【独創的で画期的】今話題のブッ飛ぶジョイントミノー！「ミラージュJT 128S」
少し前に、ジワジワと話題を呼んでいるルアー「ミラージュJT 128S」と、そのミラージュJT128Sを作ったトレフルクリエーションについて、簡単にご紹介させてもらった。
ミラージュJT128S
今回はミラージュJT128Sについて、さらに詳しくご紹介したい。
ミラージュJT128Sは、主にシーバスなどをターゲットにしたジョイントミノー。
しかし、タダ者ではない。これまでにない独自のギミック「振子式固定システム」を搭載することで、ジョイントルアーの欠点である飛距離、これを損なわないのが最大の特長だ。
ジョイント部に設けられた振子式の可動部制御装置。これがキャスト時には上方向に移動しジョイント部の可動をロックし制限。つまり、前後のバタつきがなくなるため空気抵抗も少なく、飛距離が出る。
△ジョイント部をロックしている状態。飛行中はこの状態となる
その飛距離は128mm、27gのサンプルでテストしている段階で45ｍの平均飛距離を叩き出したそうだ。
とはいえ、ジョイントミノーの魅力とは、ボディ前後が違うアクションをすることで生まれるアクション。そこで、着水後はロックが外れて着水からレスポンスよく動き出す。
△着水すればすぐさま振子は下に向き、ロック解除。動き出しのスムーズさも魅力
実はサラッと言いがちですが、この着水と同時にロックが解除されるというのは大きなポイント。ロックするだけなら簡単だが、着水や否やロックが外れ、動き出しのよさにつながるのだ。
△また、内蔵される移動式の6.5mmのタングステン球が、キャスト時にボディを一直線にすることで、ロックもより確実になるギミックも
つまり「振子式固定システム」は、ジョイントルアーの弱点であった飛距離をしっかり確保しながら、そのアクションを妨げない。これが独創的かつ画期的なのだ。
誘いの「キャットウォーク」
ついつい飛ぶジョイントミノーということで、飛距離に目がいくが、釣れるアクションがあるからこそ飛距離が生きてくる。
釣れるアクションがあるからこそ「もっと飛んだらなぁ」と望むわけで、そもそそも釣れないアクションであれば飛んでほしいとも思わないわけで。
ミラージュJT128Sのアクションは、水押しの強いややタイトめなS字アクション。これをトレフルクリエーションでは「キャットウォーク」と呼ぶが、濁りの中でもターゲットを誘うもの。
そして胸ビレ部分。これがファストリトリーブ時での回転を抑制。水平尾翼の役割を果たし、流れの強弱ともに安定した釣れる泳ぎを確保。
同様に、TPE製（エラストマー）の尻ビレにもコダワリが。その硬さを何度もテストを繰り返し、あらゆる流れの中でも安定した泳ぎを発揮するよう、水を受け過ぎず、かといって逃がし過ぎない絶妙な設定に。
トレフルクリエーションのテスター陣は、非常に流れの強い中でも数多くテストを繰り返したそうだ。本来ならポテンシャルを発揮しにくい状況でも、ミラージュJT128Sは泳ぎ切る。
つまり、釣れる泳ぎを安定して出せる。
だからこそ、そんな素敵なアクションならもっと飛距離が欲しい…ということで画期的な「振子式固定システム」に辿り着いたともいえる。
1オンスのジョイントミノーが飛ぶ喜び
それから、これは個人的に嬉しい話になってしまうが、28ｇというウエイト設定。
1オンスを超えてくると、それなりに対応したロッドも用意したくなるが、1オンスクラスであれば手持ちに投げられるロッドがある方も多くいのでは？
シンペンのように使うだけで釣れる
釣れるギミックを多数搭載しているミラージュJT128S。 その使い方は意外にも難しくない。まずはお手持ちのタックルで、シンキングペンシルの様に、ただ巻きで使用したり、ドリフトさせて明暗を攻めてみてほしい。今使っているタックルで、普段使っているシンキングペンシルの様に使えば釣れる＝ただ巻きでも簡単に釣れる。
また、非常にカラーリングがキレイで、実際に見ると心をつかまれることも付記しておきたい。
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