8ftのレングスのパワーモデル。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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ZMV-S68MH | 2.04 | 1 | 203.8 | 220 | 2.15/12.6 | ~240(JigCast~170) | ~5 | 6.5 | 99 | 42,400 |
なにはともあれ、マッハⅢの後継として、さらにブラッシュアップしたロッドが出るということで、年内の登場を願うばかり!
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