ついに発売となったハイドアップの「ノタノタ」。
“ノタノタ”と水面で極めてスローに蠢く姿に、バス釣りをされる方はみんな思ったのではないでしょうか。
釣れそうだ。と。
さる先日ハイドアップ社に訪問、代表の吉田さんにお話を伺う機会がありまして。「実は元々出したかったのはコッチなんです」と見せてくれたのが「ノタノタ」…のシンキングモデル。
ノタノタはそもそもはシンキングだった?
考案したのはオリジナルと同じく、ハイドアップのフィールドテスター「モリケン」こと森田 健太郎氏。
「とにかくゆっくり引くことができるルアー」をコンセプトにノタノタを開発していく中で、最初に構想にあったのはシンキングタイプ。テストを進める中で、この動きはトップでも間違いないだろうとトップウォーターも同時進行、先行して登場したのがトップウォーターだったんだそう。
注目すべきはそのアクション
あのノタノタのアクションを水中で…と考えれば、その釣果は想像に難くないところでしょうか。
スペック的には【37g】のフローティングに対し、シンキングは【56g(仮)】。実際に沈めてみると、現状のプロトはちょうどブレードがボトムに着いた所で止まる浮力の設定。
ボトムスレスレをゆっくり引ける仕様となっています。
ちなみに。実際フローティングモデルをシンキングにしたい!という声は届いていたそうですが…沈めるには約20gもウエイトを増やす必要があり、アクションが出ないなど物理的に厳しかったとのこと。
小さいブレードが付いているボディに設けられたヒートンは、シンキングモデルでは頭部分の両サイドを強化タイプを採用。ブレードからフックに交換することもでき、根掛かり防止やミスバイトを抑える効果にも期待。フェザーフックを付けたりしても…おもしろそうですよね。
とにかく釣れるS(シンキング)モデル
実際、森田氏が手作りしたノタノタシンキングを製品版に近いサンプルを渡してテストした結果「これヤバいですよ!」と興奮しながら話してきたのは今でも覚えていると、吉田さん。
また、吉田さんは「ブレードを支えにして浮くプラグなんて見たことないでしょ!バスもなんじゃこりゃ!?状態ですよ。」と楽しそうに話してくれた。
前述した通り、ブレードからフックに変更したりフェザーフックにしたり、板オモリを貼って調整もできる。ルアーマンならわくわくする面白いルアーになっているのは言わずもがなかと。
さぁ、真打ちの登場で盛り上がることは必至!今後、釣行レポートなどもドンドン公開されていくかも?!期待大!