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今江克隆のルアーニュースクラブR「酷暑のラスボス級デカバス狙いに!『群れサイト』と『爆速シヴァーリグ』」の巻 第1158回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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高速巻きが痺れる!

次に今江的&河野(正彦プロ)的に今年、非常に注目している「爆速ルアー」がある。

それが「ジャバロンスーパーリアル155」だ。

「ジャバロンスーパーリアル(SR)155」は、15年ほど前に販売されたワームだが、当時は「155」だけ不人気で、現在は「140」サイズのSRのみ、再販が継続されいる不遇の名作だ。

実は、昨年「ジャバロン」の復活の折にいろいろ試してみたところ、この「ジャバロンSR155」のあるセッティングでの高速巻きの痺れるような(文字通り痙攣したみたいな)シヴァーアクションが超絶魅力的で、3RDカラーに仕上げた「ジャバロンSR155」を今年テストしてきたのだが、ようやく強力なリグセッティングが見つかりそうになってきた。

この「ジャバロンSR155」で、完璧な「高速シヴァーアクション」からのキル(ストップ)でウネリを伴うジャバロンならではの「ヘッドダウンフォール」への切り替えがめちゃくちゃ釣れることは、もうテストで使った時点で明らかな事実だった。

155mmもある「ジャバロンスーパーリアル155」が小さく見える早明浦産純血ラージマウスのバケットマウス。この本気食いが爆速シヴァーリグの威力を物語っている

今回の早明浦ロケでもお題が無事終了したあとのごく短時間テストでも、河野プロが50cmUPを含む3本をアッという間に釣ってしまい、その高速痙攣シヴァーアクション&キルフォールの威力には本当に驚かされてしまった。

河野がテスト中に、「ジャバロンスーパーリアル155」瞬殺で釣った早明浦湖名物、真夏のガリクソン。こんなに痩せていても猛烈な速さで喰い上げてきて丸呑みにしていた

真昼間の下流域バンクサイドでの「ジャバロンスーパーリアル155」の爆速巻きに喰い上げてきた53cm

ジグヘッドネイルリグ?

ただ、現時点ではこのアクションを出すにはロングシャンクのジグヘッド(2.5g、#4/0サイズ)と絶妙なバランスでセットしたネイルリグ(1.5g)での使用となっていた。

155mmもある、「ジャバロンスーパーリアル155」が小さく見える早明浦産純血ラージマウスのバケットマウス。この本気食いが爆速シヴァーリグの威力を物語っている

ジグヘッドネイルリグという、ちょっと変わったリギングで、「ジャバロンスーパーリアル155」は、「オリジナルジャバロン」とは全く違ったもう一つの爆速ジャバロンに生まれ変わる。キルからのフォールのアクションも究極に秀逸だ

残念ながらフックサイズが「ジャバロンSR155」にフィットする懐の大きなジグヘッドが市場に存在せず、フックゲイブが小さすぎることで、ジャンプバレが多いこと、カバーコンタクトができないことが難点で、公開を躊躇っていた。

だが、このテスト後、高学歴頭脳を持つ自分と、お馬鹿河野と2人の脳ミソをフル活用し、試行錯誤の結果、ついにこの「『ジャバロンSR155』痙攣シヴァーアクション」をジグヘッドなし、オフセットフック仕様、しかも超高速でも真っすぐ破綻せず、キル&フォールでうねるアクションを実現することができた。

河野の柔らか頭のヒントのおかげで目からウロコ、コロンブスの卵的発想のシンプルセッティングが実現できたので、近日、実釣テストとともに、ココで紹介したいと思う。

ちなみに、かつて販売された「幻の『ジャバロンスーパーリアル155』」をまだ持ってる方は、すぐに試してみてほしいと思う。

3DR化された新「ジャバロンSR155」は、この秋入荷予定だが、この新リグの破壊力は、これから秋にかけて旧「ジャバロンSR155」でも十分に最強無双になることは間違いないと思います。

ちなみにライブシューティングでも超ヤバいです…。

現在、「ジャバロンスーパーリアル155」にベストマッチするジグヘッドはシャンクは長くてもフックゲイブが小さすぎて市場に存在しない。しかし15年掛かって、「ジャバロンスーパーリアル155」オフセット爆速シヴァーリグがついに完成した。詳細は後日公開!

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